ロス、実はだいぶこじらせてました。 | 青筋番長 おぴんぴんブログ(シャワールームで捕まえて)

ロス、実はだいぶこじらせてました。


♛ もう「桜」の季節になってますが ♛
しだれ梅 ロス
♛ だいぶ引きずりましたよ の巻 ♛




日曜日
母のいる施設に行って来ました。

元気な姿を見れて良かったです。



ということで




そろそろ
「桜」が咲く季節になりましたが

今回は
ちょと↑「梅」の話で引っ張りますね。



どぞ、よろしくお願いしまーす。




【 梅 枯れる 】

前回の記事で

(20年以上)ずと大事にして来た
「しだれ梅」の鉢植えを




去年、枯らしてしまいましたよ





という話を
したかと思うのですが




それはとてもショックで
(ほんとうに)残念な事でありました。




この「喪失劇」は

去年の間じゅうずっと
私のメンタルに計り知れないダメージを

ブチ与え続けたのでありました。


梅 01

悲しさは
まだ完全には癒えてません。


梅 02

ついこの間まで

枯れてしまった事実を
(私は認めたくなかったんでしょうね)

この木は
まだ生きていると本気で思ってました。



これまで通り毎日毎日水をやりつつ
枯れた事を
誰にも話しませんでした。

なぜなら

枯れてないのだから
誰にも話す必要がなかったからです。




だけど季節が廻り

もう花が咲いてもいい頃になって
蕾すら付かない状況をつくづく鑑みて

やっと「観念」しました。



そして今なら言える。

私の(愛する)しだれ梅は

「枯れたのです」




「事実を認める偉い子」

その流れで




新しい「しだれ梅の苗」を購入。




ネットで見つけた
(奈良の業者さん)から買いました。


【 新しい苗 】



とても良心的な業者さんでした。

すこぶる状態の良い苗を
手慣れた感じで丁重に梱包して
速攻で送ってくれました。

(さすが関西の人は仕事が丁寧)




お値段は
送料込みで5,000円だったんですが

これは(破格の安さ)だと思いました。

いい買い物が出来ました。




↑枯れ木の横に並べてみました。

こんな感じであります。



まだ若い木なので
雰囲気はありませんが、良い木です。

枯れた木は
長年かけて(枝を増やし・根を露出して)
苦心して整形してこうなりました。

この木もこれからまた20年かけて
整えて行こうと思います。




【 花咲けるベランダ 】

今年は「沈丁花」が
どうした事か(花持ち)が良くて




咲いてから2週間近く経つのに
まだ咲いてます。

(香りもあります)




クリスマス前に買った「シクラメン」も
咲いてます。




「ハイビスカス」も咲いてます。




北側のベランダで
「さざんか」も咲いてます。




そして「しだれ梅」も!!

届いた時に既に咲いてた
買ったばかりの「しだれ梅」も咲いてます。




暖冬だったせいなのか

季節の違う花が全部いい加減に咲いてて
季節感がありません。




オンナだって
いろいろ咲き乱れるのだから。

(しかしこれはいかがなものか)




ところで

枯れた梅は
なぜ枯れたのでしょうか?




そこんとこ
まだ話してませんでしたね。




【 誰が枯らしたククロビン 】

枯れた理由は?

去年の6月に
旅行で2週間ほど家を空けた時のこと




いつものように
「自動散水システム」を仕掛けて

留守中でも植木に水をやれるように
設定して行ったんすね。




このシステムは
今まで18回の旅行で使いましたが
百発百中

(しくじりなしの)優秀な散水システム
なのでありました。



が!!

