いや、ウインカーは点くんですよ。
正確には『ウインカーインジケーター』が点かない訳ですよ!



この赤丸で囲んだヤツですよ。
以前から点いたり点かなかったりしていたので、昨年の車検整備でとりあえずメーター球を交換していたのですが、症状は変わらず…

車検の時は運良く点灯してくれたので難を逃れた訳ですよ。
確か、昔はインジケーターなんて検査項目は無かった気がするんだけど…と言うか昔は検査員がメーターを覗き込んでインジケーターの確認なんてしてなかったよなぁ…?

まぁ、どちらにしても今は確認されてしまうので、インジケーターもちゃんと点灯しないとダメらしい。

とりあえずヘインズのマニュアルで配線図を見てみる。





毎度思うのだが、この配線図はバカが作成したとしか思えない。
ヘインズはメーカーの配線図をそのまま載せてると思うので、フィアットのサービスマニュアル部門がバカなんだと思う。


配線を辿ってウインカーリレーらしきモノを特定する。



赤で囲んだのがおそらくウインカーリレーである。
【04580】と言う番号が書いてある。

周りを見ると、同じように番号がふられたパーツが点在している(青で囲んである)

真ん中上の【00203】は三相コイルとダイオードが描かれているのでオルタネーターだろう。
右上の【05004】は電球3個と配線の数からヘッドライトユニットだろう。
右下の【01504】は何かしらのモーターだろう。




何で、
・ウインカーリレー
・オルタネーター
・ヘッドライトユニット
・ヒーターファンモーター
って書かないんだよ!?💢
何だよ04580って!暗号か!💢

いちいち数ページ前の暗号解読表を見ないと何のパーツか分からないっておかしいし面倒だろ!💢






そして更におかしいのが、ウインカーリレーにふられた文字である。



右から、31 L P +である。
+はまだ分かる。
LとPは何かの頭文字なのか…?
31に関しては全く意味不明である。

と言う訳で、パンダからウインカーリレーを外してきた。



由緒正しいメーカー純正パーツである

裏返すと…



端子に文字が書かれているが…
+と31は合っているが、他はRとCとLである。
Pはどこ行ったんだ?
Pと似てるからRはPと同じって事か????
Lは合ってるけど、Cはどう解釈すれば良いんだ?
CLだからCOILって事か?
そうだとしても、COILの頭文字でCと書くなら分かるが、配線図に書いてあるのは「L」である。
頭文字じゃなくて『尻文字』なのか????

…配線図を描いた奴がバカならリレーを作ってる奴もバカと来てる。
もう頭痛がしてくる(ー ー;)


日本製のリレーはこうだ





これはオムロンのラッチングリレーと言うモノだが、図を見れば内部にある2組のコイルと2組の可動接点がどの様に配置されてるかちゃんと描いてある。
10本の足がどう接続されてるか一目瞭然である。


一方こちらは中国製の5個で1035円のリレーである。





内部がどうなってるか描いてあるし、端子の配置から、銅製のがコイルで、縦に3本並んでいるのが接点の端子だと容易にわかる。

中国製の安物ですらちゃんとしてるのに、フィアット純正がこの体たらくである(ー ー;)


因みに、配線図を辿ったところ、
P(リレーではR)がインジケーター。
31はボディアースだと分かった。

因みに、インジケーターはイタリア語で何と言うか調べてみたが、indicatoreなので頭文字はPでもRでも無い。
尻文字だとしてもEである。
他に呼び方があるのだろうか?
それにしてもボディアースが「31」と表記されてるのは全くもって意味不明である…




愚痴っていても仕方ないので…


怪しいウインカーリレーを開けて接点を見てみる…👀



焼けて凹んでるような気もするがよく見えない…


…ので、バネを外します。





可動接点を引っ張り出します。






因みに、上がインジケーター用の接点で、下がメインの接点です。



ダイヤモンド💎ユカイ‥ではなくダイヤモンドヤスリとフェルトヤスリで綺麗にします。



まだ凹んでいるが、平になるまで削ると接点が外れてしまいそうなので妥協します。





次は相手側の接点です。



インジケーター側は磨耗で凹み、メイン側は焼けて出っ張りが出来ています。

こちらもダイナモンドヤスリとフェルトヤスリで綺麗に整えてます。




因みにダイナモンドというのはタイムボカンでペラ助が胸につけてるコレです。





それはさておき、
接点は摩耗してる上、削って整えたため、クリアランスが広がってしまったので、曲げて調整します。






後は戻しておしまい。



インジケーターの点灯も確認♪

これであと10年は大丈夫👌…かな?