くっそぉぉぉ!!!!
漫画講座の先生やってるときに、映画「ルックバック」を見ちまったのは大失敗だったような大成功だったようなすごく不思議な気分です。
ものを作る人間、特に漫画、アニメを作りたがる人間はこの映画は1回見ていたほうが絶対に良いです!!!!つか、みろ!!!エモーションが疼いて疼いて止まらなくなります。
ものを作るときにたった1人で過ごしてた時間がある人、これからまだそういった孤独に耐えていくことを予感している人間、まだ開いていないページがたくさんあると自分で思っている人間、は、この映画に心を奪われる事は間違いないです。
昨今、クリエイター側の葛藤や人生訓を描く漫画や映画ドラマは多いものですが、エモーションの点において、その再現性や、心もとなさ、もどかしさ、などがこんなにふんだんで、こんなに豊穣で、こんなに優しい作品はとっても稀です。
血潮がたぎってたぎっておさまらんのです!
障害者手帳があろうが、子供だろうが、容赦なく1700円を分取る料金体系も作品を見てしまえば合点づくになります!!
この映画にはそのお金を払うだけの価値がありますし、それをうんと高く乗り越える高みに、観客を連れて行っていってくれます
漫画講座をやってる時に、こんな作品を見せられてしまうと、どうしようもなく、胸が苦しくなり、まだまだ全然できることがあるって、ただ闇雲にもどかしくなりました。
溢れかえるエモーションで胸がいっぱいになります。