能登での看護婦さんの大量退職に思う | アメブロなpandaheavenブログ

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最近漫画の先生始めました。
好評です☆

写真を撮ったり映画を見たり。でもやっぱり普通が一番!
みんなも無理しないでね!

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相棒が日々の介護職の多忙のうちに、現場の人たちの類まれなガッツと、「できる人ばかりがぶっ壊れるまで延々頑張り続けさせられる実情」と「漫然と、ただ職場然として、新しい仕事、困難な仕事に手を出そうともしないスタッフ」が混然一体化してる様子がわかってるんです。

 

コロナ禍全盛の時も思ったんですけど、公機関や組織上層部ってのは事態の正確な把握よりも、「命令一下」しただけで、その補充もケアの散弾も随分と雑に放棄した。

コロナ禍の「保健所」が急激にこうむった多忙さと、人員のあてがいの少なさは、結局「無理を押して頑張りぬいたガッツある人ら」の過剰なまでの職場での活躍が機能させられたからだあった。

 

こうした「常時間に合わなさ」が付きまとう時、昨今の天災の多さと、上に挙げた国家や組織上層が「充足させないできた」ツケが、いよいよ「現場サイドが、真の意味で保身せざるを得ない」とこまで追い詰められたんで、この記事のような到達しか手立てがないとこまで露見してしまった。

 

今年1月の能登半島地震で被災した石川県の奥能登地域にある四つの公立病院で60人以上の看護師が退職したり、退職の意向を示したりしていることがわかった。看護師の総数約400人のうち約15%にあたる。看護師自身が被災し、生活再建の見通しが立っていない。退職者が看護師の2割に上る病院もあり、病院関係者は医療体制が維持できなくなるのではと危機感を募らせる。

能登の医療・看護環境は国も県も把握できたはずだし、できてなかったが原因の話なら、そんな奴らは税金の泥棒だ。


「手が打ててなさ」は現場がフォローしてくれてただけで、依存すべきファクターではない。その部位の利用をつづければ、おのずから消耗疲労はピークを越える。

 

医療・介護従事者にも家族がある私生活がある。幾分か一般人のそれより献身を求められるケースが多いものだから、日常的にそうした面をタフネスにしてる人たちです。

 

彼ら彼女らが、その職場を辞するほか、自身の健康なり生活なりが「決定的に破壊されて、回復不能になる」まで危惧するから、「そうなる前に」事前に手を下した、が記事の底意のはずです。

 

退職された方だって後ろ髪を引かれる思いのはずです。

ここまで「間に合わせ切らないで済ませた」とりまわしの不手際には、責任者が存在します。まずはよそごとにかまけてないで手を打ち、現場を救い、のちに責任を取りなさい。


能登の震災でははた目にも人災の側面がいつもの震災の環境下より数段見劣るし、正直なにか魂部分の切迫が何か足りてなく見える。

 

それは相棒から日々聞く「いろんな間に合わなさ」を鑑みるに、この当該記事のような挙動に出るしかなさは必然だったのに・・・としか思えない。


なにより、医療・介護従事者のほうが「患者」になりかねない苦境なのは記事からでも息遣いが伝わるようだ。