母の朝は早い。5時には仏壇前の仏花のお水が変わってるし、6時に「新聞がまだきとらん」と言ってる。早いんです、と伝えます。
今日などは朝刊のチラシを見て、メモまで取り出して買ってくるものリストを作り出しています・・・・これは・・・まさか・・・・「買い出しに行く気でおる?」と母に聞くと、ニヤリと笑って「車まで運べるかしゃん?」と自動車で買いだす気満々だった。
足のむくみも全完治でもないし、治療の中途ではあるものの、「入院がなくなった」事実が、母の声を大きく自身のあるものに変えてたし、張りが出てきた。
多分当人に全く自覚なく、喜びが溢れてる。こぼれ出してる感じでした。
そりゃあそうです。半年間のスパンが決定してた治療は8回の投薬治療ごとに経過観察こみの入院が決まってて、入退院が半年続きました。
投薬当初は髪の毛が抜けおち、皮膚が粉を吹いたように足元に散りました。それが治療の進みごとに緩和されていき、食欲も戻り、体も自分で起こせるようになりました。それが今や補助器具なしで歩け、ラストの投薬も「外来でいい」となったため、母には希望が降り注いでいます。
今日も午後からケアマネージャーさんと福祉器具やさんに会い、散々お世話になったベッドサイドの起き上がり補助具と、歩行補助器具をレンタルしてたのを終了できるとこまで来ました。
半年で目まぐるしく状況が変わりますね。
一つ強く思うのは、心がしっかりしてるかどうかで、行き先が全然違う景色になるってことでした。
まだ、母の病気は治療途中です。治し切るまでが治療です。うわつくのは仕方ないけれど、どうか根治まで行けますように。寄り添える期間が持てて、息子は幸せですぞ。