悪役レスラーとして合コン | 茶色い晩御飯

茶色い晩御飯

茶=男27歳 水=女27歳 ふー=女28歳 ピ=女29歳

水色『ご…ご、ご 合コン』

ふーちゃん『どうしました?!』

水色『(ゴクッ)…合コン…

行こうぜ』

チャイロ『え?!!』

ふーちゃん『どーしたんですか?』

水色『もうすぐ地球は滅ぶって、昨日テレビでやってたんよ✋

おちおち寝てらんなくて夜中ずっと掃除機かけてたよ』

チャイロ『何でだよ!うるせーじゃん』

ふーちゃん『近所の人に怒られますよ』

水色『そしたら寂しくないやん』

ピンクッチ『これは早急に合コン行かないかんなぁぁぁ!

水色『滅びかけた地球を一緒にサバイバルするパートナーが必要やろ?』

ピンクッチ『まずはチャイロの整形だね』

チャイロ『え…?』

水色『完全にチャイロが足引っ張ってるね』

チャイロ『僕は男性として行って良いんよね?』

ふーちゃん『整形はお金かかりますし、
大手術ですし時間が足りませんよ』

チャイロ『(ふーちゃん…大手術なんだ…)


ピンクッチ『喋ってると傷口開いちゃうか…爆笑とかしたら顔血まみれだね』

水色『大事故だね(笑)、私は一緒にいる訳だけど…知り合いみたいには…あんまり…あれなんで…』

チャイロ『なんで言いにくそうなんよ~、そおゆう場で話すの苦手だから俺と話しててよ~』

水色『嫌だよ~、私も苦手やけど出会いを探しに行くんだよ、チャイロとは別の日に話せばいいやん』

ふーちゃん『まあまあ、まあまあ、
チャイロにも良い出会いがあるかもしれませんよ』

ピンクッチ『プロレスラーとしていけば?試合終わってすぐきましたって』

水色『あ~…なら顔血まみれでも大丈夫やん』

ピンクッチ『悪役レスラーやね』

チャイロ『待って、整形はしないの!』

水色『クマに会ったってのは?』

チャイロ『街中で?』

ふーちゃん『今そこでクマに襲われてる子供を守ったって言えば…

女の子達がキャーキャー言うんじゃないですか?!』

水色『言う言う!いいね~♪』

チャイロ『もう悪ふざけだよね…ちゃんと考えてよ』


ピンクッチ『今そこでグリズリーが~
グリズリってたので叱り付けて来たって言えば…

女の子達がキャーキャー言うんじゃない?』

水色『キャーキャー♪』

ふーちゃん『キャーキャー♪』

チャイロ『待て待てお前のはもう悪ふざけですらないな!
二人も絶っ対わかってないやろ!
グリズリるってどんな状況だよ!
クマどうしてたんだよ?叱られてクマ帰ったのか?』

ピンクッチ『あ~!チャイロがあたしの事お前って言った~!!』

水色『酷い言葉使いだね!チャイロは絶対女の子にお前とか言わないのに~!』

ふーちゃん『チャイロはそんな人じゃないと思ってました』

チャイロ『え~、ゴメンなさい…』

ピンクッチ『お前って言っちゃダメなんだよ』

チャイロ『わかった…本当にゴメンね』

水色『それだけわかれば合コン大丈夫だね…』


ふーちゃん『覆面して、覆面レスラーとして行けばいいんじゃないですか?』

チャイロ『いきなり何?まだ続くの?』

水色『覆面なら私持ってるよ』

チャイロ『なんでだよ!』

水色『韓国旅行の時使ったんだよ』

ふーちゃん『(韓国で?試合?)』

ピンクッチ『ようするに~、
覆面して行って、
自己紹介の時に、

『今、子供を助ける為にクマと戦って、
マスクの中血まみれですがよろしくお願いします』

って言えばいいんやね』

ふーちゃん『整形するから血まみれになるんですよね?
ならマスクかぶれば整形は必要ないから、血まみれなりませんよ』

ピンクッチ『おぉ♪!!!』

チャイロ『マスクは必要なの?』

水色『超ミステリアスやん♪』

ふーちゃん『やっぱりもてる為にはミステリアスは重要ですからね』

ピンクッチ『何の仕事してるんだろ~って』

水色『絶対思われるね、何考えてるんやろ~って』

チャイロ『ウケ狙いでかぶってる寒い奴みたいやない?』

ピンクッチ『じゃあ血が必要になってくるね』

チャイロ『イヤイヤイヤイヤ!』

水色『じゃあかなり痛がってる演技ね、体中』

チャイロ『どしたんだよ俺』

ピンクッチ『それで、
『もう大丈夫です……、これで…もうみんな…大丈夫です…』って地球救ってきた感じ出せば』

水色『モテモテやねありがとうって言われるよ!』