母が病院にくことが確定しているのがあと3回。
そのうち明日の通院は半日を越す投薬をする最長拘束な治療で、開院と同時に開始予定。
お弁当を持参して治療するとあって、母もどこか気を引き締めている感じ。
それもそのはず、この半年かかりきりになった治療の最終のシークエンスで、「ここで寛解」なのか「以後に別口の再治療の継続」かの節目を迎えることになるんです。
入院の最初は待合室のベンチにも座ってられなくて「横になりたい」と虫の息で付き添いの私に言ってきました。
もちろん、大きな地域の中核病院で「座る」のも難しいほど混雑してる状況下で、ベンチを占有する状況でもなかったのです。
私は母にその旨を説明し、横にはさせてあげられないって伝えてから、肩に手を添えてトントンしてるだけが関の山だったのが半年前。当時いくらか安堵からか耐え忍べただけでも「よくやった」って労(ねぎら)いたくなりました。
それが今や車の運転で買い物まで出来てますし、炊事も洗濯もやれてます。
よくこらえてきましたものね。その総決算みたいな日が明日の治療にかかってる感じになり、気負う質の母の気質は、息子の兄弟うちでも一番遺伝してる私には痛いほどわかります。
しないでいい心配まで、先んじて見ておきたがるのもどうかしてるって思うんですけどね。
今晩まではたくさん食べて、たくさん休んで過ごしてきたから、きっと治るよ。
明日を乗り越えて、今後の生活を向上させようね。体も心も、本当に大事。