さわやかウォーキング@金谷→川根(2016/10/15) | パンダの音楽

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静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

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10月15日(土)に行われたさわやかウォーキングに参加したことを記事にします。今回はJR金谷駅がスタートとなっていますが、実質的には川根町(現:島田市)がメイン会場となります。
JR金谷駅のホームにて。人混みが去ってからの撮影ですが、土曜日で行楽日和ともあり、大勢の方が電車を降りていきました。金谷駅はこのさわやかウォーキングで何度か訪れていて、金谷駅スタートの記事がこちら→さわやかウォーキング@金谷~島田蓬莱橋(2015/05/31)、金谷駅がゴールの記事がこちら→さわやかウォーキング@島田~金谷(2015/10/11)

今回はJR金谷駅(スタート地点)にてポイントカードのスタンプをしていたので、早速人混みに入ることになります。さわちゃんやポポちゃんのお出迎えはありませんでした。

いざ、スタート…というか、大井川鐵道金谷駅に向かいます。

購入した乗車券がこちら。通常、金谷⇔家山(往復)でSL乗車だと¥3,240するところを¥1,500で発券!!。SLに乗りたいところだけど、時間を気にして普通列車に乗ることにしました。(普通列車で、金谷⇔家山(往復)だと¥1,640です。)

コース図はこんな感じ↑↑↑↑↑。JR金谷駅(スタート)→(大井川鐡道)→家山駅(=実質スタート)→三光寺・足地蔵→八垂の滝→越地八幡神社→野守の池→天王山公園→家山駅(=実質ゴール)→(大井川鐡道)→JR金谷駅(=ゴール)。歩く距離は約9.0km、所要時間約2時間30分のコースです。コースの名目は「SL列車で行く 秋風薫る川根路散策 八垂の滝と野守の池」です。

こちら、大井川鐵道金谷駅のホーム。細い通路に人混みが…しかも到着する列車は2両編成なのでした…。

混雑していたものの座席に座ることができ、しかも川沿いを眺めることができた席だったのでラッキー。画は金谷駅から新金谷駅に向かう間の車窓から撮ったものだが、実に良い天気で富士山を眺めることができました!。

金谷駅から2つめ、新金谷駅ホームにて。展示用?なのか、2つの車輌がお出迎え。他にもいろいろな車輛が置いてあって、鉄道マニアの聖地ですね…。

金谷駅から3つめ、代官町駅。金谷町役場(現:島田市市役所金谷庁舎)の最寄り駅です。上述したさわやかウォーキング@島田~金谷(2015/10/11)でもニアミスしたポイントです。

金谷駅から4つめ、日切(ひぎり)駅。金谷消防署や日切地蔵尊の近く。日切地蔵尊は正しくは「日限地蔵尊」と表記されます。「日を限って願掛け参りをすれば願いが必ず叶う」と評判が高く、静岡県内屈指の霊場で、私も訪れた事があります。

金谷駅から5つめ、五和(ごか)駅。「ごわ」でなくて「ごか」、知らなければ読めませんよね。1面2線のホームで、無人駅の割にはしっかりした作りです。金谷駅から五和駅までは沿線に田んぼや住宅も多く、駅間も短いんだけど、ここから本格的な田舎に入ります。

五和~神尾間にて。大井川をメインに、森林と茶畑の風景。「緑」が多くて実に目にやさしい。この緑の風景とトンネルが交互に続くわけで、旅情を高めます。

金谷駅から7つめ、福用(ふくよう)駅。ホームにコスモスが植えられていてかわいらしいものでした。この駅の前後の神尾駅と小和田駅はうまくショットできませんでした、私もプチ乗り鉄としてまだまだ修行が足りない。

金谷駅から9つめ、家山駅に着きました。川根町(現:島田市)の中心地にあり、大井川鐡道沿線にて、SLも臨時快速も停まる主要駅です。…それにしてもまぁ、車内は混んでいました。土曜日でただでさえ観光で混みあうのに、千頭や井川の方へ向かうツアー団体もあって、大井川鐡道からしてみれば踏んだり蹴ったりのイベントだったんだろうなぁ…、もちろん普段から足として使っている乗客からしてみればこの上ない大迷惑なんだろうけど。

上の画が家山まで乗ってきた車輌、近鉄の特急電車で使われていたもの、16000系。「きかんしゃトーマス号」が運転されるときにPRでラッピング電車となったこともあるとか。あいにく家山駅到着時はSLやトーマス号との出会いはありませんでした。

そうそう、トーマスに会いたければ千頭まで足を延ばさなきゃぁだよね。

ホームから家山駅を写したもの。なかなか年季の入った建物で、建て直す気はさらさらない感じ。蒸気機関車とともに映画やドラマの撮影で使用されているところなんですよね。

川根温泉へ向かうバスが停まっていました。島田市のコミュニティバスのようです。川根温泉へは大井川鐡道からは「川根温泉笹間渡」駅が最寄りです。ちなみに関連ホームページはこちら→川根温泉 ふれあいの泉

