ピロウトークス:楽しい方がいいじゃない | アメブロなpandaheavenブログ

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最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

🐼もたいがいな短気な質(たち)ですし、相棒も負けず劣らずの短気っぷりです。

🐼の短気は論理的な怒りが積み上がり、堅牢で、執拗で、根深いのに対し、相棒のそれは藁が燃え上がるようなごく短期間の火炎で感情に任せた津波みたいな怒り方です。

 

それゆえ互いの気性の違いは互いに知れており、対処のしようも心得ておるのです。

 

相棒が職場でロンダリングばりな人事異動の大波にさらされていたんです。

個人的な意見を堅牢に持たない相棒は、職場の人にしてみればやる気のある明るい子」みたいな使用感で、入所者さんファーストを貫いてもいるから引く手あまたになりがちです。

 

実際、相棒の会社の今期の異動は「相棒がついてくれるなら、無理も引き受ける」とまで言い出す「切れ者」同僚がユニットスタッフの選定に会社人事に堂々の突き付けを放つほどの始まりもあった。

 

相棒は入所者さんには受けがいいし、本当に心尽くす。実際国家資格も取得しており、知識としての職業的な教養には富むし、機転も利けば、応用も随分とそつなく、間違いなく発揮できる。そういうライトスタッフが宿る。

 

されどメンタルの意味から組織の提出物や「せねばならぬ」なる約束事の類で拘束や約束事が極端に苦手で、本当に「守り切れなさ」が病的にある。病的にと書いたが、実際本当に適わないことがあって、それは怠慢とか自堕落由縁でないのは、🐼にはわかる。

 

そして相棒自身にも、万が一そうした不備部分で、その職場に居合わせに支障をきたされるような物言いを迫られでもしたら、秒もかからず「辞めます」を言い出すくらいの気概を、周囲の誰もがい知ってる。

 

相棒はよくいうんですけど、「終の棲家にしたいわけでもなく、縁あって今、こうした施設にみんな事情あってきてるんだ。否応なく過ごす場所でもあるんだから、誰にだって楽しく笑って過ごせてたいじゃん」って。

 

入所者さんを無感情に、問題なく、過ごすだけの場所にも、多分できなくはないんです。

制度的にもそこを河南しきった制度設計とも言えないし、そこはスタッフのモチベーションが命な部分でもある。

 

心無いスタッフが虐待やいじめめいた言動挙動を、時折ニュースで聞き受けるけれど、そうしたごくごく少数の、心無いスタッフの馬鹿さがフォーカスされるのが、「実際はがんばってばかりいる」介護従事者をまで色目で猜疑心で見に行かせる突端になりかねず、つくづく残念だ。

 

相棒は亡くなるまでを一緒に過ごすんだから、楽しい方がいいし、笑ってた方が絶対いいんだよっていつもいう。いつも言わなくちゃなんないほどには、間に合わなさもきっとたくさん出くわしているんだと思う。

 

今回の人事異動のすったもんだは、相棒が「地獄のような陣営」に3か月ほど残留させられて、そのユニットの厳密な引継ぎを上司・部下に境目なく伝達するポジションで話し合いの幕を下ろした。

 

施設長まで居合わせる会議の場の終盤で、自身の上司にあたる人にまで眼前にして、相棒は「お前らちゃんと覚えるんだぞ!」と偉ぶって言い放つと、混迷と忸怩(じくじ)を極めてたその会議の幕切れは、やけにみんなを和ませ、笑わせての終焉を得た。

こういうのがやたら相棒はうまい。

しかも全く無意識に「笑って終わらせたいだけ」で、組織の偉い人も部下の人らも全く感知なしにこれを繰り出せる。その意味では阿呆でありますね。

 

相棒はこんな感じで、相手の身分や肩書を乗り越えた態度で一貫してる。

あっけらかんと、阿呆みたいに放言を躊躇しないようにも見える。

駆け引きで言えば、負の局面・側面であっても、入所者さんに負荷の及ぶ案件なら毅然と守護する方をとるし、その際は忌憚のない、よどみのない論調で相手を打ち負かし始めるから、相手はひるんで驚く。

 

そこを押して相手がまだ対抗心を燃やすとき、相棒は躊躇なく相手の逃げ口を封鎖しだし、徹底的な論破を容赦なくする。そのくせトドメを刺さずに、最後には相手のいいとこを褒めだしたりもする。苛烈な感情の発露を津波並みに繰り出せるが、不思議にその根底には冷静が透けて見え、事態の正確な把握をしてるし、機転も利く。しかもその一切合切が「計算づく」が微塵もなく進む。

なので事後でいきさつは聞けても、経緯の純ぐりな描写だけで、計略も腹心もまったくきれいにない。漂白といっても差し支えないほど、腹心がない。

 

日常的に、最も昼行燈の阿呆を徹底してるだけに、当施設のスタッフの幾人かは、男女問わず本当に号泣まで追い込まれて挙句・改心もしてる。だけど相棒にそこまでの追い込みを受けて一人もそれでやめた人はいない。相棒の根底にある心意気には曇りがない。

相棒の方も「それでやめたって知ったこっちゃない」と一点の曇りもない。

それもどーかなとも思うけれど、「🐼がそれされたら、逃げ出すな」といい添えると呵々と笑ってる。

 

結局、腹案で動くような輩は、その安普請さを呪いたくなるほど地盤が緩いものであって、お軽いのである。

相棒は全く嘘がつけないため、なんだって漏れ出す人だけど、その分偽りのなさは誰もに愛されてる。無論、🐼もそこは大好きだし、今もまだ救われれ続けている。

今晩の夜勤も、滞りなく済んでねと、祈りながら🐼は先に就寝。おやすみでござる。