訪問介護に行っていると
独居の母親のところへ、
毎日来る息子さん、
毎週来る娘さん(お孫さんも)、
年に数回来るご家族。
そして、目と鼻の先に住んでいても
何年も顔を見ていないご家族も。
さまざまな家族の現実を目の当たりにします。
他人にはわからない、いろいろな事情があるから
“ひどい家族だ”という視点は持ちません。
自転車で10分の距離に住む一人娘さんと、
もう5年会っていない利用者さん。
娘さんに「あなた全然来ないけど、私が孤独死したらどうするの?」とメールで聞いたら、
「セコム頼んだら?」と返されたそうで、
かなり凹んでいらっしゃいました。
「あなたはよく実家に行くでしょう?」と聞かれ、
「月に1回は行ってます」とは言えませんでした。
「仕事が忙しくて、なかなか実家に行けていないんです。母には寂しい思いをさせてると思います。
お嬢さんも、お家のこととパートのお仕事でかなり忙しいんだと思いますよ。」
年末年始の休暇のお知らせを渡しながら、
年越しがもう来月に迫っていることが、
余計にせつなく感じました。
