毎週火曜は、リス子さんのお宅で調理支援の日。


「テレビで見た料理が美味しそうだったから、材料買っておいたの。」




そう言われて、一緒に台所に立ちながらあれこれ相談して作っています。






90歳で「これ食べたい!作ろう」」と思える意欲があるって、すごい!





リス子さんのところへ通い始めて半年。

最初は掃除担当のヘルパーさんも入っていたのですが、5回ほどで「もう無理です」と断られて、そこから掃除も私が担当することになりました😅







さらに、その前は別の事業所も入っていたけれど、そこも撤退した経緯があります。




こうなると「クセの強い人なのかな?」

と、ラベルを貼ってしまいがち。





実際、私自身も4ヶ月過ぎるまで、どこか構えて支援に入っていました。





でも、お盆の頃。

仏壇に綺麗にお花が飾られていて、ご主人のお話やリス子さんの半生を聞く機会がありました🍀





若くしてご主人を亡くされ、娘さんは県外に嫁いで、ひとりで40年近く生きてきたこと。

田舎で車が必要になり、60歳で免許を取ったこと。

頼る人がいない中で、強くならざるを得なかったこと。





その話を聞いた時、

私の中の壁がすっとなくなりました。





「クセの強いワガママな人」じゃなくて、

「ひとりで、長い年月をがんばってきた人」だったんだなぁ、と。





結局、利用者さんの性格よりも、

その人を“こういう人”と決めつけていた自分の偏見の方が大きかったんですよね昇天





在宅の仕事って、家の中にその人の生きてきた背景がたくさんあって、知れば知るほど理解が深まる。

そして、少しくらいのことは『まぁいっか』と受け流せるようになります。




もちろん、かなり消耗する時もありますが😂






相手が変わらなくても、

自分の見方が変わると空気も変わる。





今では週2回、リス子さんと楽しい時間を過ごせていますニコニコ



訪問しながら景色も楽しみます🍁