名フィル 定期演奏会 (第522回)
♛ 第522回 (4月20日) ♛
定期演奏会
♛ 行って来ました ♛
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211212/22/panjab/32/51/j/o0519038915045516068.jpg?caw=800)
先週土曜日(4月20日)
「定期演奏会」に行って参りました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190420/23/panjab/71/78/j/o0519038914394749535.jpg?caw=800)
【 プログラム 】
◆スメタナ:連作交響詩『わが祖国』
第1曲 ヴィシェフラト(高い城)
第2曲 ヴルダヴァ(モルダウ)
第3曲 シャールカ
(休憩入りまして)
第4曲 ボヘミアの森と草原から
第5曲 ターボル
第6曲 ブラニーク
◇
指揮:小林研一郎さん
でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221112/11/panjab/3c/44/j/o0519038915201763744.jpg?caw=800)
この日の演奏は
「モルダウ」
の名前で有名なスメタナの
交響詩でした。
6曲が組になった連作で
そこまで長い曲ではなかったのですが
この日の演奏はこの曲だけでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/3b/90/j/o0519038915429672278.jpg?caw=800)
私は今期もめでたく
無事、Mフィルの「個人賛助会員」の座に
納まりました。
一度抜けてしまうと
再び舞い戻るのは至難の業なのです。
人気なので
とても競争率が高いんですね。
しかし
今までの会員資格を
継続するのであれば容易なので
この座を手放す訳には行きませんでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/52/bf/j/o0519038915429672294.jpg?caw=800)
演奏会には
(会員であっても)サボって出て来ない
人もいれば
(会員以外の人が)窓口でチケット購入して
おいでになる場合もあります。
◇
この日は演目が有名な曲だったせいか
客の入りが良い気がしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/bc/76/j/o0519038915429673064.jpg?caw=800)
【 有名な曲 】
この曲の第2曲
ヴルダヴァ(モルダウ)という曲が有名で
多分あなたもどっかで1度は聴いた事
あるんじゃないかと思います。
◇
私もその冒頭のメロディは
今までの人生で何度も聴いた事があります。
美しくて
とても好きな曲です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/03/e0/j/o0519038915429673085.jpg?caw=800)
しかしフルオケの生演奏で聴いたのは
今回が初めて
また
この日の演奏は(別格で)
楽団の方々の感情移入の熱量が凄くて
「素晴らしい」に輪をかけた
「凄過ぎる」レベルの演奏だったので
かなり感動しました。
◇
多分それは思うに
今回、指揮をされた
「小林研一郎さん」の熱烈な(ホットな)
エネルギーの影響
だったんじゃないかなと思いました。
演奏は、同じ楽団でも
指揮者によってガラッと変わってしまいます
◇
演奏終了後、小林さんは
マイクを持ってお話をされたんですが
曲と演奏に対する「愛情」が
あふれるようなトークだったんですね。
思えば演奏中
指揮をしながら(泣くような)
しぐさをされてたんですが
お話によると
曲の素晴らしさと、演奏の素晴らしさに
感動して指揮をしながら泣いた
とおっしゃってました。
そんな指揮者は珍しいと思います。
◇
あまりお話は得意ではないようで
ペラペラとよく回る舌で話す感じではなく
出て来ない言葉を探り探り
口ごもりながら
(それが返って共感を生みつつ)
いっぱいある感情を
言葉に出来なくて困ったまんま最後まで
でもその気持ちを「伝えたい」
と一生懸命な様子に
私は魅了されてしまったのでした。
◇
演奏中に「泣いた」という場面の
氏が天を仰ぎ見ながら
老いた亀のように静かに目を閉じる姿が
脳裏に
何度もリピートされました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/43/2a/j/o0519038915429673038.jpg?caw=800)
そんな話をする
この私も実は第2曲のサビの部分で
感動して「涙しました」
かなりの名曲を聴いた時でも
そうそう無かった事です。
それほど
「演奏が素晴らしかった」んだと思います。
涙は心の汗です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/56/63/j/o0519038915429673180.jpg?caw=800)
また
楽団員による
アンコール曲が用意されてました。
普通アンコールは
その日に招かれたゲストのソリストが
観客の熱意に応えてするものだと
思ってました。
楽団員が全員でアンコール曲
