シラエビ
韓国で見つかった、幽霊のように透明な体をした夜行性のシラエビ
(写真、2010年9月発表)。
韓国国立生物資源研究所(NIBR)のキム・ミンハ氏によると、こうした特徴のため
非常に見つけにくい生物だという。
香港と日本ではすでに生息が確認されているシラエビだが、韓国では済州島
付近でつい最近発見されたばかりなのも、この見つけにくさに原因がありそうだ。
「この透明なエビは、イソギンチャク、ナマコ、硬質サンゴ、軟質サンゴなど、
他の動物に依存して生きていることが多い」とキム氏は話す。
タイラギカクレエビ
斑点のある小さなエビが、韓国の海産の二枚貝タイラギに乗る
(撮影日不明)。
タイラギカクレエビと呼ばれるこの小型の甲殻類は、日本とオーストラリアでは
以前から知られていたが、韓国で最近初めて発見されたことが2010年9月上旬に
発表された。
「このエビは二枚貝と互いに依存する共生関係を保って生きている。二枚貝は
エビの隠れ家になっているのだろう」
NIBRは朝鮮半島に生息する動植物の多様性を記録するプロジェクトを
2006年に開始し、2014年まで継続する予定だ。
最新の調査活動では117種の新種が発見され、それまで韓国で見られなかった
15種が新たに確認された。
ツブベニオウギガニ
韓国で初めて確認された小型の赤いカニ、ツブベニオウギガニ
(学名:Liomera margaritata、写真は2010年9月上旬発表)。
韓国国立生物資源研究所(NIBR)のキム・ミンハ氏によれば、このカニの肉は
「捕食者に対して十分な毒性がある」。
ただし、「このカニは藻類しか食べず、毒を武器として使うことはない」という。
体長1.7センチのこのカニは、これまでマダガスカル、ベトナム、タイ、
インドネシア、日本では確認されていたが、最近になって韓国の済州島の
近海で初めて確認された。
キム氏は、「このカニは動きが遅く、普段は岩の隙間に隠れている」と話す。
シラエビ・・・甲殻綱十脚目オキエビ科シラエビ属
日本では富山湾などで水揚げされ、食用にされています。
確かに幽霊の様にスケルトンですね。 (^ω^)
タイラギカクレエビ・・・甲殻綱十脚目テナガエビ科カクレエビ亜科
何とカワイイやつでしょう (´∀`)
つぶらな眼に攻撃力の低そうなハサミ・・・
カクレエビの仲間では、日本でも新種が発見されています。→ コチラ
参考までに、居候しているタイラギとは、
タイラギ・・・二枚貝綱イガイ目ハボウキガイ科クロタイラギ属
貝柱などが食用にされています。
真珠層が美しい貝です。
手に入れても、収縮に拠るものか 割れてしまうコレクター泣かせの貝です。
ツブベニオウギガニ・・・甲殻綱十脚目オウギガニ科ツブベニオウギガニ属
スベスベマンジュウガニもオウギガニ科で、同じく有毒ガニです。
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