母の介護>自宅への一時帰宅 | ちょっとづつちゃんと

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'22.4に迎えたモルモットの記録、おしゃべりインコの爆笑語録、多臓器不全で16歳で亡くなった愛犬の闘病記録 今奮闘中の母の介護ネタ etc…。
欲張りすぎず ちょっとづつ皆に心を配れるような日々が過ごせたらな。
作品サイト https://minne.com/@felt-g

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母は引っ越し前、2度と自宅に来ることはないんだ。。。

と悲しそうに言うので、

 

「リハビリ頑張って、自力で歩けてトイレに行ける状態を保てたら

自宅でのお泊まり会をやろう!」

と約束していた。

 

そして、ついに実現した!

私は嬉しくて仕方なかった。

 

事前に予約していた鰻重を手に母を迎えに行き、

夫の運転で実家へ。

楽しく鰻を食べ、しばらく ここ2ヶ月の様子をゆっくり聞く。

それからピアノ。

トータル3時間も弾いていた。

 

夕飯は冷凍庫に残る食材で作り、

その合間に、思い出の品探し。

楽しい時間だった。

 

しかし、夜になって畳の部屋で探し物をしていたとき、母が急に動き 前につんのめった。

ぎゃー

頭は打たなかったけれど、顔をすりむいてしまった。

 

はぁ。。。

やはり転んだか。

どんなに注意していても、急に転ぶから対処しようがない。

 

そこからは厳戒態勢。

ここで骨折して、我が家から遠方の病院に運ばれるのはカンベンして欲しいよ。

 

ということで、せっかくのお泊まり会も

ただただ楽しい時間を過ごす というわけにはいかないことを痛感。

シモのほうも怪しくて、でも失敗した姿を私には見られたくないから、

見たこともないような頑固な言動をしてみたり。

 

他にも支離滅裂なことを言い出されたりして、

私もぐったり。

 

そんな思いを胸に 夕方施設に戻ったら

スタッフが総出でお出迎え。

口々に「良かったねー 良かったね」と。

あぁ、母の居場所はもう、この施設なんだ と思った。

一緒にスーパーで買物をしているときも、コーヒーの粉を手にしながら

「うちに買って帰らなきゃ」と。

「うち」 とは 「施設」 のことだった。

 

母は馴染んでいるのだ。

 

私のイメージでは、2ヶ月の1度くらいは実家にお泊まりさせてあげようか なんて思っていたけど

どうやら難しいのかも。

これまで借りていた置き型の手すりを、介護保険の関係で返却したことも大きく影響。


なんでもやってみないと気が済まない性格の私だが、今回のお泊まり会実施は、気持ちを切り替えるきっかけになった。