ドライブ小旅行@遠州北部:旧引佐郡など(主に湖北五山)(2018/11/03-04)① | パンダの音楽

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2018年11月3日(土・祝)~4(日)に両親とドライブした思い出を記事にします。10/14(日)の闇苅渓谷・砥鹿神社へのドライブから短いブランクとなる。…このところ自身の事や親族の事とか、両親と話し合うことが多くて、浜松⇔藤枝の移動が多かったためだ。なお、先週の闇苅渓谷・砥鹿神社へのドライブの記事のリンクはこちら→ドライブ小旅行@岡崎~豊川(主に闇苅渓谷・砥鹿神社)(2018/10/14)
11月3日(土)は父が一人で浜松へ来て、私を藤枝の実家へ連れて帰る道中に神社参りをすることにした。実のところ「自身の事」というのは、ここ最近ツイていないことがあって、運気アップを願ったのがキッカケだった。
最初は袋井の叔父の家に寄ろうと思っていたのだけれど、叔父が留守だったため、久しぶりに小國神社に行ってみることにした。当日は森町のお祭りがあり、さらに七五三の宮参りで、小國神社はかなりの人出で混んでいた。森町のお祭りとは「遠州森の祭り」といって、毎年11月の第1金・土・日曜日に行われる。今年は11月2日(金)~4日(日)の開催だった。町をあげてのお祭り!!、関連ホームページはこちら→静岡県森町観光協会
このブログを書くにあたり小國神社で何も写真を撮っていなかったことを悔やむ。何度か訪れたことがある神社で、目新しい発見がないと侮っていたからだ。なのでブログの記事冒頭の画は拾いもの、小國神社の公式ホームページはこちら→遠江國一宮 小國神社。参拝を終えて、ことまち横丁(神社の近くにあるお土産屋さん)に立ち寄る。賑やかではあったが男2人、仲良く抹茶ソフトクリームを舐めるわけでもなく…、でも「本場」の次郎柿が大ぶりで美味しそうで、しかも「お得」だったので買ってしまった。ことまち横丁のホームページはこちら→小國ことまち横丁。上の画は森町の観光協会が発行しているパンフレット。小國神社をはじめ、森町にある古寺古社についてコンパクトに案内されている。「森のまつり」をはじめ郷土の伝統行事についても説明があり、大変タメになる。下の画は森町を鳥瞰図ふうにまとめたマップで、新東名のスマートICが設立されてからリニューアルされていて、見ているだけでおもしろい。なお、当ブログでは森町を歩いたことを記事にしてある、リンクはこちら→天竜浜名湖鉄道に乗る旅①天竜浜名湖鉄道に乗る旅②
ここで私が父に「秋葉山の本宮(上社)に行ったことがない」と言うと、「じゃぁ、行ってみるか!」。私は子供の頃ないし学生の頃に秋葉山の下社は訪れたことがあるのだが、上社は未知の世界。小國神社から旧:豊岡町+旧:天竜市経由→R152を北上→天竜川船明(ふなぎら)ダム湖沿いを走り、おそらく旧:龍山村に入っていた辺りだろうか、道路の右側にでっかい石塔が2本建ち並ぶ。秋葉山本宮につながる山道の入口だった。
天竜川にかかる橋を渡ると、さて、そこからはくねくねとした山道が続く。もう日が暮れかかった頃で、既に森林の中は鬱蒼としていた。時おり、山を下りてくる車とは何台かすれ違ったが、山を上るのは自分たちの車だけだった。
ドーン!!、秋葉山本宮に到着。全国にある秋葉神社の総本社である!。小國神社を出て、途中ガソリンスタンドに寄ったが、およそ1時間ほどのドライブだった。父はぐるぐるとカーブが続く山道を運転するのが好きで、もう古希を過ぎたのに私よりも腕前はお達者である。
16:30頃の到着。既に駐車場は閑散としていて、もう戸締まりをしようと思っている宮司さんたちからしたら迷惑な参拝客だったであろう。上の画の鳥居は立派なもので、高さ10mくらいある鉄製だった。そこから本殿までは500mくらいはあっただろうか石畳の参道を進む。見事に「ハイキング」で、上り坂を歩くのはめっぽう弱い父の様子を見ながら、ゆっくり森林浴ていで歩いた。石灯籠が参道沿いに途切れなく並んでいて、多くの人々から信仰されていることが伺えた。「本宮」だけあって、当たり前だが下社より規模が大きい。山奥の社だと思って鷹をくくっていたが、圧倒された。画に残さなかったが、境内へ行く途中に、参道の鉄柵がぐにゃりと曲がっていて、人の背丈ほどある石灯籠が倒れ砕け散っていた!。どうやら先日の台風24号からの被害で、へし折れた杉の大木が山から落ちてきてモロに激突したのだと思う。山の神様(=天狗)が棲んでいても自然の猛威は恐ろしいものだ。

