マカロン(仏:macaron、独:Makrone 英:macarron )は洋菓子 の一種。マクローネ、マカルーン 、マコロンとも呼ばれる。

カトリーヌ・ド・メディシスアンリ2世 のもとへ嫁入る際にイタリア から持っていった菓子。 粉砂糖アーモンドココナッツ胡桃 などの粉末をメレンゲ で軽く膨らませオーブン で焼いて作られる焼き菓子で、クリーム をはさんだものもある。クッキー 等と違い、小麦粉は使用しない。

フランスでは各地でアレンジされ、ココナッツ の入ったマカロン・ココ、ロレーヌ 地方のマカロン・ド・ナンシー、パリ で作られたマカロン・パリジャン、クッキー風に作られたマカロン・ダミアンなどがある。

日本では色々な素材を生地に混ぜた色とりどりのマカロンが売られており、炭(食用炭)を使用したものもある。


パリの店先でのマカロン

パリの店先でのマカロン

フランスパンとは、小麦粉イースト のみで作られるフランス パリ 発祥のパン の総称。バゲットバタールがよく知られている。フランスの植民地だったベトナムカンボジア でも普及している。

本国フランスではパン・トラディシオネル(pain traditionelle)、または単にパン(pain)と言う。卵、乳製品油類 などの副材料を使わないことが特徴で、それゆえ作り手の技術が味を左右するため、パン職人になる上での難関であると言われる。

日本では京都に進々堂 の続木斉が日本 人最初のパン留学生として2年余パリでパンの理論・実技を学び、帰国後の1924年日本で初めてのフランスパンを製造・販売。

日本では、1954年 に元フランス国立製粉学校教授レモン・カルベルによる実演が行われ、1965年 にパン職人フィリップ・ビゴビゴの店 による作り方の実演が行われて以降に普及した。


フランスパン

種類

同じくパン・トラディシオネルを使ったパンでも形や大きさにより名前が違う。

  • ドゥ・リーブル(deux livres 2ポンド )850g 54cm~55cm
  • バタール(batard 中間の)350g 40cm
  • バゲット(baguette 杖、棒)350g 68cm
  • パリジャン(Parisien パリ っ子)650g 68cm
  • フルート(flute 楽器のフルート )450g 60cm
  • フィセル(ficelle 紐)150g 40cm
  • エピ(穂)
  • シャンピニョン(champignon マッシュルーム
  • フォンデュ(双子
  • クーペ(coupé 切られた)約20cmの紡錘形。焼成前にナイフで一本の長い切れ目(クープ)を入れる。
  • ブール(boule 丸,ボール)

製造例

小麦粉(フランスパン用粉): 100%、ドライイースト: 0.4%、食塩: 2%、モルト エキス : 0.3%、水: 68%

⇒ミキシング(スパイラルミキサー L4"-M3" 捏ね上げ温度24℃) ⇒ 一次発酵(120分) ⇒ パンチ(ガス抜き) ⇒ 二次発酵(60分) ⇒ 分割 ⇒ ベンチタイム ⇒ 成型 ⇒ ホイロ発酵 ⇒ 蒸気焼成(220度25分)

※発酵・ホイロは温度28℃・湿度75%

日本での発展

ベーグル英語 Bagel, イディッシュ語 beygl, beygel )は、発酵 させた小麦粉 の生地を輪の形にし、茹でた後に焼いて作られる食べ物 である。このような製造法により、柔らかくて詰まった内部と、焼き上げられてカリッとした外部という歯触りになる。乾燥を防げば品質は数日間保たれる。また、水分量が少ないので、冷凍保存なら家庭用の冷蔵庫でも1ヶ月程度は充分に保存できる。

素のベーグルに様々な味付けをしたバリエーションが存在する。ゴマニンニク芥子 の実、タマネギライ麦 や、それらの混合などである。また、生地にシナモンレーズンブルーベリークランベリープンパーニッケル鶏卵 、サワードー(生きた酵母 を含んだ、酸味のある生地)などを加えたバリエーションも存在する。


ベーグル

起源と語源

ベーグルは中央ヨーロッパ 、おそらくはポーランド で発祥した。1610年クラクフ の文書に、出産後の女性に"beygl"が贈られたと記されている。これはしばしばベーグルに関する既知の初文献として参照されるが、この"beygl"が何であったのかについてははっきりとしていない。"beygl"は現在のベーグルのようなものであったのかもしれないし、「あぶみ 」を意味する"beugal"に関連した何かのことであったかもしれないし、それ以外のものであったかもしれない。

よく言われる起源説では、ベーグルの起源は1683年ウィーンユダヤ 人パン屋によるものとされ(パン屋の名は明らかになっていない)、このパン屋がベーグルをポーランド王ヤン3世 (Jan Sobieski ) に、対トルコ 戦争の勝利を祝って献上したと言われている。その際、騎兵隊 の突撃を記念するためにあぶみの形に作られたという。

