序章



皆さん、魔法使いの特技って何だと思いますか?


箒を用いて、空を飛ぶこと? ・・・いいえ。


怪しい薬を煎ずること? ・・・いいえ。


じゃあ、単純に、、、、魔法を使うこと? ・・・違います。


偉大な魔法使い<ビネー・シモン>の言葉を借りましょう。



 「魔法使いの、最大の才能は、魔法を使わないでいられること」



この物語は、魔法の国でも疎まれる少女<ニカ>が罰を受けて、トカゲの姿に変えられ、人間社会に置き去りとなるところから始まります。




続かない......

就寝中、突然、こむら返り、、、、ついてない・・・(いや、不摂生ですよ?)。

幸い、大きな怪我をした事は無いけど、こういう、細かいダメージには、結構、頻繁に襲われてる(だから、不摂生だって)。

中途半端に高い看板が在れば、頭を打つける確率、、、、適当な試算ですが、20%ぐらい・・・(単なる不注意では?)。で、看板に打つからないよう、頭を下げるも、元に戻すタイミングを誤り、結局、後頭部を痛打する確率、、、、0.2%ぐらい・・・(間違いなく、不注意ですね)。又、無事に通り抜けたとしても、前述みたいなケースに対する、深層心理上の恐怖から、下げた頭を元の位置に戻すのを忘れて、その恰好のまま、歩き続けてしまう確率、、、、0.01%ぐらい・・・(それは、不可解だよ)。

後頭部の辺り、窪んで、変形しているところが在る。そこに触れる度、取り返しは利かないし、ポジティブな向きに、こう思う、、、、『こいつは、フックに掛ける際に、便利だな』と・・・(不安定ですよ)。

あ、身体へのダメージじゃないけど、、、、釘とかの飛び出た箇所に、衣服を引っ掛ける事がよく有って、それに気付いたなら、慎重に対処すればいいのに、何か、「おりゃー!」とか言って、無理やりに引き千切りたくなる・・・。ていうか、大抵、実行する・・・(不条理を気取りたいのですかね?)。

頭を打つける癖とは関係無しに、、、、「頭、おかしいんじゃない?」って言われる・・・(極めて不本意)。


如何しても、手に入れたいものがある。でも、如何しても、手に入れられないものがある。

選択は二つ、、、、諦めるか、若しくは、足掻いて、諦めるか・・・だ。

最終的な段階での、手に入れられない事の証明は、未来は予測しえない以上、認められず、実質、多かれ少なかれ、誰もが足掻くしかないのだろう。

どの時点にて、見極め、断ち切れるか、、、、それが、それだけの事が、人間としての価値を決め、優劣を分ける。

努めれば、蓄積され、先に活かされる場合も有ろうが、労しても、疲弊し、途に朽ちる境遇も有ろう、、、、損得は、前以て、定められないものだ。

中学生の頃、生徒会副会長の女子が戯けながらも、制服の胸元を開いて、ふくよかな谷間を見せてくれた、、、、あの、甘酸っぱい思い出・・・。

頭の中の本体ファイルは疾うに壊れて、映像が再生できなくなっているのに、擬似ファイルのみ残ってて、僕の要求を誘い、結局、僕を落胆させる、、、、苦しめるのだ。

何度も諦めようとしたのだが、足掻いてしまうだけの材料は留まっているので、、、、断ち切れず・・・。

いっそ、この記憶、消したい・・・。いや、でも・・・。