2021-2023 Artist Ranking(ランキング公開しました!!) | パンダの音楽

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静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

独自ヒットチャートの公開、お気に入り楽曲の紹介等を致します。

 

 

3年ルーティンのランキング公開です。

今クールも前回3年間と同様に、ロングヒットを抱えるアーティストが有利になる結果になりました。2020年から頭角を見せたYOASOBIが1位に躍進(前回11位)、2023年の「アイドル」の大ヒットが大いに影響していますが、「夜に駆ける」「群青」などロングヒットも抱え、まさに「今クールを制した」印象があります。2019年に確立した「3強」…米津玄師(前回2位)、あいみょん(前回3位)、Official髭男dism(前回1位)の中で、Official髭男dismは今回で2位にランキング、5年以上にわたって人気の絶えない「令和を代表するロックバンド」といえましょう。この3組のロングヒット曲…米津玄師=「Lemon」、あいみょん=「マリーゴールド」、Official髭男dism=「Pretender」は未だに週間チャートTOP100内にランキングしていて、息の長さに感心します。3位のAdo(前回485位)、4位の優里(前回129位)は大健闘!、いずれも2020年以降のニューフェイスで、それぞれAdo=「新世界」「」、優里=「ドライフラワー」「ペテルギウス」などのビッグヒットを生みました。

アイドル勢で最上位にランキングしたのは5位のBTS(前回6位)、集計期間の途中でグループでの活動が止まってしまったのですが、「Dynamite」「Butter」の大ヒットが票を伸ばしました。ソロでもJung Kookが61位にランキングしていて、ワールドワイドに強い存在であることを見せつけてくれました。他に、前期(2018-20)→今期(2021-23)を数字で表すと…

King & Prince(16)→(12)、乃木坂46(5)→(13)、Snow Man(28)→(14)、BE:FIRST(圏外)→(15)、SixTONES(25)→(16)、NiziU(35)→(17)、INI(圏外)→(20)、日向坂46(23)→(21)、なにわ男子(圏外)→(22)、櫻坂46(10)→(23)、JO1(55)→(24)、WEST.(ジャニーズWEST含む)(24)→(27)、TWICE(4)→(28)、Sexy Zone(26)→(29)、Hey!Say!JUMP(18)→(33)、AKB48(12)→(34)、SKE48(20)→(35)、=LOVE(36)→(36)、関ジャニ∞(31)→(37)、Kis-My-Ft2(19)→(38)、LE SSERAFIM(圏外)→(39)、SEVENTEEN(64)→(40)、NewJeans(圏外)→(41)、STU48(30)→(42)、NEWS(22)→(43)、KinKi Kids(32)→(46)、≠ME(圏外)→(47)、NMB48(15)→(49)、ENHYPEN(780)→(50)、…とまぁ、ものすごい羅列になってしまいました。旧)ジャニーズ系がどちらかというと降下傾向、AKB系も降下傾向、坂道系も降下傾向、といったなかで韓流系アイドルの活躍が目立っている印象でした。

なお前回および前々回同様、集計上の混乱を避けるため、基本的にはソロ活動は所属するユニットの得点として含んでいません。個別集計について、主だったものを下記にしるします。

 

米津玄師 ;基本的に米津自身がソロクレジットでリリースされた楽曲の得点を集計しています。ただし、DAOKO × 米津玄師の「打上花火」のみ個々のアーティストに得点を分散加算して集計しました。

AKB48 ;派生ユニットやメンバー個々の他のグループ(SKE48  /NMB48 /HKT48 /STU48 /NGT48等との絡み)もあり、分別するのが難しいため、基本的にそのまま個々のユニットないしソロプロジェクトで集計をしました。

モーニング娘。 ;毎年名前が変わるユニットであるが、"モーニング娘。'21"・"モーニング娘。'22"・"モーニング娘。'23"の3組の得点を集計しました。

KAT-TUN ;"亀梨和也"のソロ活動の得点を総合計すると"190664"になります。

サザンオールスターズ ;"桑田佳祐"と"原 由子"のソロ活動の得点を総合計すると"95208"になります。

東京事変 ;"椎名林檎"のソロ活動の得点を総合計すると"20525"になります。コラボレーションのあった"millennium parade"、"Belle"の得点についてそれぞれ均等に割り振って集計しました。

YOASOBI;"Ayase"と"幾田りら"のソロ活動の得点を総合計すると"2984680"になります。派生してコラボレーションのあった"Creepy Nuts"、"milet"、"Aimer"、"MAN WITH A MISSION"、"ミドリーズ"の得点についてそれぞれ均等に割り振って集計しました。