というのは初めてだったんで驚きました。
それも小林さんの
アイデアなのかも知れません。
◇
曲は
マスカーニの
「カヴァレリア・ルスティカーナ」
これがまた
信じられないほど美しい演奏で
ドラマチックで、官能的で
総身(そうみ)に
鳥肌が立ちました。
こんな私にも、人が芸術を愛する理由が
わかる気がしました。
◇
ということで
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/78/01/j/o0519038915429682124.jpg?caw=800)
【 モルダウ川 】
何年前だったか
私もヴルダヴァ(モルダウ)川
見に行きました。
◇
モルダウ川は
チェコの首都プラハの街の中を流れてます。
曲中のサビメロ
♪タラ~ラララ~ ラ~ララ~
タ~ラ ラ~ラ ラ~♪
てとこ
わかりますかね?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/1d/e6/j/o0519038915429673026.jpg?caw=800)
あの感じは本当に
プラハの中心
カレル橋の近所を流れてく
川の雰囲気すごく出てるなと思います。
遊覧船にも乗ったのですが
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/e0/07/j/o0519038915429673201.jpg?caw=800)
ゆっくりと揺れる水や
船べりを伝う波の色の濃さまで
曲のメロディの中にそれが
ちゃんと音楽で表現されてるんですよね。
◇
人が(この場合は作曲家スメタナ)が
自分が愛する何かを
全力で伝えたいと思ったその時の気持ちが
時空を超えて今の私に伝わるのが
凄いと思いました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/5a/df/j/o0519038915429681394.jpg?caw=800)
オドロンパ!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/1f/a0/j/o0519038915429672995.jpg?caw=800)
美麗都市プラハから
モルダウ川の上流に向かって
どんどん遡って行くと
ボヘミア盆地の中ほどに
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/57/bf/j/o0519038915429672585.jpg?caw=800)
さらに美しい
(小さな)町がありましてね
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/f2/45/j/o0519038915429672976.jpg?caw=800)
町の名前は
「チェスキー・クロムレフ」
そこは
モルダウ川が渓流の様に細くなって蛇行する
天然の要害に築かれた町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/ea/6e/j/o0519038915429672444.jpg?caw=800)
まるで
童話の中に出て来るような美しさで
稜線の遥か先まで
とろけるようにロマンチック。
この町は
塀に囲まれた作り物ではありません。
ちゃんと人々が生活している町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/81/0d/j/o0519038915429672451.jpg?caw=800)
町も、城も、本当に美しくて
押しも押されぬ目玉の観光地なんですが
実は
日本で最も影響力のある(旅番組)
NHKの
「世界ふれあい街歩き」
でも取り上げられた事があるのですが
そのナレーションを
山本〇郎が(残念な事に)やってる関係で
その後
再放送が一切されず
ほぼ「お蔵入り」の状態になってます。
ヤバいやつ
出す訳には行きませんからね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/6e/1a/j/o0519038915429672468.jpg?caw=800)
そのせいで
世間への周知がイマイチで
町の素適さ相応の評価が
不十分なままになってると思ってます。
ここは私
モンサンミッシェルに匹敵する
観光スポットだと思うんですけどね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/43/06/j/o0519038915429672458.jpg?caw=800)
これらは塔の上から眺めた町ですが
通りを歩くと
さらにまた美しいのですよ。
小ぢんまりしててキュートで
本当に美しいのです。
私が「中欧」で最も好きな町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/a5/80/j/o0519038915429672412.jpg?caw=800)
【 ところで 】
いつの間にか音楽の話から派生して
「旅行」の話に変わってますが
その理由は?
去年、私
あれだけ「散財」を極めたシチリア旅行に
行った後なのに
行ったあとなのに?
行ったあとなのに?
行ったあとなのに?
実は今年も
また「旅行に行く事」に決定
致しました!!