境内の中、本殿手前の鳥居。自然豊かな杜の神社にして異様なキンキラキン!。皇太子さまと雅子さまとのご結婚を祝って建立されたもので「めでたしや」モード全開なのである。また、来年(2019)年号が変わると思うと感慨深いね。
そして本殿に到着!。日暮れ時の参拝で、しかも憂さ晴らしの状態だったが、気を鎮められる。
 
私の実家がある藤枝の地元は信仰熱心なのか、町内会で当番制で毎年秋葉山詣でをする。大事だね、「火の神様」。子供心に年の初めにわざわざ遠出でお参りする秋葉山は「さぞえらいものだ」と憧れていたりもした。
嬉しかったのが、この夕暮れの展望!。霞がかかっているのは致し方ないが、天竜川の河口から中田島砂丘、浜名湖と遠州灘の雄大な眺め、さらには袋井のエコパスタジアムも見つけることができた。淡い青と紫とピンクのグラデーションが素晴らしい。
私の自宅の近くに流れている馬込川が河口部でくねくね蛇行しているのも確認することができ、…「こりゃぁ洪水するわけだ」!。
紅葉にはまだ早い季節だけれど、黄色に染めきったイチョウの樹が際立つ。あれ、いつの間にかライトアップ!。
ぼんやりと、ただ父と2人で居る空間だけど、ほんのりした。いい時間だった。
本殿を後にして駐車場へ戻る帰途。神門がライトアップ、何とも幻想的!。これは「西ノ閽の神門(にしのかどもりのしんもん)」といって平成17年に建てられた新しい建造物、オール天竜杉使用がポイント。
いいじゃん!、日暮れ前の秋葉山本宮秋葉神社!。閑けさの中、何だかすごい贅沢な時間を過ごしたような気がする。
西の門をくぐった後の画。ライトアップされたおかげで、行きに門をくぐった時よりもくっきりと門の中の構造物を確認することができた。名前はわからないけれど、お寺の山門と違って左大臣、右大臣みたいな像が設置されている。画の右側だけ電気が切れていたのが気の毒だった。
門には中国伝来の東西南北の四神の彫刻があり、画に写るのは青龍(東)。これと同じ境内側に朱雀(南)があり、門の反対側(出口方向)に玄武(北)と白虎(西)の彫刻が施されていた。
秋の日暮れはつるべ落とし。暗くなるにつれて西の門はますます幻のように浮き立つ。父も明るいうちにしか秋葉神社を訪れたことがなくて、ライトアップの光景に感動しているようだった。なお、秋葉山の公式ホームページはこちら→秋葉山本宮秋葉神社
その後、秋葉山から新東名経由で藤枝の実家へ帰る。浜松浜北ICは浜松中心街からはかなり離れていて、かえって西鹿島とか天竜二俣あたりの住民にとっては便が良くなって喜ばれたであろう。父は天竜市街を通り抜けて飛龍大橋を渡ったらすぐに新東名のICがあることに驚いていた。
この日のドライブの道のりのおさらい:藤枝実家→県道32号線(藤枝黒俣線)→県道216号線(堀之内青島線)→県道216号線(善左衛門藤枝停車場線)→大井川焼津藤枝IC==東名==浜松IC→国道152号→浜松自宅→電車通り→国道152号→浜松浜北IC==新東名==遠州森町IC→県道40号線(掛川天竜線)→県道280号線(宮代赤根線)→小國神社→県道280号線(宮代赤根線)→県道40号線(掛川天竜線)→国道152号線→県道285号線(大輪天竜線)→秋葉山本宮上社→県道285号線(大輪天竜線)→国道152号線→浜松浜北IC==新東名==藤枝岡部IC→県道81号線(焼津森線)→県道32号線(藤枝黒俣線)→藤枝実家。浜松中心街に寄ったりもして正確な距離はわからないが、約196kmのドライブ。父さん、今日はいろいろ付き合ってくれてありがとう!。記事が長くなったので明日へ続く。