忙しない毎日の中で | パンダの日記「パンダ日和」 by pandaosaco

パンダの日記「パンダ日和」 by pandaosaco

何が必要で、何が大切なのか――?
時に初心に立ち返り、自身の傲慢・慢心へ問いかける。
それが全ての糧となると信じて (C)Pandaosaco

 
 家に帰れば比較的のんびりとしていますが、職場はドタバタと忙しい毎日。

 年明けの保育参観から始まり、卒園式まで大小様々な行事が続いておりますよ。
(卒園式が終われば、来年度の準備がある。
 雑務が本当に多いのです。)


 2日間(どちらか都合の良い日に来られる)に渡る保育参観も、無事に終わりました。

 今年の0歳児たち、一緒に過ごしたママがお昼前に帰っても、ビックリするくらい冷静で、ちっとも泣きませんでしたよ。


 思い起こせば、昨年は子ども(同じく0歳児クラス)たち皆で泣いてしまうから、ママたちの見事な連係プレー(一人づつ静かに姿を消していく)に本当に助けられました。

 が、今年のママたちは「子どもたちが悲しむので、さりげなく帰って下さいね」とお願いしていたのにも関わらず、帰り際に「ママ帰るね」と言って抱き締めたり、窓越しにじっと見つめて手を振り続けたり、こちらのお願いに全く協力的でなく、内心「えー」と思っていました。

(ちなみに、参観後一緒に帰ることもできるので、ママと帰った子もいます。)

 ……にも拘らず、何故か今年の子どもたち、そんなママに普通にバイバイ。
 居なくなったママを探す様子もなく。

 ……。

 泣かないのは有り難いけれど、「いいの?」と思ってしまいました。

 それだけこの場所に安心してくれているのであれば嬉しいけどね。

 いや、それにしても!というね、アンビバレントな気持ち……。


 他にもね。

 2日目にママが来た女の子、1日目にみんなのママが来ているのを見てキョロキョロと一生懸命ママを探し、居ないと分かると、少し離れた場所で静かに遊び始めてね。
 どう見ても顔は寂しそうで、なんでそんなに健気なのー!と、更に愛おしくなりました。
(なのでこの時は私がママの代わりにくっついておりました。)

 普段よく泣く子なので、絶対泣くと思ったのだけどね。

 ママもバリバリに働いている家庭なので、普段から両親とも留守がちの生活。
 その子の中でその現状を咀嚼し、自分を納得させているようなね。

(誤解のないようにお伝えするならば、ママは良い方ですし、この子をとっても愛しています。
 お家では優しいお兄ちゃんたちもいるし、お祖母ちゃんと同居もしているので、そこそこ賑やかだとは思います。)

 子どもって、本当に健気だなってつくづく思い知らされます。

 本当は、泣きたかったんだろうな。

 だから2日目、ママが午前の仕事をお休みしてお部屋に来てくれたときは!!
 見つけるやいなや駆け出し、喜んで抱きついてしばらく離れなかった姿を見て、なんかもう、私が泣きそうでした。

 でもって、ママが帰るときには、これまた泣かないでバイバイしてね。

 それどころか、ママが来たことが余程嬉しかったのか、その後もニッコニコで給食も食べてね。

 まだ1歳半の子だよ。
 本当に凄い。

 てか、泣けばいいんだよ!!

 と何故か泣きそうな私が、泣くのを我慢している子どもを思わず抱き締めていました。


 こういう“当たり前ではない姿”をママにも知ってもらって、更に愛情を深めて貰いたいな、と願うばかりですよ。