ドカのカウルをフレームマウントする際に『ゆくゆくはLED化も視野に入れているから』とヘッドライトリレーを廃止しましたが…

結局、新規のリレー回路を取り付けました。



実は、カウルのブレームマウント化の途中で、予備検査場でヘッドライトの光軸調整をしてもらったのですが…
その時、光量が低くて、エンジンを吹かしてやっと合格ラインに達したんですよ。

以前はそんな事はなく、普通にアイドリング状態で合格してたはず…
やはりリレー回路の功績は大きかった訳です。



リレー無しの配線経路



バッテリーからイグニッションキースイッチを通り、シート下のヒューズボックスを通り、ハンドルスイッチを通ってヘッドライトへ。
細い配線が2メートルはあるでしょうか…


リレー有りの配線経路



バッテリーからリレーを通ってそのままヘッドライトへ。
太い配線が30cmほど。

フレーム前端にバッテリーを移設してるウチのドカは、バッテリーとバルブの距離がとても近い為、リレー回路の効果はとても大きい訳です。





リレーを付けなくても、LED化すれば光量はアップできるものだと思っていたのですが…
AmazonでLEDバルブを色々と物色してみると…👀
何やら雲行きが怪しい…

総合評価⭐️⭐️⭐️⭐️☆とかの製品でも、
⭐️1つのレビューをチェックすると、
『車検に落ちた』とか、『交換前より暗くなった』とか『半年で点かなくなった』とか『徐々に暗くなった』だのが見受けられたんです。

私は、そう言うのはLEDバルブが出始めの頃の話で、最近の製品は不具合は解消されているとばかり思っていたのですが…
実際にはあまり変わっておらず、品質向上は成されていない様なのです。

これではLED化で光量アップどころか、暗くなる逆効果に成りかねない!




思うに、ハロゲンバルブとLEDでは、発光状態が違い過ぎる為、ハロゲンバルブ用のヘッドライトユニットにLEDを入れても、LEDの特性を活かす事は、無理なのだろう。


とても大雑把だが、ハロゲンバルブのヘッドライトユニットはこんな感じだろう。



フィラメントから光は放射状に出ている。
放射状の光を一方向に揃える為に、反射板は湾曲している。


一方、LEDは面発光なので、光は放射状では無く一方向に照射される。
それを湾曲した反射板に当てると…



光はバラバラに散ってしまう。
これでは光量が出ず、車検に落ちるのも頷ける。
逆に、光が散った分だけ照射範囲がひろがり、明るくなったと錯覚する人もいるかも知れない。



おそらくLEDの特性を活かすには、平らな反射板じゃなきゃダメなのだろう。



まぁ、これらは私の推測に過ぎないが、当たらずとも遠からずと言ったところなのではなかろうか…?



ハロゲンバルブ用のヘッドライトユニットを、本気でLEDで使おうとするなら…




こんな感じで、LEDを複数使って、放射状に光を出さないと無理だと思う。
まぁ、こんな事したらコストが5倍になってしまうのでどこのメーカーも作らないだろう。


私の推測に過ぎないが…



メーカー純正のLEDヘッドライトユニットには、こう言う面積の広い発光体が組み込まれてるのでは無いだろうか?
こう言うLEDユニットにレンズを付けてる?

そもそも、H4タイプのハロゲンバルブと同じ寸法の小さな発光体で、ハロゲンと同じ光量を出すのは無理があるのだろう。



ハロゲンバルブのフィラメントは、1.0mm ×5.0mm程しか無い訳で、これとほぼ同寸のLEDで同じ光量を出せと言うのは無理があると思うのだ。

その結果が過熱であり、ヒートシンクやファンで冷却しないと壊れてしまうのでは無かろうか?




そして⭐️1つレビューで驚いたのは、
『半年で点かなくなった』と、
『徐々に暗くなった』と言う書き込みである。

LEDの利点は【長寿命】のはずなのに…
これではハロゲンバルブの方がよっぽど長寿命ではないか‼️



例えばこのLEDバルブ



下の太い部分は放熱ファンが内蔵されている。
つまりモーターが付いているのだ。

おそらくこんな感じの小型DCブラシモーターだと思う。

このモーターのブラシが減って止まってしまえば、冷却されずにオーバーヒートでLEDはパンクして終わりである。
LEDがいくら長持ちでも、このバルブの寿命はモーターの寿命である。



そもそも、こう言う小型のブラシモーターに耐久性がどれくらいの有るのか疑問である。
これって、ケータイのバイブ用とか、小型のドローンとかに使われるモーターであって、延々と回し続けるようには作られていないと思う。


因みにこちらはケータイのバイブのモーターである。





因みにこちらを分解して撮影しました。








G-SHOCKケータイ……2個あったんかい!






