図書館から「フリースタイル着物コーデBOOK」をかりて読んだので、その感想を書きたいと思います📕✨

この本は着物クリエイターのみさまるさんが、ファッションとしての着物の可能性の幅を広げるため、ルールやしきたりにとらわれない着こなしを紹介しています。
例えば…、

白いシャツとデニムのワンピースに、縞模様の羽織をあわせたカジュアルなコーデが紹介されています。
このようにな羽織を重ねるコーデなら、着付けの技術がなくても着られるので、着物の世界へはじめの一歩を踏み出すのにピッタリなコーデだなと感じました。
足元のアイテムもスニーカーで中に着ているのも白シャツですし、このタイプのコーデなら羽織さえ用意すれば、家にあるアイテムで再現できる気がしちゃいます。
さらにこの本ではスカートを袴のようにあわせるコーデも紹介されています。

大正時代のお嬢様のような雰囲気でとても可愛いですね。
シャツの襟元のリボンによってガーリーさもプラスされています。
さっきの羽織るだけのコーデよりはちょっとだけ難易度が上がりましたが、スカートをあわせるコーデは帯を結ぶ必要がないので、このスカートコーデも比較的チャレンジしやすのではないでしょうか。
次は着物×パンツコーデです。

こちらのモダンな雰囲気の模様が素敵な着物は、八掛と呼ばれる裏地にも仕立てた人のこだわりが詰まっています。
衽(おくみ)を折り返して着付けてあるので、裏地の書かれた和歌がしっかりと見えていてとてもお洒落ですね。
八掛とは袷(あわせ)着物の袖口や裾の裏につける布地のことです。
前身頃、後身頃の裾に4枚、衽(おくみ)に2枚、襟先に2枚、合計8枚を掛けるため八掛といわれています。
ようするに着物の裾をめくった時に見える部分のことです。
パンツをあわせるコーデは動きやすいので、旅行にも街歩きにもピッタリだと思います。
お次は着物×パンクコーデになります。


パンクファッションは自分でも昔着ていたくらい大好きなので画像も3枚載せてみました。
このパンクコーデでは黒紋付をはじめとした黒い着物が使われています。
黒着物の持つ重厚感はシルバーアクセやレザー小物とも相性が良いそうです。
着物自体が強いインパクトを持つので、アクセサリーを重ねづけしても決して着物が負けることはありません。
3枚目のウエスト周りが出た着物を見ていただければわかると思うのですが、シルバーアクセをジャラジャラつけていますが、しっかりと調和しているので、黒紋付とシルバーアクセはお互いを引き立てあう存在になっています。
「お洒落は引き算が大事」という言葉をよく聞きますが、着物×パンクコーデはその逆をいく足し算を楽しめるコーデだなと思いました。
続きまして着物×ゴシックコーデを紹介させていただきます。
私はゴシックコーデも大好きなので、ドドンと4枚も載せちゃいました。
このゴシックミックスコーデでも黒の着物が多く使われていますね。
黒着物のもつ荘厳なイメージはゴシックファッションにピッタリです。
2枚目の画像のコーデでは2着分の黒紋付が使用されています。
1着分をリメイクして腰回りのスカートを作ったそうです。
自分で縫ってリメイクできちゃうのは本当にすごすぎます

露出も多いですし、立ち襟のフリルのブラウスにジャボタイ、さらにパニエにコルセットというアイテムを使っているので、ゴスロリ風なコーデに仕上がっています。
着物×ゴシックコーデは個性的だけど洗練された雰囲気をつくれるので、ゴージャスにドレスアップしたい時にオススメのコーデです。
そしてこの本のコーデでは、ユニクロ、GU、WEGO、ハニーズなどファストファッションのアイテムも数多く使われているので、羽織るだけコーデとスカートコーデとパンツコーデは、羽織りや着物を1着買っちゃえば挑戦しやすいかなと思いました。
ちなみに着物×パンツコーデでは
こんなカジュアルなコーデも載っていました。
パーカーにスニーカーにリュックとかなりカジュアルなアイテムが使われています。
普段からパンクやゴスロリファッションを着ていない方でも、カジュアルミックスしたコーデなら今あるアイテムでコーデをつくれちゃうんじゃないかなと思ったので、パンツコーデも挑戦しやすいと感じました。
新しくあわせる服を買うとしてもファストファッションのお店で揃えられれば、金銭的にもハードルが下がるかなと思います。
今回この「フリースタイル着物コーデBOOK」を読ませていただいて、着物ってロリータ服みたく可能性に満ちあふれたファッションジャンルだなと思いました。
1990年代以降に流行りはじめたロリータファッションも、今ではロリータファッションのカテゴリの中でさらに色んなジャンルが生まれています。
ヨーロッパの伝統ある貴族やお嬢様のような上品なスタイルのクラロリ、ゴシック要素と融合した神秘的でダークな雰囲気をもつゴスロリなど。
ポップな配色や盛り髪にたくさんのアクセサリーをつけたデコロリや、パンクファッションの意匠を取り入れたロリータパンクもあります。
私は着物にもロリータファッションのように様々なミックススタイルを生み出し、そしてそれが1つのファッションジャンルとして定着する可能性は十分にあるんじゃないかと思っています。
現にシャツやスカートなど普段使いの洋服に着物をあわせる和洋折衷コーデは、ネットやSNSで検索すると数多くの方の和洋折衷コーデが出てきます。
他には和装をロリータ風にアレンジした和ロリもありますが、それはもはやクラロリやゴスロリのように1つのファッションジャンルとして定着しています。
だから私はこの本に載っている着物×ゴシックコーデや着物×パンクコーデなどが、いつか和ロリのように名前がつくくらい、多くの人が着るようになったらいいなと思っております。
私は普段はガーリーな感じのお洋服、つまり洋装を好んで着るのですが、実は着物もファッションとしては大好きで憧れています。
着物は日本の伝統的な民族衣装でもあるので、その文化を大切にしていきたいという気持ちもあります。
いずれは自分も和洋折衷コーデに挑戦したいなと思っているのですが、なかなか身近に羽織や着物を買えるお店がなくて、まだチャレンジ出来ずにいます。
でも「フリースタイル着物コーデBOOK」を読んで、あらためて着物の素晴らしさを実感し和洋折衷コーデの魅力を再認識したので、いつか必ず和洋折衷コーデを自分でもやろうと心に決めました。
そのためには病状をもっと回復させて、公共交通機関を乗り継いで1人で街中に行けるくらい体調が良くならないといけないので、引き続き闘病を頑張ります。
本の感想は以上になりますが、最後に次回の記事の予告的なものを書きたと思います。
今月から家の庭に野良猫が現れるようになりました。
私が住む地域はここ数年間1匹も野良猫がいなかったのに、この茶トラちゃんはいったいどこから来たのでしょうか?
💦

こんなガリガリのおチビちゃんが我が家にやってきてしまったら、無類の猫好き(もちろん犬も大好き)の私は放っておけません

1度は避妊去勢をしたのちに地域猫にすることも考えたのですが、現在はたまちゃんが一生を外で過ごさなくてすむよう奔走しております。
たまちゃんは警戒心が強く人馴れもあまりしていないので、捕獲が成功するまではベッタベタに甘やかして油断させるつもりです

次の更新ではたまちゃんのことをもっと詳しく書いて、できればたまちゃんの身の安全が確保されたことを報告できたらいいなと思っています。
もしこの記事を読んでくださった方の中に猫好きの方がいましたら、たまちゃんが幸せになるよう願ってくださると嬉しいです