◇
行くのはチェコではありませんが
そう遠くない場所です。
只今、絶賛スケジューリング中。
(詳細はまたいつか)
◇
ありがとうございました。
定期演奏会
♛ 行って来ました ♛
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20211212/22/panjab/32/51/j/o0519038915045516068.jpg?caw=800)
先週土曜日(4月20日)
「定期演奏会」に行って参りました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190420/23/panjab/71/78/j/o0519038914394749535.jpg?caw=800)
【 プログラム 】
◆スメタナ:連作交響詩『わが祖国』
第1曲 ヴィシェフラト(高い城)
第2曲 ヴルダヴァ(モルダウ)
第3曲 シャールカ
(休憩入りまして)
第4曲 ボヘミアの森と草原から
第5曲 ターボル
第6曲 ブラニーク
◇
指揮:小林研一郎さん
でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20221112/11/panjab/3c/44/j/o0519038915201763744.jpg?caw=800)
この日の演奏は
「モルダウ」
の名前で有名なスメタナの
交響詩でした。
6曲が組になった連作で
そこまで長い曲ではなかったのですが
この日の演奏はこの曲だけでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/3b/90/j/o0519038915429672278.jpg?caw=800)
私は今期もめでたく
無事、Mフィルの「個人賛助会員」の座に
納まりました。
一度抜けてしまうと
再び舞い戻るのは至難の業なのです。
人気なので
とても競争率が高いんですね。
しかし
今までの会員資格を
継続するのであれば容易なので
この座を手放す訳には行きませんでした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/52/bf/j/o0519038915429672294.jpg?caw=800)
演奏会には
(会員であっても)サボって出て来ない
人もいれば
(会員以外の人が)窓口でチケット購入して
おいでになる場合もあります。
◇
この日は演目が有名な曲だったせいか
客の入りが良い気がしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/bc/76/j/o0519038915429673064.jpg?caw=800)
【 有名な曲 】
この曲の第2曲
ヴルダヴァ(モルダウ)という曲が有名で
多分あなたもどっかで1度は聴いた事
あるんじゃないかと思います。
◇
私もその冒頭のメロディは
今までの人生で何度も聴いた事があります。
美しくて
とても好きな曲です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/03/e0/j/o0519038915429673085.jpg?caw=800)
しかしフルオケの生演奏で聴いたのは
今回が初めて
また
この日の演奏は(別格で)
楽団の方々の感情移入の熱量が凄くて
「素晴らしい」に輪をかけた
「凄過ぎる」レベルの演奏だったので
かなり感動しました。
◇
多分それは思うに
今回、指揮をされた
「小林研一郎さん」の熱烈な(ホットな)
エネルギーの影響
だったんじゃないかなと思いました。
演奏は、同じ楽団でも
指揮者によってガラッと変わってしまいます
◇
演奏終了後、小林さんは
マイクを持ってお話をされたんですが
曲と演奏に対する「愛情」が
あふれるようなトークだったんですね。
思えば演奏中
指揮をしながら(泣くような)
しぐさをされてたんですが
お話によると
曲の素晴らしさと、演奏の素晴らしさに
感動して指揮をしながら泣いた
とおっしゃってました。
そんな指揮者は珍しいと思います。
◇
あまりお話は得意ではないようで
ペラペラとよく回る舌で話す感じではなく
出て来ない言葉を探り探り
口ごもりながら
(それが返って共感を生みつつ)
いっぱいある感情を
言葉に出来なくて困ったまんま最後まで
でもその気持ちを「伝えたい」
と一生懸命な様子に
私は魅了されてしまったのでした。
◇
演奏中に「泣いた」という場面の
氏が天を仰ぎ見ながら
老いた亀のように静かに目を閉じる姿が
脳裏に
何度もリピートされました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/43/2a/j/o0519038915429673038.jpg?caw=800)
そんな話をする
この私も実は第2曲のサビの部分で
感動して「涙しました」
かなりの名曲を聴いた時でも
そうそう無かった事です。
それほど
「演奏が素晴らしかった」んだと思います。
涙は心の汗です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/56/63/j/o0519038915429673180.jpg?caw=800)
また
楽団員による
アンコール曲が用意されてました。
普通アンコールは
その日に招かれたゲストのソリストが
観客の熱意に応えてするものだと
思ってました。
楽団員が全員でアンコール曲
というのは初めてだったんで驚きました。
