ウチのパンダのキャンバストップの縁

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本来、縁は下がってるものなのですが、中のベルトが駄目になっているので反り上がってしまってます。

中に入ってるベルトの新品がこちら。

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キャンバストップ生地の左右に入っていて、これを引っぱってピンと張る事により、縁を下げているわけです。

このベルトは左右に入ってるにも関わらず、見ての通り、左右対称になっていません。
これが本来の姿なのか、再生産で手抜きされてこうなっているのかは不明ですが、これではいけません。
これではベルトが片側だけ裏返しになってしまいます。
特に、ウチのパンダはフレームを直した為に、鉄板とアルミ板が重なっており、このベルトが被さる部分が厚いので、無視は出来ない。

と言う訳で、コイツを修正します。

まずはカッターで縫い糸を切断します。

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因みにこのカッターはダイソーで100円。
10枚入りね替え刃も100円。
良く切れるのでオススメ♪

切ったら開いて、糸を取り除きます。

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後はちまちま縫うだけ。

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小学生時代は糸通しなんか使わなくてもすんなり通せましたが、今は遠視(意地でも老眼とは認めない)なので使います。
楽できるとこは楽しましょう♪

はい出来上がり。

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ちゃんと左右対称になって気分上々ミヒマルGTですよ♪

なんて言ってる場合じゃ無いんですよ。

そもそもこのベルトはコットン製。
いや…おかしいだろ…
このベルトは引っ張ってテンションかけて取り付ける訳ですよ。
しかも、ボディ側はキャンバストップ生地と重ねて、一緒にリベットで固定。
要はベルトに穴を開けて留める訳ですよ。
しかも、その部分はルーフの上に露出してて、雨が当たると言う作り。

更に、キャンバストップの中骨を取り付けるリベットも、このベルトを貫通している訳ですよ。

そんな大事なベルトに「コットン」って…
そんなの長持ちする訳無いやん!
ぶっちゃけ、ケプラー繊維とかの強靭なベルトじゃ無いともたないやん!!!

実際、このパンダがウチに来た時、新車から12年経ってて、ベルトは全部駄目になって、キャンバストップの縁が反り上がってたし。

このまま取り付けても、恐らく10年はもたないはず。
それが分かってて、みすみすこれをそのまま使う気にはなれません。
だったら強化するしか無い訳ですよ。

残念ながらケプラー繊維はどこで売ってるのか分からないので…
革で強化する事にしました。

たまたま行ったカバン屋さんの店先に、革生地の端切れが1000円で売られてたので、1番細長いのをゲットしてきました!
確か、東急ハンズでも売ってたと思います。

そいつをベルトと同じ幅にカットします。

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ボンドG17で接着!

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フレームに引っ掛ける部分は接着だけでは不安なので、縫い合わせます。

革を縫う時は、前もって穴を開けます。



使う糸と針はこちら。

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東急ハンズにて購入したもの。
過去にハンドルに革を巻いた時に使ったものの余りです。

ちまちま縫って出来上がり。



革で補強したものの、コットンに雨水が滲みると耐久性が落ちると思うので、コットン全体にシール剤を塗り込んで処理。

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これは、後にベルトに固定用の穴を開けた時にもほつれを防ぐ効果も期待しています。

続く。