2日目。相方の強い要望もあり今日は南のハナレへ。
強い雨が降り続いており視界は悪いがうねりはほとんどない。
はじめて乗る磯なのでハエ根や沈み根、ランディングポイントや足場にボルトが残っていないか、入念にチェックする。
ルアーを投げ始まるとリュウノスケにヒット!水柱から中々のサイズに思えるがやりとりの途中でラインブレイク。
自分もルアーを投げ続けていると沖でズバーーンと水飛沫があがる。
合わせをくれてやってファーストランがはじまったがすぐにブレイク。原因はガイド絡みによるもの。勿体無いことをした。
その後リュウノスケにもピックアップアップ直前にバイトがあったりと各々反応があって退屈しない。
テクニカルゲームロッドB12Mに持ち替えデッドベイトでカウントしていると引ったくっていくアタリ。
アカマス。引きが強くていい練習になる。
次もその次もアカマス、アカマス、アカマス、、、
あっという間に10匹以上釣り上げる。アカマス祭り。
がしかしこの磯は一度ラインが噛んでしまうと“ほとんど外すことができない沈み根”が存在するようであまり手応えが感じないサイズであってもこの根に巻かれると何度かラインを切らなければならないことがあった。
磯によって投げてはいけないところが存在する。デッドベイトは魚の付き場や状況変化、地形把握にも特化しているのでこうして地道に経験を積んでいく。
ルアーを投げ続けていたリュウノスケに何かがチェイスしてくる。何回も何回も追ってくるからその内しっかりと姿を確認できたソレはカンパチ。20キロ近くありそうだ。
自分も隣でデッドベイトとルアーを駆使してどうにか口を使わせてやろうと奮闘したが波長が合わせられずにとうとう姿を現さなくなった。
ライブベイトでは巨ザメと思われるアタリが1回。餌を半分食いちぎっていった。
大雨の中、逃げ場のない磯の上でメシを食う。
デッドベイトを投げてみるけど状況が変わったのか先ほどのパターンでは反応が悪い、手を替え品を替え探っていると今度はアオチビキに黒カッポレ、カスミアジにアカマス達の入れ食いがはじまる。どうやら今日はこういう日みたいだ。
一見して簡単そうに見える餌釣りだがデッドベイトは考えることが多く奥が深い。
弟も「テクニカルゲームロッド×ナイロン30ポンドシステム」にて名脇役達を連発している。この2日間だけでもものすごい量の経験値を積めたのではないだろうか、
磯の活性も最高潮になってきて海面下が水族館のように魚がうじゃうじゃといるが驚くようなバカでかい魚は見当たらない。
チャンスは1日1回必ずある。
今日はそれを序盤で潰してしまった。
瀬上がりして宿につき釣り上げた魚が食卓に並ぶ。遠征において磯以外はリラックスできる環境があるのはとてもありがたいことだ。
これにて母島遠征は終わり。
明日の便で移動し父島調査編がはじまる。