それも小林さんの
アイデアなのかも知れません。
◇
曲は
マスカーニの
「カヴァレリア・ルスティカーナ」
これがまた
信じられないほど美しい演奏で
ドラマチックで、官能的で
総身(そうみ)に
鳥肌が立ちました。
こんな私にも、人が芸術を愛する理由が
わかる気がしました。
◇
ということで
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/78/01/j/o0519038915429682124.jpg?caw=800)
【 モルダウ川 】
何年前だったか
私もヴルダヴァ(モルダウ)川
見に行きました。
◇
モルダウ川は
チェコの首都プラハの街の中を流れてます。
曲中のサビメロ
♪タラ~ラララ~ ラ~ララ~
タ~ラ ラ~ラ ラ~♪
てとこ
わかりますかね?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/1d/e6/j/o0519038915429673026.jpg?caw=800)
あの感じは本当に
プラハの中心
カレル橋の近所を流れてく
川の雰囲気すごく出てるなと思います。
遊覧船にも乗ったのですが
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/e0/07/j/o0519038915429673201.jpg?caw=800)
ゆっくりと揺れる水や
船べりを伝う波の色の濃さまで
曲のメロディの中にそれが
ちゃんと音楽で表現されてるんですよね。
◇
人が(この場合は作曲家スメタナ)が
自分が愛する何かを
全力で伝えたいと思ったその時の気持ちが
時空を超えて今の私に伝わるのが
凄いと思いました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/5a/df/j/o0519038915429681394.jpg?caw=800)
オドロンパ!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/1f/a0/j/o0519038915429672995.jpg?caw=800)
美麗都市プラハから
モルダウ川の上流に向かって
どんどん遡って行くと
ボヘミア盆地の中ほどに
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/57/bf/j/o0519038915429672585.jpg?caw=800)
さらに美しい
(小さな)町がありましてね
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/f2/45/j/o0519038915429672976.jpg?caw=800)
町の名前は
「チェスキー・クロムレフ」
そこは
モルダウ川が渓流の様に細くなって蛇行する
天然の要害に築かれた町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/ea/6e/j/o0519038915429672444.jpg?caw=800)
まるで
童話の中に出て来るような美しさで
稜線の遥か先まで
とろけるようにロマンチック。
この町は
塀に囲まれた作り物ではありません。
ちゃんと人々が生活している町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/81/0d/j/o0519038915429672451.jpg?caw=800)
町も、城も、本当に美しくて
押しも押されぬ目玉の観光地なんですが
実は
日本で最も影響力のある(旅番組)
NHKの
「世界ふれあい街歩き」
でも取り上げられた事があるのですが
そのナレーションを
山本〇郎が(残念な事に)やってる関係で
その後
再放送が一切されず
ほぼ「お蔵入り」の状態になってます。
ヤバいやつ
出す訳には行きませんからね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/6e/1a/j/o0519038915429672468.jpg?caw=800)
そのせいで
世間への周知がイマイチで
町の素適さ相応の評価が
不十分なままになってると思ってます。
ここは私
モンサンミッシェルに匹敵する
観光スポットだと思うんですけどね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/43/06/j/o0519038915429672458.jpg?caw=800)
これらは塔の上から眺めた町ですが
通りを歩くと
さらにまた美しいのですよ。
小ぢんまりしててキュートで
本当に美しいのです。
私が「中欧」で最も好きな町です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240423/21/panjab/a5/80/j/o0519038915429672412.jpg?caw=800)
【 ところで 】
いつの間にか音楽の話から派生して
「旅行」の話に変わってますが
その理由は?
去年、私
あれだけ「散財」を極めたシチリア旅行に
行った後なのに
行ったあとなのに?
行ったあとなのに?
行ったあとなのに?
実は今年も
また「旅行に行く事」に決定
致しました!!
◇
行くのはチェコではありませんが
そう遠くない場所です。
只今、絶賛スケジューリング中。
(詳細はまたいつか)
◇
ありがとうございました。