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描きました^^
 
 
 さて、民生委員のことを書いていますが、昨日知り合いの民生委員さんから電話があり、他の地域の民生委員さんが、生活保護の方が救急搬送され一緒に乗って行かれたんですが、帰りの足がなく、タクシー代はどうなるんだと問い合わせがありました。
 
 答えですが、タクシー代は出ません。条件として出る場合があります。
 生活保護の方が、すでに通院移送といいますが、通院に交通費(タクシー)が、出ている場合には、本人と一緒に帰ることで出ます。
 つまり、通院移送が認められていない場合は、ご本人が出しますが、お金を持っていないことが多いので、立て替えになり、後日ご本人から返してもらうということになります。
 ご本人が入院しちゃった場合は、残念ですが民生委員さんの持ち出しになります。
 また、立て替えれば返してもらえないことも有るかと思いますが、この場合は法的にはなんともならず、泣き寝入りになります。
 生活保護法に被保護者の権利として、すでに受けた保護金品は差し押さえられることがないと謳われているからです。
 その前に被保護者は、借金はひとつの例外を除きできません。
 立て替えがあって、被保護者が返すと言っちゃうと立て替え分が厳密に言うと収入認定されてしまうからです。
 この話は、突っ込んで以前に書いていますから、割愛しますが、民生委員が救急車に同伴で乗っていくことが有るのかですが、度々あります。
 生活保護の方は、近くに身寄りがいず、独り身であることが多いので誰にも頼るものがありません。流石に救急隊員も近隣の方を乗せることはしませんが、民生委員だと名乗ると同乗を求められることがあります。
 
 その他、どんなことが起こるかと言うとこれは、生活保護とは関係ありませんが、認知症の方が、スーパーなどでお金を払い忘れ外へ出てくる事が、たまに起こります。
 スーパー側からすれば、万引きですよね。
 最近は、万引き発覚すぐに警察通報という図式が成り立っています。
 以前のように事務所に連れ込まれ、色々聞かれたり近親者を呼ぶことは無いみたいです。
 多分、後々のトラブルを避けるためでしょうね。
 そんなときも身寄りがない方や遠方にしかいない方の場合は、民生委員が身柄を書類上引き受けます。
 もちろん、警察署まで行って書類に署名して行きますが、認知症で万引きをされた方は、パトカーで自宅まで送ってもらい、民生委員とご本人は、警察署でお別れになります。
 書類上だけ身柄を引き受けたということになるわけですね。
 なぜかと言うと、担当地区の民生委員がつかまればいいのですが、つかまらない場合は手当たりしだいに同一行政区の民生委員に連絡を入れます。
 民生委員の担当地区は、同一行政区つまり市区町村ごとに配置なんですね。
 普段は、自分が属する自治会、町内会と委員によってはその周辺の自治会、町内会だけを受け持ちますが、このように時間をかけられない場合は、近くの民生委員から順に当たっていかれるようです。
 だから、見ず知らずの方の身柄を引き受けることも有ります。
 
 ですから、民生委員の仕事って高齢者の訪問だけではないんですね。
 地域の困りごとを一手に引き受けていて何でもするわけです。
 ふたつの例にも示したとおり、関係機関、この場合だと救急隊員と警察ですが、民生委員に振って来ることが多々有ります。
 
 一番多いのが、地域包括支援センターで『あなたの地域に心配な方がいらっしゃいます。』というものですが、これは認知症の方を指すことがほとんどです。
 見守りに協力してほしいの意味なんですが、そんなのは民生委員もとっくに把握済みなんですね。でもこういった連携があって、地域福祉が成り立っています。
 ところが、ここで問題が起こってきます。
 認知症と知られることは、まだまだ受け入れがたいものですし、民生委員には職務上知り得た事実は、漏らしてはいけないという守秘義務も有ります。
 ところが、認知症の方は地域での見守りが必要なんですが、地域の方にそれを知らせることができず協力を取り付けることも憚れるわけです。
 ひとりで抱え込んでしまう民生委員もいるわけで、精神的に体調を崩されてしまう方もいます。
 こんなときはどうするかですが、ご近所に最近〇〇さん(認知症の方)見ないけれど元気にしてやありますかと聞くんですね。
 何人にも聞いてみると、おばちゃんたちはこれが話題になります。
 
 認知症なら、わかるだろと思うでしょ。でも分からない人がほとんどなんですね。
 
 まぁ、引きずるわけではないですが、福祉事務所にお怒りの手紙を出された方まで手が回らないのが、本音だと思いますし、自分で言える口が有って困っているなら自分からアクションをというのが当たり前の事だと思います。
 できない人が多くなりましたねー。
 というところで、本日のお話はおしまい。もう少し民生委員の話は続きます。
 
 
 
カタバミですね。