去年
初めて「プラグが抜ける」
というアクシデントが発生しまして

たぶん丸1日?
水を撒けなかったようでした。

そのせいで
(木の大きさの割に鉢が非常に小さい)
しだれ梅(だけ)が

犠牲になってしまったのでした。

帰宅する前後のタイミングで発生した模様。




出来るだけの事はしたんですが

枯れてしまってから
どんなに手を尽くしたところで

覆水は盆には返らず




↑ご覧の通り
8月の(緑濃い)夏の盛りだというのに

枯れ尾花。



不気味な枯れ木のせいで
奇怪な雰囲気に包まれる我が家のベランダは

痛ましい光景になってました。




「ところが…」




【 蘇生した梅 】

↑見て下さい!!

(アメージング)

「若葉が芽吹いた」のです!!



よくよく見てみて下さいね、画面中央

1ヶ月以上も
死んだようにウンともスンとも

微動だにせず

沈黙し続けた
枯れ木だったはずの木に

若葉が芽吹いたのでした。




場所はこの辺り。



まさに奇貨
と言うべきでしょうか?

枯れ木を眺めるたび

事ある毎に
(ハエのように)手をこすり合わせて
願って来た

「ミラクル」が
今、目の前に起こっていたのでした!!



これを見て
私がどれほど舞い上がったか?

あなたの想像を10倍乗せにして
ご想像頂けたらトントンだろうと思います。




季節は「真夏」

蝉しぐれに鎮まる盆の頃でありました。




でもね




ホントは私、気づいてました。




これは、違うんだよって。




「これは違ったんです」




【 しだれ梅の構造 】

園芸植物である「しだれ梅」は
自然界には存在しません。

突然変異を利用して
全て人工的に作られた木なんですね。

もしもこんな風に
枝が下に向かって伸びて行く植物が

根っこから生えていたら?

地上に出たばかりの場所から
枝は再び地面の中に向かって伸びる事しか
できません。

「落花生」じゃないので
これでは植物として成立しないのです。

なので
程よい高さの(普通に)
上に向かって伸びる梅の木の先端に

「しだれ梅」の枝を
(接ぎ木)して作られてるんですね。

そうする事により
下駄を履いた丁度いい場所から枝が下がる
植物が完成するのです。




↑こんな感じであります。

(全部が同じ木じゃないんですね)




なので「↑ここ」は丁度

親木(普通の梅)の上端の「節目」であり

「しだれ梅」が
芽吹いた訳ではないんだろうなと
私は思いました。

もしもこれが
「しだれ梅」であるなら

枝はエレガントに
(下に向かって)伸びて行くはずです。




はい
上に向かって一直線に伸びました。
(こらもうダメっすわ)

「しだれ梅」の部分は死んでますね。



あんなキレイだった子を
こんな「ゾンビ」みたいな姿にしてしまって

「死体蹴り」もいいとこ。




伸びた(馬鹿げた)枝を根元から切り落とし

梅の木に
「ごめんね」と言いました。


パクリ加工画像14

私は何をしてるんでしょう?


汚部屋訪問16

「君を失って辛かった」

だけど自分の寂しさに耐えかねて
僕は君に何をしてしまったんだろうね?

長年の君との思い出を
笑い飛ばすみたいに軽々しく扱って

ゴメンね
ちゃんと真正面から供養するね。




枯れ木の替わりに我が家にやって来た
シン・しだれ梅は

ベランダの
新しいメンバーとしてラインナップに鎮座。



そしてその横には?




「仙台しだれ桜」が!!




【 仙台しだれ桜? 】

これは去年の秋ごろ

寂しさにもてあそばれるようにして
フラフラとホムセンの植物コーナーを巡回

その時に気まぐれで購入していたのが
この「しだれ桜」でした。

「梅」が発見できなかったので
「桜」でありました。

(処分価格1,000円で購入)



【 仙台枝垂桜 】

名前に「仙台」と付いているのに惹かれて
買いました。

何となく、かっこ良いから。

もしも「仙台」と付いてなかったら
買いませんでした。




これも蕾が膨らみつつあります。



などといった経緯を経て
現在に至っている我が家のベランダです。

私の(ベランダ園芸マインドの深遠さ)
ご理解いただけたでしょうか?




以上



ありがとうございました。