普段は「ビームせどり」との比較が中心のパンドラ・メソッドですが、今日迎え撃つライバルは「電脳せどり」。
一見ハイカラな「電脳」という強力な方法について検証してみましょう。
パンドラ・メソッド三本勝負。果たして今日の軍配はどちらに^^。
以下、電脳せどりのメリットとデメリットを述べますが、これは現時点で検索したり考えたりしたことなので、これからも新事実が出てくると思います。
その都度更新していく予定ですので、ご注目いただければ幸いです。
電脳せどりとは文字通り、ネット通販を利用してアイテム間の利ざやを取るという、かなりスマートにして今日的な方法です。
ヤフオクで落札したものをアマゾンに出品とか、とにかく知的効率的功利的かつ「せわしない」方法です。
その様、まさにせどり界の為替ディーラーともいうべき情報戦極めたるエリートたちの所業。
一応現物を扱う実体経済ではあるものの、基本的に情報先行で取引することから、為替ディーラー的と表現してみましたが。
この点にご注目ください。
生き馬の目を抜くかのごときこの手法には当然「向き不向き」の格差が大きそうだということを。
電脳せどりのルートをおおざっぱにくくるとこうなりますか。
ヤフオク←→ヤフオク
ヤフオク←→アマゾン
アマゾン←→アマゾン
海外市場(ebay, Amazonなど)←→ヤフオク
海外市場(ebay,Amazonなど)←→アマゾン
海外市場(ebay,Amazonなど)←→海外市場(ebay, Amazonなど)
順列組み合わせの問題ですが、ここにも利益の大きい組み合わせがあって、それぞれがアイテムと時期によって微妙に変動するわけです。
いやー実際にやってるみると「不毛地帯」by曽野綾子with三白眼唐沢寿明!
てな感じのめくるめく世界でした。
一流商社マン的なセンスが要求され、スリルが楽しめますよ。
電脳せどりのメリットを挙げてみましょう。
1.外へ出る必要がない
2.近所にブックオフなどの店舗がない人でもできる
3.グッズ、フィギュアなど他のジャンルにも進出できる
…他に何かあったかな。商社マン感覚を勉強できるという以外に。
メリットもいくつかあるにはあるのですが、この世界、そんなに甘くありません。
先の記述でお分かりの通り、この分野は「商才に長けたり」「一流商社マン的なセンスの持ち主」には非常に向いていると思います。
また、そのようなセンスを身に着けるためにも、一度実践してみる価値はあります。
私も一時期どっぷりと浸かってみました。競争率の低そうな海外市場に。
海外アマゾンで輸入して日本アマゾンやヤフオクで売ったり、もっと上級のebayに手を出したり。
翻訳サイトに日本語を打ち込んで英訳。その英文をもう一度日本語に訳して修正してさらに英訳。みたいにして海外のCDを中心に輸入しました。
心温まるエピソードもありました。それはまた後日。
実践してみて、けっこう面白くはあったのですが結論は…
疲れる。せわしない。利益低い。向いてない。
私にはどうも向いてません。デメリットの方が多かったという印象があります。
電脳せどりのデメリットをまとめてみましょう。
1.単価が高くなる。
店舗と違って送料を考えるから、やはり数百円というのは考えにくい。数千円単位からの取引になりがちです。
2.利益率が低くなる。
前回書いたような105円の「スター・ウォーズ」が8,000円になるなどというミラクルは99.3%ありません。
理性的に“ほどよく”こなれて、感じよく熟らされた常識価格の薄利多売。円高差益でなんぼのもん。といった取引の連続になります。
CD-BOXに20,000円くらい投資する覚悟があるならば、そいつが35,000円ほどに化けてくれるときもありましたが…
3.全国区なので強力せどらー敏腕ディーラーに根こそぎ持って行かれる
こういうことに長けた為替ディーラー的せどらーの独壇場です。彼らの陰で行き倒れる敗者の数たるやどれだけのものでしょう。
4.到着までのタイムラグがある
海外の場合は注文・落札から到着までに数週間から2ヶ月なんてことはザラです。
その間に価格変動をきたして不良在庫。というケースが多々ありました。
国内にしたところで今「ここに無いもの」を一所懸命に手配するのと、
目の前に「すでにある物」をすんなり手にするのでは、
後者の方がはるかに有利で優位なことは火を見るよりも明らかです。
5.商品に触れることができない
日本国内での取引ならば、まずまずアマゾンの「状態」は信じてもいいでしょうが、やはり中古が中心の市場です。
出荷時に「非常に良い状態」がすでに粗悪品だったり、輸送の過程で「粗悪品」へと華麗に脱皮していったりというケースがあるでしょう。
CDケース粉々という事態にわずか10数回の取引で2回も遭遇した私は運が悪いのでしょうか?
世間では「CDケースが破損したら、新品の代用ケースに入れればいい」などということを書く人がいますが、今や曲そのものはダウンロードで済む時代です。
わざわざCDで購入する人は、パーフェクトな状態を期待しているのです。
そのへんのCDケースでは代用できない、特殊なCDケースとか、非常に凝ったCDケースが数多あるということを忘れないでください。
以上のように店舗で現物を見るのと電脳で入手することには少なからぬリスクの差があることは誰もが体験しているのではないでしょうか。
あくまでも私のように電脳せどりに“向いていない”人の話ですからね。
だからこそ、以上のようなデメリットをすべて克服したパンドラ・メソッドが私には向いているのです。
ビームせどりにおいて最も強力なワザがあります。それをお教えしましょう。
「定番せどり」です。
たとえば海外盤のみ発売のCDの中に、継続して日本で高く取引されるものがあります。
そういった「いつでも人気」の定番アイテムを輸入しては国内出品を繰り返す。
定番アイテムのリストを何十と確保していたら…。あなたはほとんどリサーチする必要のない「左団扇せどらー」へと成り上がり、一生安泰の境遇を得るでしょう。
「King of Left Fan Books Buyers」byエキサイト翻訳です。
唯一この手法だけにはパンドラも一本まいったか。かっかっか。てなもんです。
しかし、補足しておきましょう。
パンドラ・メソッドの凄い点は、たった「ひと手間」で即座に「電脳せどり」へ移行することができるということです。
その際必要とあらばネット上のものと実店舗のもの2点を同時に確保。などという凄技も可能になります。
パンドラ・メソッド単独でも充分なのですが、「電脳せどり」を排除することなく併用したら、それこそ最強の方法となるでしょう。
近日中に会員様限定ホームページでパンドラ+電脳の実践・実況を特集する予定です。
乞うご期待。
パンドラ・メソッドは「電脳」と「ビーム」の中央にどっしりと君臨して、双方に拮抗できる方法だといえるのです。
ご興味を持っていただけたら幸いです。
http://pandoramethod.greater.jp/pandora_sublime.html
あなたが“こちら側”にいらっしゃるその日をお待ちしております。
次なる勝負は「目利き」を相手にパンドラ・メソッド三本勝負大団円とも目論んで居たが、
近頃「無在庫せどり」なる不逞の輩が都を跋扈してゐるらしい。入念緻密な手法吟味の末に挑まねばなるまい…。かっかっか。(次号のその次の次の次くらいを待て)