開成中学の算数入試問題(2022年)を解いてみたwww | 2025年に中学受験する娘と受験に失敗し続けた弁護士パパの奮闘記

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2023年の中学受験を完了した息子と、2025年(24年2月現在新小学6年生)の中学受験を目指す娘とパパの奮闘記。

 

  開成中学の算数の入試問題(2022年)

ひょんなことをきっかけに、解いてみました笑

結果はいろいろな意味で惨敗なのですが、思うところがあったので、振り返ってみようと思います。

 

とこれで、私が中学受験をしたのは、かれこれもう30年程前になります。私は無謀にも某御三家を受験し、あえなく撃沈(本番の入試を終えた後の手応えといえば、それはそれはスカスカで、正解できたという感触がほとんど得られなかったことは記憶しています。それでも、不合格がわかったときは泣いてしまいましたが。。。笑)

 

そしてこの30年間、当然のことながら、中学受験の復習などしたことはありません。。。あんなつらいこと、振り返るわけがないですよね笑

そういう意味で、私の中学受験の算数用のスペックは、かの30年前で止まっているといっていいでしょう。もちろん中学・高校では、必修科目としての数学を履修はしましたが、数学は苦手科目の筆頭でしたし、計算能力などは、年を経る毎に劣化していますので、まあ、スペックの上澄みがあるとしても、ほとんど無視できる程度だと思います(実際、上の子(新小学6年生)と、算数の問題を解く競争をしても、ほとんど太刀打ちできなくなりました。「そんなの基礎トレレベルだよ」と馬鹿にされ、SAPIXの基礎トレってどんだけレベル高いんだよ、と突っ込んだことさえあります笑)。

 

いやー、今時の小学生の優秀層は、こんな問題を解かされるのですね。そして、開成中学のWebサイトに掲載されている算数の合格者平均点を見ると、なんと60.7点(得点率約71.4%!!)。。配点がわからないのですが、60分という限られた時間で、当然のように7割を得点する人たちが、合格者の平均像ということですね。さすが、開成中学というところです。

 

以下、実際2問題を解いてみた雑感です。

 

  大問①

最初の問題は比較的単純な計算問題です。分数やら小数の割り算が絡みますが、SAPIXの基礎トレを毎日やっている層にとっては楽勝でしょう。

次は、大きな数の足し算を9で割ったときの余りを求める問題ですが、まあ、これも、実際に足し算をして9で割って余りを出した生徒はいないんでしょうね。さすがの私もこれは正解できました。

問題は(3)以降です。(3)は、4人の人がサイコロを振って、4つの出た目をかけ算したときに、4の倍数になる出方は何通りあるかという問題でした。これは、「4の倍数にならない場合は何通りあるか」を算出した上で、ヒントとして記載されている「目の出方は全部で1296通り」から、引き算をするという問題だったんですね。当然私は、そのことに気付かず、全く見当違いな答えを出して、不正解でした。

(4)は、全くわかりませんでした笑

 

 

  大問②

 

相似の知識などを使って、三角柱及びその一部の立体の体積・表面積の比を求める問題です。

私は、考え方自体はわかっていた(と思う)のですが、途中の計算でことごとくミスをして正解にたどり着くことはできませんでした。

 

 

  大問③

 

大問③にさしかかる時点で、もう60分のほとんどは経過してしまっていました。本番のテストなら、もう完全にアウトですね。。。

とはいえ、せっかく解きはじめたので、制限時間を無視して引き続きチャレンジしてやろうと、気持ちを入れ替えます。

大問③は、縦2マス・横7マスの目を、「上下左右隣り合わない」というルールで塗りつぶして、何パターンの塗りつぶし方があるか、という問題でした。

順序立てて誘導に乗っていけば比較的簡単だったと思います。この問題は概ね正解できました(ただ、この問題が終わった時点で、概ね90分が経過していました)。

 

  大問④

大問④は、時計の旅人算(?)だと思って解きました。

長針と短針の動きを、それぞれダイアグラムにしてみると、「どの時点のこと」を聞いているのかはわかりましたが、やはり答えに至るまでにことごとく計算を間違えてしまい、正解には至りませんでした。

 

  総合的な感想

開成の算数の問題が難しいのだとすると、その難しさは、「天才的なひらめき」を要求するような難しさではなく、「短時間で数多くの計算や場合分けの処理を正確に遂行すること」の難しさにあると思いました。

 

あくまで個人的なイメージですが、同じ御三家でも、麻布や武蔵の問題は「ひらめき(例えば、図形の問題などで、いい塩梅の補助線を引かなければならないというような)」の難しさがあるような気がしていますが、開成のそれは、「処理能力の高さ」を要求しているように思いました。。。

 

といった感想をもったところで、突然私の中でストンと落ちたことがありました。それは、SAPIXの教材の内容です。

もちろん、「頭脳トレーニング」やら「入試問題に挑戦」やら、「ひらめき」サイドの能力を鍛えようという意図を感じる問題もちりばめられていますが、SAPIXの算数の教材は、主に、パターン演習を繰り返して、パターンを適用・応用するだけの処理能力を高めることに、重きを置いているように感じていました。そうか、「SAPIXの算数の教材は、開成の入試問題対策に最適化されていたのね」と、妙に納得しました。。。

息子(新6年生)が2年間通った塾の真実にようやく気付いた気になって、少し息子には優しくしてやろうと思ったパパでした(いまさらかいっ!!)笑

 

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