アイソスピン(13) | ユーカリのブログ

ユーカリのブログ

ブログの説明を入力します。

まず、前回の図で電子が原子と衝突し、面積dsを1秒間に通過する電子の数が重要である。

かつ、衝突によってE-εのエネルギーを持つものの数をdN_{ε}とすると

と表すことが出来る。

rの自乗に比例するわけは、距離が遠いほど広がっていく面積は大きくなり、この面積は通過する密度に反比例するからである。

全体の面積からその一部分を考えた面積がdsである。

見ればわかるように、上の式は立体角で表せる。

左辺は、エネルギー損失ε、立体角dΩへ粒子が散乱される確率である。

そして、Nは1秒間に単位面積を通る粒子数である。

ここでqを原子Aの微分有効断面積という。

 

 

   (つづく)