ベーグルがあぶみを意味する "baugal" から名付けられたという説は、その単語の類似性からも、元々のベーグルは完全な円形ではなく、若干あぶみに似た形をしていたという事実からも、もっともらしいように思われる。

さらには、ベーグルという名は「円形のパン 」を意味するイディッシュ語 の "bugel" またはドイツ語 の "bügel" から来ているという説もある。

日本語でベーグルが定着する以前はユダヤパンという訳語も見られた。

再構主義的解析

いずれにしてもこの言葉は中高ドイツ語 ベーゲル *böugel (小さな輪) < boug (現代方言形(?) Baug; 、留め金) に由来し、英語 beeビー (海軍用語、舳先の輪)」とは遠い姉妹語 の関係にある。

現代のオーストリア 方言 ボイグル Beugel, Beug'l=Bäugel...クロワッサン (Hörnchen ) を意味し、形は半分欠けてしまっているようだが、 彎曲のある食べ物としての意味は残している。(イディッシュ語 は南部ドイツ ・オーストリアのドイツ語と似ていることがある。)

また現代共通ドイツ語ビューゲル Bügel あぶみ (Steigbügel ) を指すが、留め金・取っ手をも意味し、いずれにしても遠く語根的には biegen (曲げる)や前述の *böugel と関係のある言葉である。

したがってベーグルとは「あぶみ型のパン」あるいは「輪っかのパン」という意味である。

アメリカ大陸

ベーグルは1880年代 に移民によってニューヨーク にもたらされ、広まっていった。1920年代 までは、大規模な東欧系ユダヤ人社会のある都市を除いて、ベーグルはアメリカ合衆国 内では珍しいものであったが、20世紀 最後の20年くらいの間に、ベーグルは広く北アメリカ で一般的なものになった。

北アメリカにおけるベーグルは、モントリオール のものとニューヨーク のものが目立って特徴的である。モントリオールのベーグルは、生地に麦芽 と卵を使い、塩を使わず、入れる前に蜂蜜を入れた湯で茹であげ、薪を使って窯で焼き上げる。黒いケシの実をふりかけた Noir (「黒」)と白ごまをふりかけたblanc (「白」)の二つのバリエーションが主流であったが、近年味のバリエーションが増える傾向にある。ニューヨークのベーグルは、麦芽と塩を使い、様々な味のバリエーションがあり、生地を茹でたあとに普通のオーブンを使って焼く。モントリオールのベーグルがもっちりとして全体に詰まった食感になるのに対し、ニューヨークのベーグルは膨れて表面が堅くなる。モントリオールのベーグルはニューヨークのベーグルに比べて若干甘く、小さめである。今日クラクフやパリ で見られるベーグルは、ニューヨークのものよりもモントリオールのものに近い。→モントリオール式ベーグル

ロシア、中央アジア

ロシア では、ブブリク бублик , bublik が非常に一般的なため、それがユダヤ人のパンであったという起源はあまり知られていない。小さなブブリクはブブリチェク бубличек である。また「ブブリク」は指輪タイヤ 、タイヤチューブ 、クリスマスリングハンドル など環状のもの全ての代名詞として使われる。

ちなみに、ロシア語 бугель は海軍用語としておそらく低地ドイツ語 から入ったものであろうが、英語「ビー 」とまったく同じ意味である。

新彊東トルキスタン )や中国ウイグル 人は、ベーグル様の食べ物を "nang" または "nan" (cf.「ナン 」)と呼んで食べる。これがウイグルで独自に発達したものなのか、ベーグルと同じく中央ヨーロッパに起源を持つ物なのかは明らかになっていない。

動向

元々ユダヤ人社会では、ベーグルにはバター だけを塗って食べるのが普通であった。クリームチーズロックストマトタマネギ などをスライスしたベーグルにはさんで食べる食べ方(「ベーグル・アンド・ロックス」)はアメリカ合衆国に移民して経済的に余裕ができたユダヤ人の間で生まれた食べ方である。

20世紀 の終わり頃には、ベーグルを異なった生地で作る、生地に伝統的でない食物や調味料を加える、といった様々なバリエーションが現れた。様々なベーグルサンドイッチ も、同じ時期に普及した。

他の変わったベーグル料理には、ベーグルピザ がある。また、ベーグルをスライスしてかりっと焼き上げたベーグルチップスも市販されている。

日本 では、東京に有ったフォックスベーグルが関東を中心として、日本で作られたベーグルを販売していた。1990年代 の終わりから2000年代 のはじめにかけて、ニューヨークで製造したニューヨークベーグルがベーグルK によって輸入し紹介された。焼く前に茹でる事で独特の食感と表面の質感がある。その後、日本国内で製造されるものが普及した。20代から30代の女性を中心に健康食として注目を浴びるようになった。