母は素直で、ちょっと天然で、
そして根気強い。

ある日、
「ねぇ、お母さんが、忘れっぽくなったなぁと感じたら、漢字、書かせてね。」
と言ってきた。
どこかで「物忘れには漢字を書くことが効果的」と聞きつけたらしい。

ん?
それまで待つ?
と、
心の中で可愛げのないつっこみをしつつ、

それより、今から日記つけてみれば?

と提案すると、
素直に日記を書き始めた。

その話をしたのが、ちょうどふたりで
ドライブをしている最中だったので、
早速本屋に寄って
日記帳を買ってきた。

私の提案に素直に
「やってみるっ」って言ってくれたのと、
母の気に入った日記帳が
すぐに見つかった嬉しさで
第一号は私からプレゼントをした。

あれから6年。

母は今でもずっとずっと
日記を書き続けている。






なんにでも根気がなく
三日坊主で終わってしまうわたしは

すごく尊敬している。


毎年毎年、同じシリーズの日記帳を
年末に贈ることにしている。





今年も一年分の感謝と、
来年も
楽しいことをいっぱい綴れますようにの
願いをこめて。