『ベストハウス123 SP』 黒い未亡人 | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

29日の 『ベストハウス123』 は、

壮絶!ものスゴい女スペシャルPart4 4時間スペシャル! でした。


愛した男はあの世行き!謎が謎を呼ぶ連続不審死!
毒グモと呼ばれた疑惑の未亡人


サンドラ・ブライドウェル(Sandra Bridewell)の最初の結婚は、24歳の時だった。
彼の名は、デービット。名門歯科大学を主席で卒業したエリート。
実家も歯科医という裕福な家庭の育ちだった。
これまで勉強一筋で女性と付き合う事も初めてだったデービットは、瞬く間に
サンドラの虜になり、出会ってわずか一ヶ月半で、2人は結婚。
しかし、サンドラが描く幸せの形は歪んでいた。
彼女の希望で、テキサス州の高級住宅街に新居を購入。
だが、内装に1,500万円掛けたのをはじめ、サンドラの浪費はデービッドの
収入を超えていた。
彼女はお金を与えられることでしか愛を感じられない女だった。
金持ちと幸せな結婚する。それがサンドラの人生の全てだった。
何も言えず、1人追い込まれてゆくデービット。
そして結婚から8年後の1975年2月、デービットは自宅で拳銃により自殺した。
これにより、サンドラは莫大な保険金を手に入れる。

それから3年、35歳になったサンドラはあるセレブパーティで、
ボビー・ブライドウェルと出会う。
高級リゾートのオーナーや不動産業を営み、年収は100万ドル。
半年後、サンドラはボビーと結婚。
結婚すると、再びサンドラの浪費が始まった。
今度は家計が破綻する事は無かったものの、ガンに冒されボビーが死亡。
しかし、サンドラは彼の死後も残された財産で何不自由なく暮らした。

40歳になったサンドラは、1人の男性と恋に落ちる。
アラン・レリグ 29歳。 前夫と違い、心も体も強そうなスポーツマンだ。
彼は不動産会社に勤めるごく普通のサラリーマンで、金持ちではない。
1984年、2人は出会って半年で結婚式を挙げた。
今度はサンドラもアランに深い愛を注ぐ。
愛といっても、アランのためにと激しい浪費を繰り返すサンドラ。
こうして彼女が使った金は毎月2万ドル、およそ200万円。
とうとうアラン名義のカードを使い、それが元で口論にもなった。
そして、アランは何者かに銃殺された。
殺害される前に入った保険金の受取人は、サンドラだった。

警察も一番に目を付けたが、サンドラは容疑を否定。
マスコミは、サンドラが3人の夫を死に追い込んだと疑惑の記事を書きたて、
「ブラックウィドウ」=疑惑の未亡人と呼んだ。
しかし、その後も捜査は進まず、事件は風化した。

だが22年後の2007年3月2日、サンドラ・ブライドウェル逮捕。
容疑は詐欺罪。老人相手に偽名を使い、金を騙し取っていた。
夫殺しの容疑については、証拠をつかめず不問。
2010年2月には出所している。

 ↓ 右がサンドラ・ブライドウェル

パンデモニウム-サンドラ・ブライドウェル01



「黒い未亡人」というと、コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の
小説の様ですが (;^ω^)、日本でもこうした事件は度々起こっていますね。

「ブラックウィドウ」とは、クロゴケグモの事です。クモ
一時期 話題になったセアカゴケグモと同じ仲間で、
語源は、毒性が強いので噛まれた時の死亡率が高く、奥さんが後家になる、
という俗説が有ります(語源としては俗説ですが、毒性が強いのは本当)。
実際には、ゴケグモ類の英名 「Widow Spider」 の直訳で、
ゴケグモ類はオスの体がメスに比べて非常に小さく、交尾後にオスがメスに
食べられることに由来します。

どちらにしても おっかないハナシです。 叫び


この項、続きます。