こんな事書いてますが…

50000時間 ÷ 24時間 = 2083日
2083日 ÷ 365日 = 5.7年

こんな小型モーターに、12000rpmで5.7年も回り続けられる耐久性があるとは、私には思えないんだが…

と、思ったら…



冷却ファンをコンピュータ制御して、温度が低い時は回さないと言う戦略の製品があった。

いや…温度センサーで感知してモーターをON/OFFしてるだけだろ😓
それを
【最新コンピューター制御】と言われましても😂

ってかさあ、こんなの基本的にモーター回りっぱなしじゃないのか?
ラジエターファンなら、走ってラジエターが走行風で冷やされたらファンを止めたりする訳だが…
ヘッドライトバルブが走行風で冷やされる事は無いわけで(レンズが割れてりゃ冷えるだろうけど)

エンジン温度なら、アクセル開度で上がったり下がったりするけど、ヘッドライトなんて基本的には夜に点けっぱなしな訳で、信号待ちでライト消すなんて人は、今ではほぼいないし、オートライト装備ではあり得ないし、点けっぱなしの発熱しっぱなしなんだから、基本的に常に冷却必要だろ。





こんなのもあった。



ホンダCRF250L用で【車検対応「実証」済み】

えーっと…
CRF250Lは車検が無い訳ですが、どの様に『車検対応を実証』したのかとても気になる♪😆










思えば、ウチのドカとパンダ…
いつ変えたか忘れるくらいハロゲンバルブを交換していない。

パンダは80wのハイワットバルブを入れて、切れた事があったが、
おそらくドカは27年間、5万キロ超えの走行で、一度もバルブ切れを起こしていない。

長年製造されているH4タイプのハロゲンバルブは、製品として既に完成の域に達しており、そうそう切れる事などない訳で、現実的にはLEDの方が超寿命などとは言えないと思う。



フィラメントだけの単純構造なハロゲンバルブに対し、そもそもLEDは半導体であり、12vを直で
繋げない為、構成部品に抵抗や定電流ダイオードなども含まれている訳で、LED以外の電子部品がパンクしても点灯しなくなるし、基盤のハンダ付けがトラブルを起こす可能性もある。


そもそも半導体は熱に弱いため放熱が悪いとLED自体もパンクしてしまう。
光源としての総合性能で言えば、製品価格も含めて自動車用のLEDバルブはまだまだハロゲンバルブに追いついていないと思う。

家庭用なら、電気代が安くなると言うメリットがあるが、クルマやバイクはエンジンが掛かっていれば常に発電してる訳で、LED化による電気代節約のメリットは無いし、LEDに替えた所で燃費に影響するほどガソリン消費が減るとも思えない。

雪国住みなので、パンダのヘッドライトをLED化するなんて事はありえないが、ここに来てドカもハロゲンバルブで行く事が確定した。



そんな訳で今欲しいのはコイツ!



ゴールドバルブである♪
思えばコレは良い製品だった。
明るいイエロー光は見やすかった。

それまでのイエローバルブはこんなだった…



黄色のカバーが付いてるんだから、当然暗くなってしまう…サングラス掛けてる様なもんだし🕶️光が弱るのは当然である。


ゴールドバルブは明るいイエロー光で見やすかったが、当時の保安基準に適合せず、車検に通らなかったんだよなあ…😰

照射は黄色に見えるけど、対向車からは虹色みたいに見える事から、【前照灯は白色もしくは淡黄色】と言う項目に反していた。

マツダ時代は、車検整備のクルマでゴールドバルブが付いていると交換していた。

そんな事もあり、ゴールドバルブは廃れてしまったんだよなぁ…
白色と淡黄色のバルブしか無い時代に作った、化石の様な古い法律に縛られて、良い製品が消えてしまったバカバカしい例である。



あと、いまだにこんなのが売られてるのは驚いた。



こんな濃いブルーのグラサン掛けていては、明るい光が出る訳が無い。
その昔、この青いコーティングをカッターで削ぎ落としたら、当たり前だけどすごく明るくなって笑ったっけ♪
『わざわざ濃い色塗って暗くしてどうすんだよ!🤣』

