先日完成したハンドル。






…しかし現在のパンダ。



…パンダ純正ハンドル(合皮巻きバージョン)に交換されております。



と言うのも…

完成したものの、完成度はイマイチだった訳ですよ。





シワが寄ってしまっています。
…でもまぁ、これくらいは良いだろと妥協して、製作記事でも『もう作り直しません』と言った訳ですよ。




どうせ内側だし…と妥協したけど、私はハンドルを持つ時、親指で内側を押さえるクセがあるんですよ。



しばらく使ってみると、シワの凸凹が指に当たって感触が悪い😓



そしてこのABARTHの文字…



作ってる時は『外周じゃないから問題ないだろ』と思ったのですが、いざ使ってると交差点を曲がる時とか、結構段差が気になる…


と言うか…



このハンドルは私オリジナルの【ヨロヨロ】製であって、ABARTH製では無い訳ですよ。



そんな折、シワが寄らない製作方法を思い付いてしまったんですよ‼️


思い付いてしまったからには、直さない訳にはいかないんですよ。

なぜなら…



生地がたっぷり余ってるから(爆

既に、ハンドル用に切り出しててもこの余りっぷり😅


では製作していきます♪


2月に改良した、一部分だけ赤い生地で覆ったバージョン。



拡大図



…分かります?


分かりやすく描くとこういう事です。


ハンドルのスポーク部分があるので、ここまではなっていませんが、真四角の生地を巻くとこんな感じになってしまう…
外側と内側が同じ長さになってしまう訳です。

外径と内径では長さが違う訳で、それを考慮すると、生地はこういうカタチにしなきゃいけない訳ですよ!




実際のハンドルから型取りした結果…



AとBの差は1cmになりました。
生地は赤黒で4枚使うので、これで内側を4cm短縮する事ができ、シワが寄るのを防げるのでは無いかと。


というわけで、2枚の生地を曲線で縫い合わせます。




折り返しを接着して裏返すと…


立体になります。


ハンドルに被せます。




生地の縁を縫っていきます。


本来なら、被せる前に縫った方がやり易いのですが…
生地を引っ張って伸ばしてハンドルに被せる都合上、先に糸で塗ってしまうと生地が伸び無くなり、被せられなくなってしまうんですね😰




完成~♪







シワは寄らずに綺麗にできました!\(^o^)/




結局…

一部だけ赤い生地を巻きつけ…



段差が🙅だったので全周巻き直し…


シワを改善し、文字を排除。


3回も巻き直ししてしまった😓



何でここまで拘ってしまったかと言うと、ひとえに
このハンドルが思いのほかグッド👍だったから


このハンドルは、元は太さが31mmだったんですが、本革とシート生地を巻いた事により35mmになっています。


これが私的には絶妙だったんですよ!
意識して握らなくても、自然に手にフィットする。

それとこのディンプル加工シート生地が滑りにくくて良い‼️

私的には、
ウッド<ウレタン<本革<合皮<ディンプルシート生地
という評価になっております。



高いハンドルにもディンプル生地が使われてるのは伊達じゃ無かったんですね‼️


という訳で、本当に今回でこのハンドルの改良は終わりです。

やっぱ、手抜きで一部だけ巻くとか…出来に妥協するとか…趣味なんだからやっちゃダメなんですね😅


これが仕事なら、コストとか納期とかで妥協するんですが(爆



たぶん完。