先日ショーン家に予期せぬ訪問者が来た。
「ドンドン!」
激しくドアをたたく。
見ると1階のじいさんだった。何かの間違いじゃないの?そう思いドアを開けてあげた。
「人違いですよ。」
「いや、人違いなどではない、話があるのじゃ!」やや興奮気味である。
「わしは一階の住人じゃ。どろぼうではない!」
わ、わかってますけど何か。。。早く用件を言えばいいものを「話があるのじゃ」から一向に先へ進まないのでドアを閉める事にした。ぼけちゃったんだろうな。。。
数日後におばあさんが来た。夫婦でぼけてしまったんだろうか。。。
そうではなかった。ばあさんはやや会話の技術があった。
「私は今年86歳である。大変な苦労をして階段を上って来た。」
そう言われればドアを開けざるを得ない。
「最近うちのトイレが詰まって困っている。お姉さんたち、トイレの紙は便器に流さないで欲しい。」
そう、中国では団地にもよるが、今だ紙はゴミ箱に捨てなければならない事がある。
「もちろん、ちゃんとゴミ箱に捨ててますよ!」
と言ったが、ゴミ箱をこの目で見ない限り引き下がらなかったので見せてあげた。
「お嬢さん、あなたはなんてすばらしいんだ。」
はぁ。。。
「私は今年86歳である。」
はい、お気をつけてお帰り下さい。
廃品回収がアナウンスを流しながら家の近くをまわっていたのはいつの事だったろうか。
「古新聞、古雑誌、ぼろきれ等はございませんでしょうか。」
今や懐かしい昭和の光景である。
中国では今だ現役である。しかし中国の品数は多い。
「古新聞、古雑誌、冷蔵庫、洗濯機、電気釜、テレビ、等回収しますよー!」
ほー、日本では今やお金を払って捨てるのになあ。
しかし、回収するのは電気製品だけではない。
「長い髪の毛回収します。」
髪の毛!ど、どうするんだ?
そこでふと思い出した。
先日友人の妹に会った。女子高生である。
「ショーンさん、今日わたしいつもと違うんですけど分かりませんか?」
え?ご、ごめん、どう見てもいつもと同じなんだけど。。。
「髪の毛切ったんです。」
お?彼女はいつも長い髪の毛をポニーテールにしている。
しかし、正面から見ると何も変わっていない。どこ切ったんだ?
後ろを見ると、いつもの位置で縛ってはあるが、背中まであったはずの髪の毛が切られ、ちょんまげになっていた。
あらら、、、どうしたのかしら?
「昨日姉に切られたんです。かつら作りたかったみたいで。」
あ、そう。。。女子高生の髪だもんな。。品質最高よね。。
と言う事ですから、長い髪の毛の方、中国に旅行される際は十分注意して下さい。