新種魚竜(Dearcmhara shawcrossi)の化石を発見―UK・スコットランド | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

 ↓ AFP(2015.1.13) より

 

約1億7000万年前の先史時代に現在の英スコットランド(Scotland)沖の海域を

遊泳する巨大な魚竜がいたことが、スコットランドの科学者チームによって12日、

明らかになった。

 

 ↓ Dearcmhara shawcrossi の復元想像図


Dearcmhara shawcrossi 01

この魚竜の存在については、スコットランド北西部沿岸に浮かぶスカイ島(Isle

of Skye)で発掘された化石から確認された。

イルカを獰猛にしたような姿で、全長4メートル程度まで成長したと考えられると

いう。

英エジンバラ大学(University of Edinburgh)の科学者らが率いた研究チームは、

アマチュア化石収集家のブライアン・ショウクロス(Brian Shawcross)さんに

ちなみ、この巨大な新種生物を「Dearcmhara shawcrossi」と名付けた。

ショウクロスさんは、1959年にこの生物の化石を多数収集して博物館に寄付

した。

これらの化石から今回の新種発見が可能となった。

 

 ↓ KLIKPOSITIF より


Dearcmhara shawcrossi 02

エジンバラ大学地球科学部のスティーブ・ブルサット(Steve Brusatte)氏は、

「恐竜が生きていた時代、スコットランドの海域ではモーターボートと同じくらいの

大きさの魚竜が泳ぎ回っていた」と語り、「その化石は非常に珍しく、今回初めて

それがスコットランド固有のものだと分かった」と説明している。

スコットランドといえば、ネス湖(Loch Ness)の「ネッシー(Nessie)」が有名。

毎年数多くの観光客がスコットランド北部の湖を訪れている。

 

 

「Dearcmhara shawcrossi」は、爬虫綱魚竜目Dearcmhara属に分類されます。

推定体長:4.3m

魚竜としては、小型で原始的。

ジュラ紀中期にあたる同時代、アラスカや南米などでは大型魚竜への進化が

既に起こっていた為、何らかの理由でスコットランド周辺では進化が遅れていた

と考えられています。

 

 

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