今日、退室前にテレッサ(訪問記録)を書いていたら、利用者のパン子さんが
『あなたって人間嫌いよね。
昔ママ達の食事会でそう言われた事があるの。』と
仰った。
『え、パン子さんその時何て答えたのですか?』
『そう?自分ではそんなふうに思わないけど。
たぶんそんな感じで言ったと思う。』
何を言うかより、何を言わないかを考える
感性豊かで愛情深いパン子さん。
『パン子さんは他人を思いやる気持ちが強いから
一歩先の展開を考えすぎて、相手を気遣って敢えて引いてるんですよね。その方にはそれがわからなかったんでしょうね。それにしても無神経すぎますね。』
静かに首を横にふるパン子さん![]()
『その方がそう感じて本音で言って下さったのだから、感謝しなくちゃいけないと思ってきたの』と。
その人がどんなつもりで言ったのかもわからない
一言を、60年経っても、認知症になっても覚えている。
『私は人間嫌いな人』と
思い込んで生きてきたパン子さん。
その言葉は今はもう手放したそうですが、
それでもふとした瞬間に思い出したりするそう。
私達は親や先生、友人や恋人など
誰かに言われた、たった一言で
自分を縛ってしまうことがあります。
相手がどんな意図で言ったかもわからない言葉を
まっすぐ受け止めすぎて、自分に自信をなくし、
本来持ってる輝きが曇ってしまうなんて
なんとも、せつないこと![]()
無印でバスソルト初めて買ってみました♡楽しみ
介護の仕事をしていると
感情的になりそうな瞬間もありますが
愛のある言葉を選ぶ介護士で在りたいと思っています![]()