家山駅から国道473号方面へ。さぁ歩くぞ!!。

独自で大井川鐵道のウォーキングコースが設けられており、コースが重複しているんです。

家山駅入口の交差点付近。国道473号線と県道265号家山停車場線とが交わる地点です。画の中央部に写っているのは、天王山の展望台です。

三光寺へ向かう途中。コースでも和菓子販売スポットとなっている三浦製菓さん。お茶羊羹で有名なお店です。ホームページはこちら→三浦製菓

↑↑↑お茶羊羹ってコレね、よく駅の売店で売られている。私も大好きな銘菓です。

家山駅より約1.3kmで、三光寺に到着。貞和2年(1346)に夢窓国師[むそうこくし]の開山といわれる古刹で、西国33霊場を模倣したミニ霊場巡りの遊歩道があることで知られているとか。満家山三光寺(まんかざんさんこうじ)…「家山」という文字が入っていることは、何かしら地元の由縁に関連しているのかもしれない、と勝手に思いました。

山門前にて。やや画がブレました…。周りの杉の木は老木が多く、歴史を感じさせます。

なんと!、この日は珍しいことに仏前結婚式が行われていたのでした。伝わりにくいけど、画の真ん中はお嫁さんです。ちなみに、(仏前だからあまり関係ないけど)この日は大安でした。

境内の中はウォーキングの客と結婚式の出席者とでごった返し。もちろん本堂の中には入れません。腰から下の病に御利益があるという「足地蔵」なるものが境内にあったようですが、見つかりませんでした、残念!。

こちらが、本堂へ続くメインの階段。赤じゅうたんが敷かれていて、歩くことはNGでした。

足地蔵の代わりでもないが、六地蔵がありました。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上…六道の各界に迷う人間を慈悲をもってお救い下さる仏様です。ありがたやありがたや。

三光寺は折り返し地点となり、また三浦製菓の前を通る。三光寺門前ってことで「お灸だんご」っていうのも売ってたんだ…、歩いているときは「甘いものはパス」って思っていたけど、立ち寄ればよかったなぁ…。

その後、来た道より右折して、県道63号線(藤枝天竜線)に入ります。今回のウォーキングコースのメインストリートになります。

家山トンネルの手前にて、見晴らしの良いところ。画の真ん中は川根市街のオアシス、野守の池です。それにしてもまぁ、良い天気!。

家山トンネルをくぐります。ネットで「家山トンネル」と検索すると、「家山桜トンネル」とヒットします。まだ見に行ったことはないのだけど、家山は桜の名所なんです。

越地地区にて、この辺りから家山川沿いを歩くことになります。林道明ヶ島線との交差地点で、家山川沿いにはこういった林道と交わるスポットが何ヶ所かありました。

山道ならではですが、二車線になったり一車線になったりする行程で、終始、車とのすれ違いに気を遣うことになりました。

立ち寄りスポットではないのですが、家山川に注ぐ沢からなる小さな滝がありました。やや火照った体に涼をそそりました。

家山川沿いにある茶畑、川根茶は全国的に知られた高級ブランドですね。山間部のお茶は渋みが強い分、香りが高くて、スッキリとした味わいが特徴です。私の地元の藤枝のお茶にも通じるものがあります。

八垂の滝の近く、橋が架けられていて、対岸にはトイレが設けられていました。

三光寺から約2.5km、やっとこさ着きました、八垂(やたる)の滝。高さ10mで、名前の通り八つの滝からなります。飛沫をあげて流れる様は何とも美しいものです。

八垂の滝の傍にある橋より家山川をのぞいだ図。水は青く静寂をたたえて流れ、いかにも清流といった感じです。

さて、八垂の滝にて、またしても来た道を引き返すことになります。

(おそらく)越地地区にて。ちょっとした距離なのだけど、八垂の滝のあった所よりも川幅が広くて、開けた風景になります。

その後、市道に入り、八垂の滝から約1.4km、越地八幡神社に到着します。「こえち」「こしじ」…?、読み方はわかりませんでしたが、質素な社でした。近くに仮設トイレが設けられていました。

ひたすら家山川沿いを歩いているのですが、川根文化センター「チャリム21」に続く道がありました。

前山橋付近にて、ここから左折、県道39号線(掛川川根線)に入ります。

川根郵便局前にて。周りの田んぼでは稲刈りが行われていて、何とも香ばしいにおいが立ち込めていました。

田んぼ沿いの道にはコスモスが咲いていました。いかにも秋も深まる時季を感じさせる花です。

越地八幡神社から約1.7km、野守(のもり)の池に着きました。

南北朝時代に、夢窓国師を慕い京都からやって来た野守太夫という遊女が悲恋の末に鯉に身を変えてこの池に消えたという伝説があって、今でも背びれのない鯉が棲むという…。

川根の町は「にほんの里100選」にえらばれていて、野守の池はその象徴たるもの。公園化されていて景観の良い里池です。大井川の河跡湖といわれていて、遠い昔に大井川が大きく蛇行していたことが想像されます。