放電系の強い光が青白く見えるからって、普通の電球に青いフィルターかけても暗くなるだけ。

昔ブログに記事挙げたけど、そのブログが廃止されて引越ししたから、その記事無くなってしまったんだよなぁ…

そう言えば、

『ハロゲンバルブは手で触ると皮脂が付いて割れる』と言う俗説の検証もしたっけ(笑

ハロゲンバルブにCRC 5-56をぶっ掛けてから点灯しても、ちっとも割れなかった(爆

ハロゲンバルブは超高熱になるので、ガラスに付着した油分なんてあっと言う間に蒸発してしまうし、ガラスに付着した汚れも焼き払われてしまって無くなる事が分かった。


ハロゲンバルブというのは、とてもよく出来た製品なのである。
と言う訳で、今後もドカはハロゲンバルブ使い続けることにする♪

製造中止…にはならないと思う。
なぜなら、雪国では発熱しないLEDバルブなどクソであり、ライトに付着する雪を溶かせるハロゲンバルブこそ至高だからである。


ネットでこんな商品を見つけた。



バカなメーカーが何も考えずにLEDなんか使うから、雪国では吹雪くとヘッドライトやテールライトに雪が付着して、見えなくなってしまうのである。
こう言うのは、本来メーカーが組み込むモノなんだろうが、金が掛かるのでメーカーは装備してくれない。



これ、ヘッドライトとテールライトに装着したら、結構な金額だよなぁ…
そもそも、LEDで節電したのにヒーターで電気を使うとか本末転倒である。
電球ならこんなモノ必要ない訳で、自動車の灯火のLED化はなんとバカらしい事か…


よく『LEDは切れない』って言うけど…
古いクルマのLEDハイマウントランプが切れてるのをよく見かける。
特に横長で、ずらっとLEDが並んでいるタイプは何個も切れているのを見かける。
LEDだって切れるのである。

LED自体が切れなくたって、長く使ってれば振動でハンダ付けは取れる事は普通に起こる。
現行の車種だって、乗ってれば古くなるのであって、LEDが点かなくなる事は普通に起こるだろう。

そして『切れない』前提なので、ハロゲンバルブの様に、光源だけを簡単に交換できる様な作りになっていない。
下手したらヘッドライトユニット1体をゴッソリ交換になる。
…費用は考えたくも無い😓




こんな事を書いてると、私がLED否定派だと思うかも知れないが、別にそんな事はない。
部屋の蛍光灯はLEDに交換してあるし、電気スタンドもLEDを使っている。

ドカのウインカーとテールランプも自作でLED化していが、それは節電とは全く違う理由でLED化してるので、それについてはそのうち記事にしたいと思う。

要は適材適所だと思うのである。
私は、現状ではクルマやバイクのヘッドライトに関しては、LEDよりハロゲンバルブの方が優れていると思っている。

因みに…





ドカにスペアとして搭載しているこちらのH4バルブは100円で購入したものである(笑
石上車両という自動車解体屋さんがやっている、中古パーツ屋で購入したもの。



要は、解体されたクルマから外した中古バルブが投げ売りされてたのだ。
どうせ捨てるなら100円でも売れればめっけもんだしね♪

コスパではLEDバルブは、ハロゲンバルブの足元にも及ばないのである‼️

因みにブレードヒューズは1個10円で売ってた😂
10年くらい昔の話だから、もう売ってないかも知れないけどね。



終劇。



【P.S】

凄いLEDバルブを見つけましたよ‼️





側面では無く、先端が発光すると言う…
反射板完全無視バージョン‼️

この発想は凄すぎる!😱


ハロゲンバルブ


凄いLEDバルブ


ハロゲンバルブ用の反射板がLEDに適さないなら、いっそのこと反射版を使うのをやめてしまおうと言う開き直りが凄い‼️

ただ…レンズの中心部分しか光が通過しないので、レンズカットの効果がほぼ無くなるだろうなぁ。
左側通行用の配光とか無意味になりそう😓


でも…ちょっと気になる。
LEDの発光面積も、ハロゲンバルブに合わせ無くて良い訳で、明るい可能性があるな…

試しに買ってみようか?(爆

…ってハロゲン続投じゃないんかい‼️😅