先日友人宅で、田舎者とどこかの社長が一緒に旅をするというお笑い映画を見た。

田舎者は飛行機で、スチュワーデスに窓を開けてくれと頼む。

二人の珍道中を描いたお笑いなのだが、なんともこの田舎者が憎めない。全く悪気はなく、裏表がなく、はたから見ているとむしろかわいい。

最近、中国人友人と会った。彼女はいとこを連れて来た。お姉ちゃんと弟の組み合わせ。弟は3年生だった。

「ニーハオ!」

二カーッと笑った口元にまだ生え変わったばかりなんだな、という白い歯が不ぞろいに並んでいる。

友人はいとこにケンタッキーのファミリーセットを買ってあげた。

使い捨て手袋で、チキンをわしづかみして食べる。

「わーい!」

まずはとうもろこしがあてがわれた。

「ガツガツ」

少年は早食い競争をしてるかのようにかぶりついた。テーブルにかすが落ちる。

少年はとうもろこしが食べ終わるかどうかというところで、もう一方の手でチキンをつかんだ。

がぶっと食いつく。その際チキンの油がショーンに飛んできた。

「んー、うまい!」

そ、そうか、それは良かったな。なんとなく先日見た映画を思い出した。

今どきこんな子供が日本にいるだろうか。ストレートに感情をあらわす。憎めない。

日本はいつからあんなにおすましした子供ばかりになってしまったのだろうか。。。

日本が忘れかけた何かを見たような、そんな祝日のケンタッキーであった。

ショーンの街で新しい観光スポットがオープンした。歴史的建造物である。なおかつ歴史的人物とも関係がある。

そこにもともとあった建造物を取り壊し、新たにビッグに建て直したので、リニューアルオープンと言ってもいいかもしれない。

以前の観光地と、そこを取り巻く街もまるごと取り壊されてしまった。そんな大胆な事があったのは、かれこれ半年ほど前。

もっと大胆な事はそれから半年後、国慶節の休みに合わせてオープンさせちゃった事。

何が大胆かって、だってまだ出来てないんだもの。

表玄関は出来ていた。よって、そこで写真を撮ることは出来る。

入場券を買わなくても、付近のお土産屋には入る事が出来る。

食べ物屋もあった。

いくつかの建造物を覗くことが出来た。中は「ただ今工事中」状態だった。

様々な工具が散乱していた。

ショーンはもちろん入場券なんて買わなかった。

だって、入ったって「ただ今工事中」を見るだけですもの。ねぇ。。。

お伝えしたように昨日は中秋の名月だった。

さすがに春節の次のビッグイベントとあり、昨日の昼は大変静かだった。

建設工事、道路工事、車のクラクション、子供の遊び声、すべてなく日本の正月のようだった。ニワトリの鳴き声までしなくなっていた。食べられちゃったかな?

夜になると、打って変わってうるさかった。爆竹、花火、歌声、などなど。

花火は団地内で素人があげる。マンション7回ぐらいの高さの打ち上げ花火である。

爆竹は長い時間かかればかかるほど、「うちは金持ちだぞ」という意味だと言う。

夜お向かいの棟のベランダを見ると、暗闇にろうそくが燃えていた。

窓辺にリンゴや梨を並べてあった。

お供えだ。。。こんな伝統を守る人もいる。

今朝も同じくうるさかった。普通に戻った。さらにカラオケ等が加わり、たいそうにぎやかになっていた。

ニワトリも鳴いた。まだ生きてたんだ。。。