ヘラブナ天国ともいわれていて、池の周り一帯に釣り客が竿を下ろしていました。何とものどかな休日!。

野守の池の周りをぐるりと歩き、約1.3kmほど歩いて、天王山公園に到着しました。小高い丘は古墳の史跡になっていて、縄文時代から弥生時代にかけての土器が出土し、歴史的にも重要な場所です。現在では親水施設や芝生広場、野外ステージのある公園として多くの人に親しまれています。

天王山公園にあった大きな桜の木(画の左側)、「川根町巨木の会認定木」の看板があって、「天王山の桜」と称されていました。

今や旧自治体名となってしまった「川根町」ですが、今回のウォーキングでもこのような看板を見かけました。手にしたガイドマップにも「「川根町巨木の会」ではないけれど、巨木・古木・珍しい木をまとめた地図が載っていて、予習しておけばもっとウォーキングを楽しむことができたかもしれません。

展望管理棟までは上らなかったのだが、天王山公園から野守の池方面を望んだ画です。ホントに始めから終わりまで天気に恵まれたウォーキングでした。

天王山公園から下り、駅前通りまで戻ってきました。

家山駅到着、ゴール!!、お疲れさまでした。

ゴールの家山駅では無料でお茶を提供してくれていました、駅のすぐ近くにあるお茶屋さん「朝日園」さんです。ブログのHPがありました。リンクはこちら→~お茶屋 朝日園の日常から~

川根抹茶たいやき…残念ながらお休みでした。

家山駅には売店があって、SLがらみのお土産が売られていました。

こちらもSLがらみ、トーマス号のプリントクッキー…新金谷駅でも売っていて、買った記憶があるような…。

そんなこんな、朝ほどではないけど混みあう列車で金谷方面へ帰ることにしました。画にはありませんが、帰りも近鉄電車16000系でした。あいにく、帰りも大井川を眺める側(進行方向左側)に乗ってしまっため、山方面を眺めることができませんでした。

画がみづらいですが、神尾駅にある「たぬきの村」です。信楽焼のたぬきがいっぱい置いてありました。

新金谷駅にて、なんじゃこりゃ?的な画。SLが千頭方面へ発車するところだったんです!、あえなく下車しての撮影がNGだったので、目に焼き付けて終わるしかありませんでした。

はい、帰ってきました、金谷駅。年季の入った看板。

SLにはちゃんと会えなかったけど、16000系お世話になりました、現役続行お疲れ様です!。

こちら、大井川観光連絡会による大井川鐵道沿線の観光案内図です。もともとは金谷町、川根町、中川根町、本川根町の榛原郡4つの自治体があったことを物語っています。

金谷駅にもトーマス号と写れるプレートがあったりするんです。

これが金谷駅発の列車の時刻表です、びっくりするくらい本数が少ないです。ローカル線だから無理はないんだろうけど、金谷⇔千頭間が14往復が8往復に減るし、シビアな経営をされているのが伺われます。

こちら、金谷駅の売店にて。ここでもSLがらみのお土産が何点か売られていました。

目をひいたのがSLの形をした黒い容器にお酒が入っているもの、旅の思い出になりますね。

それじゃぁ、バイバイ!、大井川鐵道。売店で買ったのは大井川ふるさと弁当、もう、お腹ペコペコ。

ジャーン!、大きいおにぎりが2つ入っていて、見事にカロリー還元!。この土地の名産であろうシイタケとタケノコ、桜エビの甘煮、画の右側にある黒いのはヤマメの甘露煮でした。ヘルシーな内容で、美味しく頂きました。

こちら、容器に印刷されていた静岡方言集、静岡県出身の私でも使わないなぁという方言がいくつかあったりします。お腹いっぱいになったところで、金谷の地をあとにしました。

SLの画に恵まれなかったのだけど、先ほどのお弁当にポストカードがおまけでついていました!。上の画がC11形190号機、家山よりも上流にある下泉駅にての風景です。

こちらの画は川根町のパンフレットの表紙、C11形312号。桜並木の中を走る姿は勇壮にして華麗でもあります。残念ながら2007年に引退している車輛なのでした…。

こちらはウォーキングした日の翌週、10/22(土)-23(日)に行われたSLフェスタ in 新金谷。前年のさわやかウォーキング@島田~金谷(2015/10/11)にて記事に載せましたし、今年はパスしました。金谷との鉄道による行き来もありましたが、全体的に川根色にどっぷりつかったウォーキングとなりました。SLとの出会いが少なくてやや寂しい感じもありましたが、天気にも恵まれ、ご機嫌で終えることができました、上出来!。以上、記事終わり。