『あれ?今日あなたくる日だったっけ?』
玄関のインターフォンを連打しても出ないので
電話を延々と鳴らし続け、ようやく出られたパン子さん。
よくある事だけど、応答がないと室内で倒れていないか心配になります。
『情けないわぁ〜こんな姿で』
パジャマ姿を隠すように、そそくさと着替えられる。
『パン子さん、着替えついでに昼食のパンを買いに行きませんか』
『そうやって、私を外に連れ出そうとするのね笑』
『バレましたか笑』
すりきれたエコバッグを持って玄関に出てこられたので、『パン子さん、先日買ったあの可愛いバッグをもって行きましょうよ♪」と言ったら
『え〜っ、パン屋なんか行くのにあんな可愛いバッグ使うのもったいない』とおっしゃる。
そう言いながらも『これのことでしょう?』って奥の部屋からバッグを出してこられた。
『そう、それです♡
もったいないってタンスにしまってたら、一生使えませんよ♪』
新しいバッグを持って歩いていたら
『向こうから来る人皆んなにバッグが見えるように、真正面にむけて歩こう』ってバッグを体の真正面に持って歩いてる笑
パン子さん、どんだけチャーミングなんだろう😂
一緒にパンを選んで、ミルクティーも買って
お店の外に出たら紅葉された木々を見て
『あなたとこうして一緒に歩けて幸せだわ』と仰る。
『パン子さん、私もです。』
この仕事に就かなかったら、出会えなかった利用者さんたち。
私の人生観がガラリと変わる出会いがたくさんある。
高齢の方って皆ほんっとに優しいの。
大好きな利用者さんたち。
皆、愛を感じながら余生を送ってほしい。
これからも、笑い合える時間を大切にしたい。
やっぱり私は訪問介護職が大好きです✨
