Mフィル 第532回 定期演奏会 | 青筋番長 おぴんぴんブログ(シャワールームで捕まえて)

Mフィル 第532回 定期演奏会


♛ 第523回 (5月18日) ♛
定期演奏会
♛ 行って来ました の巻 ♛




本日、土曜日(5月18日)
定期演奏会に行って参りました。

きょうは暑い日でしたね。




【 プログラム 】

◆J.ウィアー:
ニュー・エヴリ・モーニング
[日本初演だそうな」

◆ウィルトン:
ヴィオラ協奏曲[1961年版]

第1楽章 アンダンテ・コモド
第2楽章 ヴィーヴォ、コン・モルト・プレチーソ
第3楽章 アレグロ・モデラート

(ソリスト・アンコール)
◆レーガー:
無伴奏ヴィオラのための3つの組曲 作品131d
第1番ト短調より第1曲


<休憩入りまして>


◆ドヴォルザーク:
交響曲第7番ニ短調 作品70,B.141

第1楽章 アレグロ・マエスソート
第2楽章 ポコ・アダージョ
第3楽章 スケルツォ:ヴィヴァーチェ - ポコ・メノ・モッソ
第4楽章 フィナーレ・アレグロ



指揮:アンガス・ウェブスターさん

ヴィオラ:パク・ハヤンさん

でした。




今回の曲目につて

内ヨメ様は後半のドボルザークの交響曲を
いい演奏だと褒めてました。

内ヨメ様がそんなこと言うのは
珍しいのですが
私もそう思うのでした。

私は前半のヴィオラの協奏曲も
いいと思いました。

ソリストのリクエスト曲も
とても良かったです。




【 隣の席の女性 】


今日は私の(2つ空席を開けて)右隣に
いつもとは違う方が

座ってらっしゃいました。

30歳くらいの女性の方で
全盲の方でした。

母親か姉のような人が
付き添って来てらっしゃいました。

女性は演奏が始まると

ピアニストの辻井伸行さんが
音楽をお聴きになってる時のように

大きく体を揺らせながら
全身で聴いてらっしゃいました。



始めは私
その女性にハンディーキャップがある事が
わからなかったので

随分ノリのいい人だな
くらいに思ってたんですが

ご事情がある事がわかってからは

そうやって
音楽を(心から)楽しんでらっしゃる隣で
並んで聴いている私の方まで

何となく彼女と同じ
スペシャルな体験をしてるかのような
楽しい気持ちがして来て

いつになく
愉快な気持ちになるのでした。




【 ローブデコルテさん 】

いつだったか

首の太さがチ〇コの太さくらいしかない
(仮名)オンプさん
という小柄で細っそい男性が

ローマの休日のラストシーンに出て来る
ヘプバーンの(ローブデコルテ)的な服装で

しゃなり×しゃなりと
お出ましになりましたよという話を
したかと思うのですが

今日も(女装で)
おいでになってらっしゃいました。




きょうのお召し物は
(昔の外国のお婆さんのよそ行きの洋服)
といった感じの服でした。

模様のないカーテン地みたいな生地で
ツーピースになってる凝ったものでした。

彼は
私たちの1つ前の席のお爺さんと
なかよしであるようで

いつも
休憩時間にそのお爺さんの隣に座って
談笑されてるのですが

今日も同じことされてました。



そのとき

内ヨメ様が会話に聞き耳を立ててたようで
こんな話を後で聞きました。

1,あれは自分で作った服らしい。

2,1920年代のイメージらしい。

3,昨夜遅くまでかかって縫い上げた。

4,彼は=関西弁を話す人。

5,聞き手のお爺さんの会話術が秀逸。

という事でした。



◆1,2,3,はスゴイですね。


◆4,の関西弁について

関西語圏の東端は(本州の南海岸では)
徐々に薄れて行き別の言葉に入れ替わってく
という事にはなってなくて

1本の境界線を境に
鋏で切った様にパッツンしています。

境界線は「長良川」で
長良川の西岸は関西語圏であり
東岸はミャーミャー語圏になってます。

なのでオンプさんは
長良川を越えて(越境して来てる人)
であるようです。


◆5,聞き手のお爺さんの「聞き手力」

内ヨメ様の話に因れば

前の席のお爺さんの聞き手力が
秀逸だった様です。

ただ「うんうん」と聞くのではなく

お爺さんは
オンプさんが話す事を全て
否定したり、自分の寸評を差し挟む事無く
真摯な態度を貫きつつ
淡々と
話しやすいように周到に
至って自然な相槌で飾りながら
引き出すようにして

「聞き上げて行く」

その圧倒的な心地良さには
およそただ者ではないスキルを感じた
と内ヨメ様は言ってました。

私も聞き手としては
いちいちつまらない意見を言って
話の腰を折ったり意に添わぬ流れを作ったり
聞き下手そのものすからね。

そうそう舐めるようにして聞き上げる
といった巧みさは

ありうべくもなし

亀の甲より歳の功
なのか特別な仕事をされてた人なのか

すごい力だなと私も思うのでした。

的な?



以上




ありがとうございました。