さて、そこから検査入院の始まりです。
脳腫瘍があることはわかったので、それがどんな大きさで、今後どうやって治療をすすめたらいいのかを先生方が判定してくださいます。
検査入院期間は6日間です。
体は元気なので、検査がない間はとてもひまです。
目が霞むので眼科にかかったり、鼻がきかないので耳鼻科にかかったり、いろいろ検査していただきました。その中でもとても印象に残っているのは以下の二つです。
★造影剤を使ったMBI
ピーゴロゴロずんずんちゃっちゃ、の音を5分くらい聞いた後、はーい造影剤いれますねーと一旦筒から出されて、腕から注射で造影剤なるものをいれられます。
すると腫瘍に色がついて見えやすくなる、とかだったような気がします。
注射は特に痛くないですし、20分くらいはうるさい筒の中に入れられてしまいますが、それほど苦痛ではなく、ちょっとうとうとしてしまう感じで終わります。
「造影剤をうつ前後にはたくさん水分をとりましょう」みたいなポスターが貼ってあったので、たくさんお茶を飲みました。
★カテーテルを使った検査
これがつらかった・・。
足の付け根くらいから細ーいカテーテルを脳までかな?通して、腫瘍に血液を送っている太い血管があるかどうかを調べる検査、です。
まず、検査室がすごい。
宇宙人の検証を行うためなのでは・・というくらいものものしいというか、大きな機材がたくさんあります。あとはガラス越しに先生方が見れるようになっていたりとか。
こんなに大きなモニターある?ってほどに大きなモニターが横にあって、私は台の上に寝っ転がるだけといえばだけなんですが、ずっと意識はあります。
局部麻酔で、足の付け根に麻酔をします。それがまず痛い。。でも絶対に動いちゃだめだからね、の状態で優しい看護師さんたちが押させてくれます^^;
その後は麻酔で意識は朦朧としているものの、絶対に頭を動かさないで、というような時もあって、目をつぶってーと言われて目をつぶって、呼吸で動くのもNGだから息止めてね、と言われる瞬間もありました。
目をつぶっているのに、ピカピカ!バチバチバチ!!!というような目の奥で閃光が走る感じを何度か味わい、朦朧としながらも「なにこれー!!!!!」の状態が続きます。
小一時間くらいその部屋で検査を受けていたのでしょうか。
最後に、優しい看護師さんが「終わりましたよーとっても詳しくいろんなことがわかりましたよー^^」と声をかけてくださったのが忘れられません。
あーよかった、いろいろわかったのかーと思い、そのままベッドで病室までゴロゴロ移動。
半日~1日は絶対にカテーテルを通した方の足を動かしてはいけない(動かすと大量に血がでてしまうかも・・)ので、足の付け根に砂袋をのせられました。
重い・・・・・・・でも意識は朦朧・・・・・・・・・起き上がることもできず、ぼんやーりずっと横になっている状態でした。
それでもごはんの時間はくるもので、明るく運んできてくださいます。
「起きれません・・・食べられません・・・」と丸一日なにも食べずです。
水分は点滴でいれてもらっているので問題なしです。
・・・と、そんな検査入院でした。
続きます。