ピアノの事 | パンダの日記「パンダ日和」 by pandaosaco

パンダの日記「パンダ日和」 by pandaosaco

何が必要で、何が大切なのか――?
時に初心に立ち返り、自身の傲慢・慢心へ問いかける。
それが全ての糧となると信じて (C)Pandaosaco

 
 ピアノを習っていました。

 始めたのは年長さんの頃で、辞めたのは、大学を卒業したときでした。

 それからの社会人生活は、何やら忙しく、私のピアノの蓋は閉じたきり。

 そして、その後の引っ越しを機に、私のピアノは姪っ子のものになりました。


 私が言うのも叔母バカな話なのですが、この姪っ子、感受性も豊かで、ピアノの腕前もなかなか。
 音大で教鞭もとる先生の勧めでコンクールなどにも出、賞ももらったりしているものだから、私のピアノは私から離れ、活かされ、本当に良かったな、と思っているわけです。


 そんなこんなで、私とピアノとの距離は離れる一方。

『ピアノ?もう全然弾けないよ~。昔の話~!』
という感じだったのですが、こうして仕事で弾くこととなり、触れている内に、
『もう一度ちゃんと弾けるように練習したいな』
という気持ちが、日に日に大きくなってきております。

 とはいえ、ピアノが日常の息抜きになっているらしい姪っ子に、『ピアノを返して』と言うわけにもいかず。
 否、言っても返ってくる訳がなく。

 そんなわけで、値段も手頃で場所もとらない電子ピアノをネットで見続ける日々。

 そして、今夜も気付いたら、こんな時間。

 今の私は、楽譜をどこまで読めるのだろうか?

 昔の自分を辿り、懐かしむ感情も久しぶり。

 あの頃も、頑張って生きていたな。


 否、今はとりあえず、無理矢理でも眠らなければ……。

 おやすみなさい……。