頼まれると、なんとかやってあげたいって思っちゃう質だ。
昔っからそうで、おっつけ「自身の持ち出し」にあまり躊躇しない人になった。
威勢がいいし、頼み勝手もいいかも知んないけれど、身を持ち崩すほどの破綻もしがちで、よくへこたれ出しもするから、長期的にはうまいやり口とは世辞にも言えない。
父の性格と父方のデラックスな気風が、基本的に「相手の要望以上にやってあげちゃいたがり」を目指しがちになったのです。
これまでの仕事でも自前で仕事に関することでも動くことがままあり、持ち出しが多いことで自身への疲弊も招いたし、それを重ねだすから引き返しも難しくなる。結果「もう駄目だ」までつきあいきるやり口が状態化する悪循環を自らが招くのね。
断るのが下手、ともいえます。
冷静さと丁寧な調査をした上でなら、相手だって無理強いはしてこないような話にも、半身乗り出して成果を出してあげたがってしまう。おせっかいだし、勘違いもこもってるね。
結果を出すことは自分の中でも重要な事柄ですし、それがあるから周囲にも評価もしやすい。
駄目になるにせよ、結果まで出してることは、後に強みとなるし、経験値も上がる。
とはいえ、持ち出しをしたがってまで挙動するのは行き過ぎです。はっきりいうなら愚かです。
頼んできてくれる相手にしても、「引き受けてくれるかも知れない」はこっちの素性と性格を値踏んでくれた上で、選んで持ってきてくれてる。いい顔だってしたいのだ。
ゆえに、慎重でなくてはいけない。
感情に任せた「やっちまえー」ではどこか危険なのだ。
ゆえにゆえに、乗っかるからには「全損しても、痛くも痒くもない」手合のスタンスのものまでが限度というものでしょうね。
これまで、そうでなかったのが、おかしかったわけです。はい。