子供の頃から
期待をされるような女の子だった。
バドミントンもアルバイトも。
高校では数学も。
期待されるのは幸せなことだ。
でも、少し道を外れたり失敗すると『この子は要らない』
期待の重圧に耐えられるほど強くはない
夏期講習研修があった。
会社で二番目に偉いひとから
教室を引っ張っていくリーダーとして、頑張ってほしい
と声をかけてもらった。
あたしは
部長やらリーダーやら、そういうのは好きだった。
でも、このとき初めて私には無理だと思った。
みんなのリーダーになる。
いつものことなのに
このときはとても重く感じた。
弱音を吐くと
悲劇のヒロイン
可哀想と思われたい
辛いのは自分だけじゃない
そんな風に言われるから
気づいたら誰かに弱さを見せることをしなくなった。
弱音を吐けないなら
消えてしまいたい。