早漏(そうろう)とは、性交 の際にパートナーの女性 が性的に満足しないうちに男性射精 してしまうことである。
英語でPE(Premature Ejaculation)という。 対義語は遅漏 である。

元々は、パートナーとなる女性の満足の有無や性器の刺激時間の長短にかかわらず、男性がオーガズム に達する前に射精してしまうこと、すなわちオーガズムと射精の順番が入れ替わることを示す言葉だったが、現在その意味で使われることはほとんどない。(この意味での使用例は、筒井康隆 の小説「郵性省」に見られる。)

三こすり半(みこすりはん)という早漏を表す俗語があり、これは三回半こすっただけで射精してしまうという意味であるが、実際は三回半とは限らず早漏を例えたものである。好意的な意味では使われない。


原因

  • 包茎 による刺激への過敏、慢性尿道炎、前立腺 の慢性的な炎症など器質的なもの
  • 精神的なもの又は性行為 に不慣れなとき興奮して早く射精してしまう。

対処法

  • 早漏を気にして無理に我慢すると射精 が正常に行われなくなる可能性があるので注意しなければならない。オナニー の際、射精を我慢して早漏を治そうとすると、膀胱に精子が逆流してしまうことがあり、これが癖になるとオーガズムに達しても精液 が出なくなる危険性が高い。
  • あらかじめオナニーで射精しておく手は、いざ性交 となったときに勃起 しない一時的なインポテンツ に見舞われることがあるので、あまりお勧めできない。また、すでに射精しているため、実際の性行時に射精できない、あるいは射精量が少ないことがあるため、お勧めできない手法である。
  • 多くの場合、精神的要素に影響される為、自分の気持ちをコントロールすることで改善が見込まれる。
  • オナニーの際、「快感を感じ始めたらオナニーを中断して勃起 を収め、勃起が収まったらオナニーを再開する」、このサイクルを繰り返して射精までの時間を延ばす、トレーニング法(スタート&ストップ法)がある。
  • また、同様に、オナニーして、射精しそうになったところで、オナニーを中断し、ペニスを冷水につけて、強制的に勃起を収める方法も有効である。
  • SSRI (抗うつ薬)は射精を遅らせることが示されている。SSRI(フロキセチンセルトラリン など)は現在早漏に対する最も有効な治療薬とされている。しかしこれらの薬剤は神経精神的な副作用から使用は制限される。早漏に対する特異的なSSRI(ダポキセチン など)が最近効果があることがわかってきており、大規模臨床試験も行われている。しかし世界中のどの国でも正式には認可されていない。他に射精を遅らせる効果のある薬剤としてはオピオイドコカインダイフェンハイドラミン がある。
  • 西洋弟切草 から抽出されたハイパーフォリン の効果は、膣内射精潜伏期間と性的満足度を用いた射精反射時間で検討されている(Cannon-Smith, Kaufman, 2007)。この試験で、性交時間の延長を望みかつ勃起不全 のない16人の男性被験者に性交の直前にハイパーフォリンを服用させたところ平均射精時間が246±29秒から331±34秒に延長した(P<0.002)。この効果は早漏で悩んでいる人もそうでない人も同様であった。西洋弟切草の効果はダポキセチンのそれと似通っている。

その他

  • 基本的には精神的なものなので、性経験を積むことにより自然に解消される。

汁粉しるこ)は、主に小豆砂糖 で甘く煮て、この中に白玉 団子 の甘露煮などを入れた食べ物。おしることも呼ばれる。

種類

汁粉は餡(あん)の違いによって区別される場合が多い。基本的なものはこの3種類である。

  • 御前汁粉 – 漉(こ)し餡を用いている。
  • 田舎汁粉 – つぶし餡を用いている。
  • 小倉汁粉 – 粒餡を用いている。

関西 などで用いられるぜんざい (善哉)の語は田舎汁粉あるいは小倉汁粉の事を指し、汁粉という言葉は漉し餡を用いた御前汁粉についてのみ用いられる。

汁粉にはバリエーションも多く、こうした基本的なものの他に以下のような物がある。

地方料理の一環として、小豆以外に白餡、栗、かぼちゃ、百合根、枝豆(ずんだ )を用いて作る場合もある(山梨県には「小豆ぼうとう」と呼ばれる餅の代わりにほうとう を入れたものもある)

