泥棒を考える4人 | 茶色い晩御飯

茶色い晩御飯

茶=男27歳 水=女27歳 ふー=女28歳 ピ=女29歳

ピンクッチ『泥棒しようよ』
ふーちゃん『…』
チャイロ『わかった…
まず計画が大事だね』
水色『そうだね、まずどうやって侵入するの?』
ふーちゃん『庭から進入が一般的なんじゃないですか?』
水色『一般?怖くない?誰かいるかもしれんし』
ピンクッチ『しかたないよ、
まず窓を開けないかんから、石を投げて割ろう』
チャイロ『目立つなぁ~』
ふーちゃん『だいぶうるさいですね、残骸も散らばりますし』
ピンクッチ『そこは、石じゃなく大きな亀を投げ込んで、ガラス割った後、そいつに中で片ずけさせるんよ』
水色『まず音の問題やろ?片ずけはどうでもよいよ。
待つの?片ずけ終わるまで、音がうるさい問題は解決してないから、家の人起きて来ちゃうよ』
ピンクッチ『そこは窓割れる音と同時に猫の鳴き真似を全力でやろう』
チャイロ『バリーン!!って凄い音がするんよ』
ピンクッチ『ニャーゴ!ニャーゴ!ニャーゴ!ニャーゴ!ニャーゴ!』
チャイロ『…

バリーン!』
ピンクッチ『ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!』
チャイロ『…

良し』
水色『良いんだ…、よけいうるさい…』
ふーちゃん『窓を割って進入できたとしてどうします?』
ピンクッチ『そりゃ金庫のとこに行きますよ✋』
チャイロ『今どき金庫が一般家庭にあるかね?』
水色『ありそうな家に進入しよう』
ふーちゃん『開けようとしたら金庫にセキュリティ付いてて、警報とかサイレンが鳴り出したらどうします?大音量で』
ピンクッチ『アタシが金庫に抱きついて丸くなって音を防ぐよ、音を閉じ込めるんよ』
水色『1番小さなピンクッチが?』
ピンクッチ『ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!ニャーゴ!!!』
チャイロ『うるせ!!!』
水色『絶対住民起きてくるよ!』
ピンクッチ『夜なの?』
ふーちゃん『そりゃそうでしょ…

あぁ…ピンクッチ22時に寝ちゃうんですよね…』
ピンクッチ『うん』
チャイロ『足手まといだな~、絶対途中で寝ちゃうやん』
ピンクッチ『いつもスイマセン』
水色『人のうちの金庫に抱きついて、グーグー寝られてもね』
ふーちゃん『もし金庫が運べそうでも邪魔ですね』
水色『その時は抱きついたピンクッチごと運ぶしかないね』
チャイロ『侵入って言うか、昼に行って開けてもらおうよ住人に』
ふーちゃん『どうゆう事ですか?』
チャイロ『警備会社として行って、セキュリティシステムが作動したから確認させてくださいってのはどう?』
ふーちゃん『あー、それで怪しい奴を探す理由でお金を探すと』
水色『いいんじゃない
金庫あったらどうする?』
ピンクッチ『金庫の中に爆弾が!って言って開けさせよう』
ふーちゃん『誰がどうやって金庫の中に爆弾入れたんですか?一回開けれてますし』
水色『信じてもらえないし、金庫の中の爆弾は安全な気がする』
ピンクッチ『じゃあその家の猫をさらっといて、心配しだした頃に行って、
お宅の猫…金庫の中にいますよって教えてあげるの』
チャイロ『どうやって入った?』
ピンクッチ『旦那さんが酔っぱらってて、印鑑と一緒に入れちゃったんよ』
水色『せめて小さく鳴き声とか聞こえてたら信じるかな』
ピンクッチ『アタシが段ボールを頭からかぶって、こもった猫の鳴き声を出して演出するよ』
チャイロ『怖い!』
水色『セキュリティ会社として訪ねて、1人段ボール頭にかぶってるの?』
ピンクッチ『(ニャーゴ)(ニャーゴ)(ニャーゴ)(ニャーゴ)(ニャーゴ)』