「人を貶めといて、自身が優位を気取りたい存在」の醜い振る舞いの、世界各国での差のないこと。
多くの人はそうでないはずなのに、報道でこうしたフォーカスがあるとき、「個人由来の行動か」「世相的な裏打ちに思案なく追従した結果か」は分かりかねなくなる。
そうしたものを追求せねば事後にも似通う種を残すからこそ、犯人の動機の顕在が肝心なのに、かの国はこの手の犯罪の動機をつまびらかにできないくらいには、まだ弱い一面に縛られている。
「突き上げ」を回避してるつもりかもしれないが、疑心暗鬼の募るやりようは、長期的には歪みも疑惑も解消されない毒を自ら抱え込む。
個人の犯行だ、で済ませたさはわからんでもないが、稚拙な対処で矮小化に手を貸しただけに映ります。これは暗愚なことです。

