キャリパーピストン到着~♪



在庫なしで2週間かかると言われてたけど、1週間で到着しましたよ。対応も迅速丁寧で良い業者さんでした♪

後はただキャリパー外してコイツを組み込めば終了なんですが…


キャリパーピストンの内側ってめっちゃ錆びますよねぇ…😰

で、一応ピストンの内側は塗装しました。
分かりづらいですが、上の画像は内側をタンクシーラーで筆塗りしてあります。

で、ふと思ったんですね。
『ステンレス製だったら錆びなくて良いのになあ~』と。
ぶっちゃけ、材料と旋盤があればキャリパーピストンって作れそうだよなぁ…形的には単純だし。

作るとしたら内側は掘らなくても良いな…でもそれだとクソ重くなるんだろうなあ…
『アルミで作れば良くね?』って思いました。
バイクのキャリパーピストンはアルミ製だし、そもそもこのパンダのキャリパーボディもアルミ製な訳だし。

アルミ製なら、軽いから内側を掘らなくて良いな。
ってか、内側にネジ穴付ければ良くね?
8mm位のネジ穴付けとけば、そこにボルトをねじ込んで引っ張ればピストン抜けるし♪

…なんて、そんなもん作りもしないのに妄想してたんですよ。


そしたらふと…

このピストンの内側の穴って塞いでしまえば錆びる事なくね?
…って思ったんですよ。



と言う訳で、手持ち(パンダの泥除け作った余り)のゴム板を切って…



ピストンにはめて瞬間接着剤で固定。


ブレーキパッドの熱を考えて、ピストン端面から3mmほど奥にゴム板を固定しました。


後は境目をシーラーで埋めました。



温度変化によるピストン内の空気の膨張収縮があると思いますが、このゴムの真ん中には、コンパスカッターを使用した時の針の穴が貫通しているので問題は無いかと。

これでキャリパーピストンの内側が錆びだらけになる事はないでしょう♪😄

まぁ、錆びても何の不都合も無いんですけどね…気分の問題ですよ♪






で、せっかく…と言うかまたキャリパーを取り外さないと作業が出来ないので、この機会にブレーキホースも交換する事にしました!



由緒正しいブレンボ製であります。



『ブレンボ、チャンピオンの選択』だそうです😅

よく『ブレーキのゴムホースは亀裂が無いか点検うんぬん…』とか言いますが、ブレーキホースなんて目視で良否判断なんて出来ません。

何故なら…





ブレーキホースは単純なゴムホースでは無く、その内部構造は何重にもなっていて、繊維の層も有り、
表皮に亀裂がある=漏れる…とはならないからです。

表皮が亀裂だらけでも、1番内側のホースや周りの繊維が無事なら漏れる事は無い。
逆に、表皮ゴムが何とも無くても、1番内側のホースに亀裂が入っていたら、漏れたブレーキ液は繊維の隙間を通り抜け、外側のゴムを内側から破裂させてしまう訳で、ホースの良否なんて【耐圧試験】をしないと分からない訳ですよ。


思えばウチのパンダも24万キロ超え…
多分、前のオーナーも交換していないだろうから、おそらく29年替えてない訳で…🥶
ヒビ割れは無いけど流石に交換しておこうと思った訳です。

ってか、ググってみたら
『ブレーキホースは4年で交換』とか『7年で交換』とか出て来た💦
強制では無いものの、それくらいで交換するのがセオリーなのだろう。

と言うか、昭和時代はディーラーの車検整備では、割とブレーキホース交換作業をしてた様な気がする…何年おきかは覚えて無いけど、車検整備記録簿にブレーキホースやマスターシリンダーのインナーキットや、キャリパーシールの交換が検査員から指示されてた。

異常が無くても定期的にブレーキマスターシリンダーをバラして、シリンダー内壁の傷を点検して、内部パーツを交換してたっけ…

その後、規制緩和が行われて、強制では無くなったのだろう…
昭和時代から見ると、今はゆるくなってるよなぁ~
そもそもユーザー車検なんかやってる人はいなくて、車検となれば、整備工場でみっちり整備を受けるのが当たり前だったもんなぁ…




ってかこのホース、1本たったの2240円でした。
安いんだからさっさと交換しとけって話ですね😅

と言う訳で…

新品ピストンに交換~




前回、Cクリップを作った訳ですが…


やっぱりワイヤーで縛る事にしました。
と言うのも、私はピストンが錆びて固着したのは、縛ってるワイヤーが折れたせいだと思ってたんですよ。

で、ワイヤーに代わるものとしてCクリップを作っておいたんですが…いざキャリパーを外してみたら、ワイヤーは何ともなく、ブーツが破れてたのが原因でした。

暫く考えて、
『ワイヤーで縛った方が水が入らなそうだな…』と言う結論に達した訳です。

そしてブレーキホースも交換~



で、いつも通りすんなりとは行きませんでしたよ(泣

予想はしてましたが、このパイプの接続部分が緩まない💦


C-RC 55-6を吹いて、ちょっとずつ緩めたり締めたりを繰り返してやっと外れました。
リアブレーキシリンダーを外した時、ブレーキパイプがポッキリ折れたのが頭によぎりました。

組み付けはネジにたっぷりスレッドコンパウンドを塗り込んでから組みました。
カジリ防止とかじゃなく、隙間を埋めて水を遮断しネジが錆びつかない様にです。

この後、脱脂して錆止め塗装を施しました。


交換したブレーキホースがこちら。


外観上は亀裂も無く綺麗なモンです…
でも、前半でも書きましたが、こんなの中がどうなってるかなんて分からないですから。


長いこと交換してなかった私が言っても、1mmも説得力が有りませんが…
古くなったブレーキホースは交換した方が良いですよ‼️

ぶっちゃけ、ホースの寿命とかじゃ無く、長年外さずにいると、パイプとの接合部が錆びて緩まなくなってる可能性が高いです。
ブレーキパイプが錆びて弱ってる可能性もあるわけで、そうなるとパイプが折れる可能性も…
実際、ウチのパンダのリアブレーキパイプは、7年前に錆びと固着で左右とも折れてますし(爆
image1.JPG

脅す訳じゃ無いけど、フロントのブレーキパイプが折れたらとても面倒ですよ💦


【P.S】
作業中に何気に見たら…



タイロッドエンドブーツに細かいヒビ割れ…

まぁ、これはパーツをストックしてあるので、夏タイヤに交換する時にでも一緒にやれば良いか。




因みに、モモタロウで買えるこのブーツ、カリーナと同じパーツらしい。



いや…本当は『初代フィアットパンダ』とは書いてませんのであしからず😅