最後に、猪木 川合 量子力学 と比較してみよう。
私が持っている本では、これか、サクライが一番新しい方である。
サクライは初等的とみなしているのか、ほとんど載ってない。
演習書に一言出てくる程度である。
ブロヒンツェフはなんとも言えんが、猪木は図書館にあるだろう。
ブロヒンツェフは未知数をA,B,α,β,a,bとし、A=1 b=0とした。
kは固定して、Uがある場合に屈折率nを使っている。
これは、古典物理においての光学の波動方程式と同じ形にしているわけである。
猪木 川合 は未知数をA,B,C,D,Fとして、左から右へ入射する場合を考え、逆からの透過Gは最初から書いてない。
これはブロヒンツェフも結局同じなんだが。
k-1をポテンシャルがない領域、k_2をポテンシャルのある矩形の領域で使っていて、nは使ってない。
そして、A,Bの方程式にFを残して比を取ったり、約分させたりして反射率、透過率を求めている。
結局はAに対する比(の自乗)であるから、A=1の場合の値になる。
sinがsinhになるのは、sinの引数が純虚数だからである。
これもブロ匕ンツェフと同じである。
そして、結果も見事に同じである。
(おわり)