EXILE TRIBEEXILE を含め"EXILE "名義をすべて総合計すると得点は"741214"になります。このうち、"EXILE"単一個体名義の得点は"15964"、"三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE"は"岩田剛典"のソロ活動の得点を総合計すると"160578"になります。

刀剣男士;派生したアーティスト名が6つほどありましたが、すべてまとめて"刀剣男士"名義で得点を集計しました。

前期同様にアニメ系は「当たっては消え」ヒットがめまぐるしく、キャラクター名を個々に覚えることは相当ホネが要ります。まったくもって、ホント、時間がかかる作業です…。


1988年以降、3年区切りで発表しているこのランキング。前回同様、ダイジェストを下記に並べておきます。
光GENJI →CHAGE&ASKA →Mr.Children →GLAY →浜崎あゆみ→ORANGE RANGE →EXILE →AKB48 →AKB48 →AKB48 →Official髭男dism→YOASOBI;
前回のことですが、やはり、「時の人」的なアイドル性の高いアーティストが軒を連ねる結果になりました。邦楽週間ランキングで毎週のようにチャートを沸かしているアイドル系やアニメ系は、若年層主体に人気のポップカルチャーで、本来もっと追随すべきですが、…いやぁ、50歳近くのオヂサン、チンプンカンプンだけど、頑張ってついて行きましょう!!。


<1988~1990>→1988-1990 Artist
1位:光GENJI
2位:工藤静香
3位:TMN

<1991~1993>→1991-1993 Artist
1位:CHAGE&ASKA
2位:B'z
3位:槇原敬之

<1994~1996>→1994-1996 Artist
1位:Mr.Children
2位:TRF
3位:B'z

<1997~1999>→1997-1999 Artist
1位:GLAY
2位:L'Arc~en~Ciel
3位:SPEED

<2000~2002>→2000-2002 Artist
1位:浜崎あゆみ
2位:モーニング娘。
3位:宇多田ヒカル

<2003~2005>→2003-2005 Artist
1位:ORANGE RANGE
2位:B'z
3位:浜崎あゆみ

<2006~2008>→2006-2008 Artist
1位:EXILE
2位:倖田來未
3位:KAT-TUN

<2009~2011>→2009-2011 Artist
1位:AKB48
2位:嵐
3位:KAT-TUN

<2012~2014>→2012-2014 Artist
1位:AKB48
2位:Kis-My-Ft2
3位:SKE48

<2015~2017>→2015-2017 Artist
1位:AKB48
2位:乃木坂46
3位:嵐


<2018~2020>→2018-2020 Artist
1位:Official髭男dism
2位:米津玄師
3位:あいみょん

<2021~2023>→2021-2023 Artist
1位:YOASOBI
2位:Official髭男dism
3位:Ado

今回のアーティスト・チャート(2021-2023 Artist)で男声ソロで健闘したのは、上述の優里(4位)と米津玄師(7位)の他に、Vaundy(11位)、Tani Yuuki(25位)、藤井 風(30位)などがあり、いずれもこの期間ならではのニュー・フェイスです。ロック勢では、上述したOfficial髭男dism(2位)の他に、King Gnu(7位→6位)、back number(17位→8位)、Mrs. GREEN APPLE(27位→9位)、SEKAI NO OWARI(50位→31位)など、TOP10内に4組も時を彩るバンドがランクインし、ロック勢が強い期間となりました。Saucy Dog(18位)、マカロニえんぴつ(32位)などのニュー・フェイスの活躍もこの期間ならではといったところです。女声ソロで活躍したのは、上述のAdo(3位)とあいみょん(19位)の他に、Aimer(10位)、LiSA(26位)の活躍が目立ちましたが、この2組はアニメタイアップの大ヒット曲があるものの、それ以外は大きなアタリがなく、市場としてはちょっと寂しい印象です。伏線的に頑張っている女声ソロとして挙げられるのが宇多田ヒカル、1997-1999付チャートからたどると、(14)→(3)→(21)→(11)→(圏外)→(圏外)→(91)→(57)→(44)というランク踏み。活動休止していた2期間でランキングしていないのですが、いつの間にやら息の長いベテラン・アーティストとして頑張っていることが覗われます。

それでは3年に1度のリコメになりますがこの辺で。またしても同じ締めくくりですが「花の色はうつりにけりな…」ですな、いとあはれ。