コタツ姫の作る粘土キャラが秀でる点があるとすれば、それは元気な顔でも、健康な顔つきでもない表情やたたずまいにあると思います。
元気がなく、生気に欠けた表情が頻発しますし、他の作家先生たちが難なく健康やほとばしる笑顔などを目指す姿勢と、決定的に真逆のベクトルです。
姫自身がその出来栄えに得心し、気にいるときは、決まって「世間ウケする」作風でない時です。
そうしたありようを彼女は「綺麗」といいます。
映えのするものでなさのうちに、なにかを見つけるのは姫のいいところです。
なんでこーゆー顔ばっかり模索するの?って聞いたら表題の言葉を言いました。
「よそ行きじゃない顔・誰にでもある顔」
それをわざわざ作りたいのだと。
そうか、なるほど尊いなと、これを🐼が言いましたんで、途端に姫の「ここは褒めてくれろそうな機会の感じだ!」に勘付きやがりまして、そっからぎこちなく「名言吐こうとするマシーン」化しだし、途端にしくじりトーク連発で「もうやめろ!」と🐼に諌(いさ)められる始末。
なんにも考えてない時の放言が眩(まぶ)しいだけなので、あの人は意識しだすと途端に凡人以下になるとこもチャーミングです。