「合格のために最も必要なのは、父親の『経済力』と母親の『狂気』」という決め台詞は、テレビドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』からきているらしい。
というのも、私は、そのドラマを見る機会がありませんでした。
いつか、見たいです。
ただ、話題になっていた時の紹介記事、それについて分析した記事をいくつか読みました。
アメリカの生徒にとっても、「父親の財力と母親の狂気」は重要です。
そのせいもあって、以前の記事「佐藤ママが、アメリカ駐在妻になったら」でも、父兄の話が前面に出てきてしまいました。
「狂気」というと、言葉が少しおどろおどろしいけれど、「研ぎ澄まされた情報収集を長期にわたって継続する集中力と決断力」という表現に置き換えられるかもしれません。
もちろん、ご父兄や生徒本人の生まれつきの有り余るほどの才能のために、努力を要せず、狂気をおくびにも出さないグループもいると思いますが、合格するかしないかの境界にいる生徒には、狂気にも似た一心不乱の努力とサポートが必要になるかと思います。
のちに、紹介していけると思いますが、一、二年の準備で、親も低学歴で大学入試の仕組みもよくわからない状態で合格していく生徒ももちろんいます。
そういう例外を指して、親のサポートはナンセンスというグループもいますが、大半のご家庭では、よく仕組みを理解して、正しい努力をして、生徒のベストの力で、ベストの進路を開拓していくのが、普通かと思います。
ここで、「普通とは?」論争に入りたくはありません。
アメリカの大学受験も「情報戦」です。
ところが、生徒は、学校の勉強、課外活動もスケジュールにパンパンに押し込んでいます。
そのうえで、生徒本人が、受験の歴史的な展開、現状、新しい機会、将来への展望を、中学、高校で7年間も常に研究し、親を巻き込んで協力させるということは難しいと思います。
それが、できる生徒は、やればよい。
でも、大半の生徒は、親の年代の大人ほどの分析力がないと思います。
大学は、誰が生徒のスケジュール管理をしていたかなんて、入試で評価しません。
母親でなくても、生徒の身近な人(父親、家庭教師とか)でその役割を担える人が必要と思います。
「父親の財力」は、言うまでもなく、両親のどちらかが、場合によっては仕事をセーブすることになっても、まずは、生活費と基本の教育費が確保されることが必要です。
その上で、大学に寄付をするためではなく、必要な時に、必要な課外活動をする費用を気前よく出すために必要ですね。
大学に寄付するやり方もありますが、工学部校舎を一棟、建築するぐらいのお金を出せるなら、もちろん、一考の価値があります。