歴史

日本古来からある食べ物らしく、砂糖の無い時代、小豆本来の持つ甘みを楽しむために考案された料理の一つと言われている。江戸時代寛永 12年(1635年 )の『料理物語』の後段(宴会の後に出される間食で、うどんそうめん饅頭 などが含まれる)の欄に、「すすりだんご」と称される物が載っている。これはもち米6に対しうるち米4で作った団子を小豆の粉の汁で煮込み、塩味を付けたものであり、その上から白砂糖をかけた一種の汁物である。当初は甘い物ではなく、塩味で調理されており、酒の肴として用いられる事もあった。餡餅おはぎ などとの関連性もあるものと見られる。

なお、「すすりだんご」と称するものは現在でも大分等に残っており、トウモロコシ粉団子の汁粉を指したり、団子を野菜と煮たすいとん のような料理を指す事もある。

現在は甘みを増して喫茶店甘味屋 ・茶店などで供されており、大阪の「夫婦善哉」(白玉団子の御前汁粉が2つの小さな御椀に入れられて供される)、先代のずんだ汁粉など地域色の出た汁粉が出されている。

特に甘味屋や茶店においては、口直しや甘味を際立たせるものとして、塩昆布漬物 など塩味の濃い食品を添えて出す事が多い。また、長崎の卓袱料理 においては「梅椀」という名で御前汁粉がデザートとして出される。梅椀という名前は梅の花の塩漬けを汁粉に浮かべて出したからともいわれる。砂糖が貴重品だった時代の名残ともいわれるが、古い時代の卓袱料理の献立では汁粉以外の菓子類等が出されており、確証は無い。

その他

また、冬場になると、従来からの懐中汁粉のようなものでカップラーメン のようにカップにお湯を注いで作る「即席汁粉」や、缶入りでジュース のようにそのまま飲むことができる「汁粉ドリンク」などが店頭に見られるようになる。

鏡開き においては、一般家庭でも鏡餅を用いて汁粉や善哉を作る。正月 の代表的な食べ物の一つ。島根県鳥取県 においては雑煮 として正月に汁粉を食べる風習がある。また香川県 など四国の一部では雑煮に餡入りの餅が使用される。

沖縄では「ぜんざい」の語は汁粉の一種でなく、主に砂糖で煮た金時豆 の上に氷を盛ったかき氷 を指す。

汁粉に類似した食品は中国ベトナム にもあり、栗やハス の実、タピオカ 団子を中に入れたり、黒ゴマ やココナッツミルクの餡を用いたデザートがあるが、日本の汁粉との関連性はよく分かっていない。



おしるこ

ぜんざい(善哉)は、主に小豆を砂糖で甘く煮て、この中に餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた食べ物。通常は小豆の粒が存在するものについてのみ用いられる用語で、漉し餡の汁粉 はぜんざいとは呼ばれない。また東日本では粒餡を使用したぜんざいのことも汁粉と呼ぶ地方がある。


語源

ぜんざいの語源は主に2説ある。

1つは仏教 用語である「善哉(ぜんざい、よきかなとも読む)」にちなんだもの。一休宗純 が最初に食べたとされ、あまりの美味しさに「善哉」と叫んだとする説。「善哉」とは仏が弟子を褒める時に使う言葉である。

もう1つは出雲 地方の「神在(じんざい)もち」に起因すると言う説。出雲 地方では10月に全国から神様が集まるとされることから、この月を「神在月 (かみありづき)」と呼び、出雲大社 では「神在祭」と呼ばれる行事が執り行われる。このときに振る舞われたのが「神在もち」であるが、これが訛って伝わり「ぜんざい」となったとする説である。

このことは祇園物語 にも「出雲国に神在もちひと申事あり」と記されており、また「赤豆をにて-餠(もち)を入まいらせ」と、現在のぜんざいと同種の料理であったことを示す記述がある。

ちなみに出雲弁 で「じんざい」は「ずんざい」(出雲地方は、ずーずー弁 。また“ず”の音ははっきりと発音しない)のような発音になるが、これを他の地方の者が「ぜんざい」と誤って聞き、そのまま京都に伝わったのではないかとされている。

沖縄のぜんざい

沖縄県 の名物氷菓にも「ぜんざい」と呼ばれるものがあるが、日本本土のぜんざいとは異なるものである。元来は緑豆 を甘く煮て冷やしたもので「あまがし」と呼ばれたが、戦後、金時豆 (またはアズキ )などをシロップ黒糖 で煮たものの上にかき氷 を載せたものが一般的になった。最近では白玉 などが入ることも多い。かき氷をかけないものはホットぜんざいと呼ばれるが、あまり見かけない。

関東のぜんざい

関西で言うところのぜんざいを汁粉と呼ぶ関東地方 では、白玉 に汁気のない粒餡 をかけたものを「ぜんざい」と称することがある。関西地方ではこれを「亀山」や「小倉」と呼ぶ。