自己肯定感と自己有用感 | 徒然なるままに…

徒然なるままに…

未診断とはいえ、絶対ADDの私。
夫もアスペルガーだろうから、
息子は発達障害のサラブレッド!
そんな私の日々の小さな喜びや躓きを
思いつくままに書いてみています。


以前、息子が学級委員選挙の話をしてくれた。
「宿題をきちんとして、
 みんなのお手本になれて、
 みんなの相談を聞いてあげられる人」
「みんなのリーダーになる人だから、
 明るい人がいい」そうだ。

最初、自己肯定感の高くない息子は
立候補しなかった。
「ボクは宿題はやっているけれど、
 それ以外はちょっとなあ。」と…。
私もそれが息子らしいと思った。

超マイペースな自由人で、
のんびりおっとり、強調性あまりなし。
人のお世話どころか、
お世話してもらうタイプの息子。

私は「自分らしく、似合わない役割を
望まない息子」にほっとする反面、
教育相談で「息子の自己肯定感が低い」と
言われたことを思い出し、
少し胸が痛んだ。

でも、学級委員が
「みんなを纏めて引っ張っていける人」
が条件だとしたら、彼には難しい。
人には向き不向きがあって、
目立つキラキラしたポジションだけが
いい訳ではない。
人に迷惑をかけなければ、
息子は息子らしくいてくれればいい。
私はそう思った。

そして、学級委員に選ばれたお子さんは
当然のごとく、賢く、要領の良さそうな、
ルックスのいい子だった。

でも、その選挙は息子の気持ちに変化を
もたらしたようだった。
それに立候補した子の中には、
すごい自由人も、驚くくらい腕白な子も
いたらしい。
息子も私もびっくりしたけれど…
それに心揺れた息子。

1学期が終わると、
2学期の学級委員選挙がある。
息子は今度は少しだけだけれど、
立候補してみてもいいかなとも
思っているらしい。

そうだよね、
頑張って手を挙げてみるのもあり。
結果、傷付くかもしれないけれど、
それも経験だと思えるように母はなったよ。
一緒に成長していこうね。