自転車で、坂道を下る時、僕には、ジグザグ走行をする癖が有ります。“癖”と言って良いのか、如何か、、、、後の話に関係するので、敢えて、そのカテゴリーに位置付けさせて頂きます。
坂道をブレーキを掛けずに突っ切って、爽快感を得ようなんて気も無いので、これは、スピードを落とす為なんです。「それなら、ブレーキを使えば良い」と言う指摘は、確かに、ごもっとも・・・。しかしながら、セコい話ですが、そうすると、ブレーキの劣化が進むじゃないですか。ブレーキシュー(パッド)の事じゃないですよ。あんなもん、取り付け時にずれていない限り、極端に磨り減る事は有りません。少なくとも、ブレーキのスプリングが酷使され、効き目の弱まる方が断然に早い、、、、廉価のマウンテンバイクに乗っている人なら、お分かりかと思う(上位モデルのVブレーキは、全然、質が違うらしいけど・・・)。
早い話、安いマウンテンバイクに乗っていた時の“癖”で、坂道を下る時、未だに、ジグザグ走行しちゃう訳です、、、、どんな自転車でも・・・。
先日、自転車の後ろ(荷台)に、女性を乗せる機会が在りまして、、、、坂道に到った際、例に拠って、ジグザグ走行を・・・。すると、その女性は叫び声を上げて、停止する事を要求してきたのです。
女性「殺す気?」
僕は、恐がらせた事を素直に詫び、何故、こうなってしまったのか、その理由についても、率直に説明しました。しかし、ジグザグ走行が速度減少に繋がる点すらも、彼女は、全く信用してくれません。
僕 「事故が起きれば、当然、こっちも、被害は免れないし、、、、態々、危険な事をする理由が無い」
女性「自分が死のうとしているのに、寂しいから、道連れに・・・」
僕 「心中? 自転車で・・・? まあ、確かに、どんな事だって有り得なくは無いよ。自分の考えに及ばないからって、低い可能性の推測を安直に否定するのは、愚かだ、、、、でも、それを口にするか?」
如何やら、『女性を恐がらせて、内心、(僕が)喜んでいるんじゃないか』という疑心から、『思いも寄らず、自身の弱さを露呈してしまったが、決して、気を許した訳では無い』という意識に発展し、警戒心が強まったものらしい・・・です。
そうして、僕と女性とが不毛な遣り取りを続けている、この横を、マウンテンバイクに乗りながら、脚立を頭から被るようにして、身に着けた、齢七十を超えていそうな御爺ちゃんが物凄いスピードで通り過ぎて行きました。自転車には、カメラ機材らしき代物が括り付けられていたので、屹度、何かを撮影しに行くのでしょうか。
最近のお年寄りは、元気ですね。あの先に、どんな被写体が待ち構えているのか、、、、興味が有るところです。
んーと・・・、現実逃避、、、、最高!(悲しみの速度を緩めるのに、効果が期待できます)