こちらは1989年型ドカティ900SS



リアサスはリンクなしのカンチレバーモノサスである。
ヤマハがRZ250とかに使ってたタイプであり、シート下に横倒しでモノサスがマウントされている。
…が、サイドカバー部分で隠れてサスユニットは見えない。



で、

マイナーチェンジした1991年型ドカティ900SSがこちら。




サイドカバー部分が大きくカットされ、リアサスユニットが見えるようになった。



こちらはドカティ851。




M900の原型であるから、アッパーリンク式のモノサスを採用しているが、こちらもサイドカバー部分に隠れてサスユニットは見えない。


で、

マイナーチェンジした1992年型ドカティ851がこちら。



サイドカバー部分の下側が大きくカットされ、更にはステッププレートも大きくくり抜かれ、サスユニットが良く見えるようになっている。


こちらは851系の後継モデルである916



片持ちスイングアームを採用した事で、右側にスイングアームが無くなり、そのスペースにエキパイをまとめて通した事により、左側からはリアサスユニットが丸見えになった。
リンクロッドも丸見えになった事により、車高調整がとてもやり易くなっている。


そして極め付けはパニガーレ。




リンクもロッドもサスユニットも丸見えである。
実は、シート下のスペースをトグロを巻くエキパイに奪われ、スイングアーム下のスペースを触媒内蔵サイレンサーに奪われ、行き場を失ったリアサスがこの場所にマウントされた訳だが…それだけでは無い気がする。

リアサスを見せたいんだろ(笑


因みに、パニガーレV4ではエンジン幅が広いため、エンジン横にマウントするスペースが無く、尚且つトグロを巻くエキパイ、スイングアーム下のサイレンサーもあるので、スイングアームの根本に無理矢理リアサスが押し込まれており、殆どリアサスが見えない。



リアサスを見せたいドカティも、流石にこれはどうしようも無く、一般的なボトムリンク式を採用せざるを得なかった模様。